産業福祉マネジメント学科の教育方針

学科長メッセージ

気付きが好奇心を生み、興味に発展する

産業福祉マネジメント学科 学科長 園田洋一
産業福祉マネジメント学科 学科長 園田洋一
東北の地域課題に取り組む産業福祉マネジメント学科で大切にしているのが、トータルマネジメント力です。トータルマネジメント力とは、「①観察する→②気付く→③What?Why?と考える(好奇心が生まれる)→④興味を持つ→⑤深く調べる」というサイクルであり、それを繰り返すことでのみ獲得できる力でもあります。

トータルマネジメント力を磨くため、本学科では企業との交渉やプレゼンテーション、調査など、学外でのフィールド学修の機会を多く設けています。目の前の現象に疑問をもち、違う角度から光をあて、正解を疑い続けること。新たな気付きは好奇心を生み、興味へと発展していくことでしょう。

学生の行動力が地域社会にどんな未来をひらくのか、期待値大です。

産業福祉マネジメント学科紹介ページ

教育研究上の目的

当学科では、主として産業レベルにあっては、経済的な効率経営に加え、対人サービスとしての福祉的経営の要素を取り入れた組織経営人として、また、地域密着型で自身が新しい事業を興する創業的な志を持つ起業家として、健全な経営(マネジメント)や地域貢献を実現できる人材を養成します。そのため、入学者の受け入れ、教育課程の編成?実施、および学位授与について、以下のように方針を定めています。

入学者受け入れの方針(アドミッション?ポリシー)

入学考査の結果、以下の要件を満たしていると判断された方を受け入れます。
①意欲?適性:まちづくりや地域経済について関心があり、実践的な活動を通して主体性を持って地域の人々とともに学ぶ意欲を持ち、地域に貢献する気持ちを有する人。
②知識?技能:「総合的な探求の時間」での実践的な活動を通して得られた課題発見力をフィールドワーク等で役立てることができる知識とスキルを有する人。
③態度?志向性:自分の考えを持ち、人に伝えることができる。人の意見をよく聞きながらお互いの理解を深めていくことができる人。

卒業後の進路?将来像:卒後の職業として、広く総合型の企業人を目指すことや将来的には、企業経験をいかした起業計画を具体化させたいと考えている人。また、行政官として地域に貢献することを望んで公務員を目指す人のために多様な環境が整っている。

入試方法
原則として、入学者の選抜は書類審査、学力検査、小論文、レポート、プレゼンテーション、面接等により①②③を多面的?総合的に評価します。

教育課程の編成?実施の方針(カリキュラム?ポリシー)

①入学前教育:指定図書を読破して、著者の意図を客観的にレポートとしてまとめ提出する。レポートの書き方や論理的な文章のまとめ方を添削?指導します。
②初年次教育:少数単位(20 名程度)のクラス編成で 1 年を通した友達づくりにつながるコミュニケーション環境を提供します。また、地域の問題?課題を抽出し解決策を考えていくための手順?手法の学び方を模擬実践を通して養います。
③ 基盤教育:一般的な教養分野に留まらず、「地域?防災教育(例: 地域活性化マネジメント論、災害と社会など)」の実社会とのつながりが深い実学?実践を重視した学びを身に付けます。
④ 専門教育:カリキュラムは、福祉系、マネジメント?リスク系、経済?経営系、社会起業?地域創生系、観光系、それに付随する関連科目が体系的に用意され、学生の問題意識にしたがった考え方、知識、技能を身に付けます。
⑤資格取得?キャリア教育:国家資格である「総合旅行業務取扱管理者」「国内旅行業務取扱管理者」の試験取得のために専門科目の集約。また、社会で必要とされている防災士等の資格取得を目指します。

学位授与の方針(ディプロマ?ポリシー)

当学科(専攻)で身に付けた以下の項目が所定のレベルに達した方に学位を授与します(卒業要件となる単位数等は、全学の方針の通りです)。それぞれの達成度は、ルーブリック等に示された基準に基づいて判定します。
①興味?関心のレベル: 社会科学における様々な分野への興味と東北の地域課題に関心を持ち、フィールドワークを通して実践的で学際的な議論ができるよう研鑽している。

②知識?技能のレベル:企業経営資源に関する専門的知識?技術や専門領域を超えての問題探究の姿勢を身に付けることができる。例えば、経済?経営理論の基本を理解し、異分野との比較?分析?考察ができる。

③実践的理解のレベル:リーダーシップを発揮することができる。例えば、社会奉仕体験活動やフィールドワークなどの経験を通して、他者と協調?協働して行動できる。また、他者に方向性を示すことができる。倫理観を養い協調性を身に付けることができる。例えば、まちづくりプロジェクト実践活動などで行政?企業?NPO等との「関わり」経験を通して、自己の良心と社会の規範やルールに従った行動ができる。

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