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VOL.46 SEPTEMBER 2007

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スクーリング講義概要

■秋期スクーリングV

福祉社会学 赤塚 俊治

 超高齢?少子化,高度情報化,国際化が進捗して,家族関係や地域社会における生活環境が一層複雑な様相を呈している。こうした変革期の時代において私たちの社会生活にとって「本当の豊かさとは何か」を主眼におきながら講義を展開する。講義内容の具体的な視点として,現代社会が生み出す社会現象をより包括的に捉えながら,今日の生活問題を規定している諸要因やそれらの相互連関を体系的に究明する。特に国民生活のさまざまな社会問題に対応すべき社会福祉の援助過程に係わる社会的行為や社会政策などを社会学的な視点から現状分析することにする。そのための学習方法として,(1)社会学の一般的概念枠組みの理解,(2)現代社会の社会組織と社会集団に関する理解,(3)現代家族の変容と扶養機能の理解,(4)地域社会の変容と諸問題などを中心に講義を行う。その際,受講生の皆さんは,「事実?現実はいかにあるか」「いかにあるべきか?いかになすべきか」「それらはどこから」「どこにいこうとしているのか」を考察しながら講義に臨んで頂きたいと思います。
 (講義期間中は,プリントに沿って講義を進めますが,教科書を持参してください。)


児童福祉論 千葉 喜久也

 豊かな社会といわれる中で,悲惨な子ども虐待が増加し,少年犯罪の凶悪化やいじめの陰湿化,不登校児の増加等,子どもの問題は深刻化している。これらの子どもの問題は現代社会が生んだ病理現象の一つである。都市化,核家族化された現代社会の歪みが最も弱い子どもに向けられたものである。
 本講座では,こうした子どもを取り巻く社会現象の背景に迫りながら,児童福祉の制度やしくみについて学習する。そして児童福祉の新たな理念である「子ども家庭福祉」の潮流について理解を深める。なお,講義では実態の理解を図りながら,受講生が興味と関心をもって楽しく聴講できるようビデオなどを活用した授業を行う。また講義が一方的にならないよう受講生の感想や意見を吸い上げながら行う。テキストは中央法規発行のもの,東北福祉大学発行のもの,どちらでもよい。


社会福祉原論(職業指導を含む) 齋藤 征人

 【札幌会場受講者】本講義では,社会福祉の理念と歴史について基礎的知識を学修すると同時に,社会福祉の見方?考え方について理解を深める。
 また,社会福祉の方法とそれを実践する社会福祉専門職や各種資格制度,ならびに高齢者福祉,障害者福祉等の各分野論等についても概説する。
 併せて専門職業人として求められる基本的姿勢?態度についても考える。例えば,社会福祉の対象者が負わされている受苦に注目しながら,「利用者の立場に立つ」とはどのような視点なのか考えてみたい。
 講義を中心とするが,必要に応じてビデオを用いる。講義中適宜ディスカッションを求めることがある。


史料講読 岡田 清一

 本年度のスクーリングでは『吾妻鏡』の第一巻から,鎌倉幕府の成立過程を中心に講読します。その全てを講読するのにスクーリングだけでは短く,そのため,365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@な箇所を中心に進めていきたいと考えています。源頼朝の挙兵,源義経との再会,一ノ谷の戦い,屋島の戦い,壇ノ浦の戦いなど平家を亡ぼす過程で起こった有名な合戦,幕府の組織である侍所(さむらいどころ)?公文所(くもんじょ)?政所(まんどころ)?問注所(もんちゅうじょ)の成立,東国武士団の動向,頼朝と平泉藤原氏との戦いなどが網羅されているのが『吾妻鏡』第一巻です。
 なお,『吾妻鏡』は原則的に日本的な漢文体です。馴れることが必要です。これらを講読しながら,歴史資料全般についても考えていきたいと思います。


社会教育演習I 荒井 邦昭

 まず,事前に調査してきた公民館等の社会教育施設について,感想評価を含めて報告しあいます。参加者はさほど多くはないと思いますので,質問し合いながら,公民館の現状の一端をまず明らかにしたいと思います。その現状をふまえて,これまでの歴史的経過を考えながら,テキストの第2部で書かれている公民館での活動の中から一番興味を引かれたものについてともに考えましょう。そして第3部で述べられている職員のあり方を含めて,「こうあってほしい」公民館はどのようなもので,それはどうすればできるのかを一緒に考えたいと思います。最後に,スクーリングで自分なりに明らかにできたことを文章にまとめます。

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