*With TOP > VOL.02 JULY 2002 > 
* *

VOL.02 JULY 2002

【学習サポート】

【現場から現場へ】

【スクーリングのご案内】

【スクーリング時の宿泊?交通】

【通信制大学院コーナー】

【お知らせ】

* * * *

【現場から現場へ】

[OB MESSAGE] あるべき福祉の姿を求めて

社会福祉法人【和森会】
デイサービスセンター『ヴィラ中央』『リバティ中央』所長

和田 昭恵
*

ご家族との関係やご友人とのお付き合いを大切にしながら,リゾートホテルのような快適さと病院のような安心感を同時に提供でき,人生の爛熟期を文化の香り豊かに演出できるようなサービスは,福祉の制度を活用して実現できないだろうか……。東北福祉大学で学んだがゆえにごく自然に沸いてきた問題意識が社会福祉法人【和森会】の福祉事業の出発点となり,行政当局や各種専門機関との連携のもとに数年にわたる調査?研究を重ねてまいりました。
そして,東に伝説の湖「小川原湖」を,西に「八甲田」連峰を望み,朝陽を仰ぎ夕焼けを抱くまでの一日の時の流れをお感じになられるように……。私たち日本人の心を和ませてくれる実り豊かな田園風景に囲まれながらも,センスあふれる素敵な都会的空間をシルバー世代の方々に……。これらの願いを込めて,平成11年1月1日にはデイサービスセンター『ヴィラ中央』ならびに在宅介護支援センター『かみきた』を,平成12年4月1日にはケアハウス『和森館』を,平成13年4月1日には痴呆症専用デイサービスセンター『リバティ中央』ならびに痴呆症専用グループホーム『和の家 なごみ』をと,3年計画で総合的福祉システムを“湖といで湯の里”青森県上北町に段階的に整備いたしました。
【和森会】では創設来,あるべき福祉の姿を希求して参りましたが,私どもの総合的福祉システムが新しい時代にふさわしい福祉サービスとなるように,日々,研鑚に励んでおります。ここでほんの少しだけ私どものサービスを紹介させていただきます。
私自身は,デイサービスセンター『ヴィラ中央』と痴呆症専用デイサービスセンター『リバティ中央』の両方の所長職を仰せつかっておりますが,【和森会】の各種サービス部門はそれぞれが独立して機能しているのではなく,全部門が相互一体となった連携体制のもとで機能を発揮いたします。
例えば,入居部門のケアハウス『和森館』やグループホーム『和の家なごみ』では,全室個室を基本にプライバシーの保障はごく当たり前のこととして,可能な限り自立した生活が維持できますようサポートさせていただいております。ご入居の方々が介護がご入用となった際には,併設のデイサービスセンター『ヴィラ中央』痴呆症専用デイサービスセンター『リバティ中央』ならびに在宅介護支援センター『かみきた』等の各種福祉サービスと,さらに介護保険等の各種制度を総合的に組み合わせ,【和森会】の有します全機能をもってして皆様のニーズに個別にアプローチいたします。また,それぞれのゾーンを相互利用するのもごく日常のことですし,介護?看護職員やケアマネージャーおよびソーシャルワーカーなど専門スタッフは,それぞれの属する部門の別にかかわらず,全部門のご入居?ご利用の皆様にシスティマティックにアプローチいたします。
このような有機的連携体制のもとに,各部門の設備?機能と,スタッフによる心をこめたサービスにより,ご入居?ご利用を選ばれた方々にこそふさわしい誇りあるシニアライフの拠点となるよう,そして豊かで充実したシルバーライフをお感じいただけるよう【和森会】のスタッフ一同心がけて,日々の福祉にかかわらせていただいております。
最後に。わが町は,天然温泉が豊富な“湖といで湯の里”青森県上北町です。だからこそ,【和森会】も皆様に天然温泉をご用意いたしました。【和森会】のサービスをご利用の皆様には,八甲田の眺望をお楽しみいただきながら,上質の温泉でゆったりとお疲れを癒していただいております。
どうぞ皆様,わが上北町へ,そして【和森会】へお出で下さいませ。
今日も,東北福祉大学での学びの結実を表現しようと努めております。

1つ前のページへ*このページの先頭へ

*
*
(C) Copyright 2002 Tohoku Fukushi University. all rights reserved.
*