インターネット?ゲーム依存対応入院プログラム

インターネット?ゲーム依存対応入院プログラムとは

キャンプせんだんは、これまでも不登校で行き詰まりを感じる子どもやご家庭を援助してきました。

このプログラムは、思い切って場所と生活を変えて、周りの人やインターネットやゲームと楽しく付き合えるようになりたい、そんな気持ちを持っている人を応援します。

私たちと一緒にこれからの生活を変えてみませんか?

プログラムのご案内

目的

日々の生活の中で傷つき、不登校やひきこもりの状態になり、インターネットやゲームとの付き合い方がうまくいかなくなる子ども達が増えています。インターネットやゲームの使用により、日常生活?社会生活に影響を受けている子どもが、入院での経験を通して、インターネットやゲームとの付き合い方を学び、生活リズムの改善や、自信を取り戻していくことを目指しています。

対象者

主な対象は小学校高学年から中学生となります。自分の考えで入院を希望し決断できる必要があります。児童思春期病棟の担当医師が診察し、インターネット?ゲーム依存入院の対象となるかどうかを判断します。

期間

約3ヶ月間の入院の予定となります。必要に応じ、期間を延長することもできます。

場所

東北福祉大学せんだんホスピタル 4階病棟(児童思春期病棟)

費用

各種健康保険が適用されます。また、各自治体の乳幼児医療費助成制度も適応になりますので、詳しくは病院スタッフにご相談ください。生活必需品(歯ブラシ、着替えなど)につきましては、各自ご用意ください。

治療内容

  1. 生活リズムの調整

    病棟では起床、消灯、食事等の時間が決められており、スタッフが規則正しい生活リズムを身につける援助をしています。

  2. 同年代の集団生活の経験

    人間関係や不登校といった同じような悩みを抱えた子ども達と一緒に生活し、遊ぶ経験を積みます。スタッフがその過程を見守り、援助することで関係づくりを行って、達成感と自信を取り戻していきます。

  3. 大人に相談したり安心できたりする経験

    医師?看護師?公認心理師?作業療法士?精神保健福祉士等、多職種の大人が関わることによって、自分のことや大人との関わり方を試したり、振り返ったりする経験をします。

  4. 薬物療法

    睡眠リズムが整いづらい、不安が強い、興奮しやすいといった症状に対して、必要に応じて主治医が薬物療法を検討?提案し、ご本人と保護者の同意の下で実施していきます。

プログラム紹介

「インターネット?ゲームミーティングBMSD」

インターネットやゲームと自分がどう付き合っていくのがよいかを、他の参加者やスタッフと話し合いながら見つけていく心理プログラムです。BMSDという名称には、Be MySelf with Digital の頭文字で「自分らしくある」と「デジタル(インターネットやゲーム)と共にある」の両方を大切にしたいという気持ちを込めています。

子どもとのコミュニケーションの質を高めて、より柔軟に!学びの会

「つい感情的になってしまって、子どもと言い合いになってしまう」、「小言を言ってしまって後悔する」などです。このようなときは、まず、子どもの気持ちや状態、子どもの置かれた状況について考え、理解を深めていくことが大切です。
この学びの会に参加して、他のご家族と一緒に、お子さまへの理解を深めつつ、実際にどのように声がけをしていくと、お子さまとのコミュニケーションが活性化されるのか、一緒に学び合っていきませんか?

申し込みの流れ

  1. お問い合わせ

    • 地域医療連携室:
      ? 022-303-0181
      受付時間 平日9時~16時まで
    • 「インターネット?ゲーム依存入院プログラムの希望」とお伝えください。 当院スタッフが生活の様子やインターネット?ゲームの使用状況等をお伺いいたします。
    • 必要に応じて外来受診予約をします。
      ※外来受診前に公認心理師が面談させていただく場合があります。
  2. 外来診察

    • 児童思春期病棟担当医師が診察し、ご本人の意思を確認しながら、入院の対象となるかどうかを判断します。
    • 対象となる場合は病棟見学も可能です。
  3. 入院日程の調整

    • ご本人?ご家族のご都合を伺いながら入院日程を調整します。
  4. 入院開始

    • 入院予定日に外来へお越しください。
    • 外来で再度ご本人の意思を確認のうえ、入院手続をします。

家族相談のご案内 

「お子さま本人が受診できないご家族へ」

インターネットやゲームの使用状況によって、日常生活や社会生活に大きな影響が出ていても、最初からお子さま本人が病院などの相談機関を訪れることができない場合もあります。
この家族相談では、公認心理師による「心理相談」?精神保健福祉士による「訪問支援」によって、お子さま本人が来院出来なくても、ご家族のサポートをさせていただきます。

対象

インターネットやゲームの問題を持つ小学校高学年から中学校のお子さまがいて、そのお子さまご自身が病院に来ることができないご家族を対象とします。

※既にお子さまが当院に通院中の場合には「家族サポートプログラムREST」(自費の家族心理相談)によって、公認心理師がお子さまのことをご家族と一緒に考えさせていただきます。詳細はお問い合わせください。

費用

家族相談は自費(各種保険適応外)となります。

お問い合わせ

当院の地域医療連携室にお問い合わせください。

地域医療連携室

TEL
022-303-0181 (平日 9:00~16:00)
FAX
022-303-0183
受付時間
月?金(祝祭日を除く)9:00~16:00