2023/02/17 福祉行政学科

【学科報告】「宮城県の障がいを理由とする差別の解消に向けた取組」セミナーへ参加

2月13日に、阿部裕二教授の「リエゾンゼミⅡ」を中心とした福祉行政学科の学生(14名)が、宮城県が推進している「宮城県の障がいを理由とする差別の解消に向けた取組」のセミナーへ参加しました。

現在、宮城県は大日本印刷株式会社(以下、DNP)との共同で障がいのある人もない人も共生する社会の実現に向けた取組の一環として、障がいのある人等が外出先で困ったことをスマートフォンで周囲に知らせ、解決を図るアプリ(メイアイ:mayii)の実証事業を実施しています。

今回の取組は、「共生社会について考えよう 体験型セミナー」と題して、第一部「企業セミナー&プチワーク」として、印刷会社(DNP)がなぜ障がい福祉領域に取り組んでいるのかを学び、第二部では「ダイバーシティとは何か」を考えるための「IROIROボードゲーム」を体験しました。

第一部では、民間企業の取組の背景に関する説明とともに、手助けランキング138位の日本において、「見知らぬへの手助け」の行動に移せないのはなぜか、また、障がいのある人ない人の接点が少ない現状をどうすればよいかなどについて個人ワーク、グループワーク、全体共有を行いました。第二部では、困りごとをどんどん救っていく「ダイバーシティボードゲーム:IROIRO」を体験し、集団において、さまざまな属性の人がいること(ダイバーシティ:多様性)、さまざまな属性の人が、社会や組織の運営に参加していること(インクルージョン:包括?包含)などの理解を深めました。さらに、この場で実際にアプリを使ってつながり、問題解決を図る学生も見られました。

2時間を超えるセミナーでしたが、みんなで学び、みんなで考える場となりました。参加した学生は、多様性の365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@性や実現方法、自分には何ができるのかという問題意識を改めてもったという感想もみられました。今後も宮城県とDNPと共同しながら、「宮城県の障がいを理由とする差別の解消に向けた取組」に参加していく予定です。
取組の説明
取組の説明
グループワークの様子
グループワークの様子
ボードゲームの様子
ボードゲームの様子