2023/12/22 医療経営管理学科 リハビリテーション学科

医療経営管理学科救急救命士課程1年の学生が早期リハビリテーションについて学びました!

医療経営管理学科救急救命士課程1年の「シミュレーション実習Ⅰ」で、早期リハビリテーションについて、その目的や病気やケガによる安静によって引き起こされる廃用症候群と脳血管障害、大腿骨頸部骨折、膝前十字靱帯損傷術後の早期リハビリテーションのすすめ方を座学で学びました。その後、実技として歩行練習の際に使用する松葉杖や一本杖の長さの調整の仕方、杖を使っての歩行や介助方法、下肢の関節可動域練習の実際を経験しました。

医療機関へと救急搬送された患者様のその後を学ぶ機会として、座学と実技を通し早期リハビリテーションの必要性と365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@性、どのような内容の理学療法が、いつから始まるのか等に関して、救急救命士課程の1年生の授業を国見ケ丘第一キャンパスのウェルコム21で行いました。

安静を保ち寝ている(臥床)期間が長くなるとそれに伴い、身体の機能は低下し様々な弊害(廃用性症候群)を起こします。
この弊害を未然に防ぐあるいはひどくしないためにも、早期からのリハビリテーションは365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@となります。

今回は理学療法を中心に歩行や関節可動域運動の実際を体験しました。
歩行については、大腿骨頸部骨折骨接合術という手術では骨折の状態にもよりますが、手術翌日から痛みに応じ体重の1/3を手術した脚にかけ平行棒や歩行器で歩行を始めます。全体重をかける事が可能となれば1本杖の歩行となります。
体重のかけ方や杖の長さの調節、杖歩行の際の介助者の位置など、患者?介助者を交互に体験しました。

授業後の学生の感想では、

?救命の授業では事故?災害現場から病院までの治療について主に学んでいるが、傷病者が入院中に行うリハビリについて知ることができよい機会となった。
?松葉杖や杖の使い方が理解でき良かった

と言う声が多くありました。

リハビリテーションの最終目標はできるだけ高いQOL(Quality of Life)の獲得であり、Lifeは「生命」?「生活」、「人生」の意味を持ちます。
命に関わる救急救命士の役割、救命後の対象者の方たちの生活、人生に関わるリハビリテーションの役割、対象者のQOLに関わる専門職の役割が理解できたと思います。 
骨の弱化を予防するには立位が大切。機械で立位姿勢にするTilt tableを体験。
一本杖を利用し、階段昇降を経験。