2024/05/10 リハビリテーション学科

籔脇健司教授?稲垣成昭准教授の論文がAmerican Journal of Occupational Therapyに掲載されました

リハビリテーション学科作業療法学専攻の籔脇健司教授?稲垣成昭准教授らが取り組んだ要支援?要介護高齢者を対象とした研究が、作業療法領域において世界で最も権威のある雑誌とされるAmerican Journal of Occupational Therapyに掲載されました。

この研究は、作業療法士による包括的環境支援が高齢者の役割機能やメンタルヘルスなどの改善に寄与するというエビデンスを明確に示した報告です。日本からこの学術誌に論文が掲載されることは快挙といえます。

籔脇教授らは、この研究成果を高齢者の認知症やフレイル(虚弱)の予防法開発につなげるため、さらなる研究に取り組んでいます。

<論文情報>
Kenji Yabuwaki, Kazuya Shinohara, Akira Fujioka, Shigeaki Inagaki, Kazuki Hirao: Effectiveness of comprehensive environmental support for community-dwelling older adults: A single-blind randomized controlled trial(地域在住高齢者に対する包括的環境支援の有効性:単盲検ランダム化比較試験). American Journal of Occupational Therapy 78(3): 7803205070, 2024.

https://doi.org/10.5014/ajot.2024.050431

稲垣成昭准教授(左)と籔脇健司教授
稲垣成昭准教授(左)と籔脇健司教授