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VOL.63 NOVEMBER 2009

【学習サポート】

【現場から現場へ】

【12月科目修了試験のご案内】

【冬期IIIスクーリングのご案内】

【9月卒業者アンケートより】

【9月卒業者アンケートより】

 『With』59号の3月卒業者に引き続き,平成21年9月26日に本学通信教育部を卒業された83名(社会福祉学科62名?福祉心理学科21名)を対象にアンケート調査を実施しました。10月26日現在51名(回収率61.4%)の方からいただいた回答の集計結果の概要は下記のとおりです。それぞれの生活環境?学習ペースに合わせて学習に取り組まれた様子が伺えます。是非これからの学習の参考としてください。

問1 通信教育部での学習は,職場や家庭などの日常生活で役立っていますか。N(回答の総数)=51

問1グラフ

◆役立っている内容(自由記述)

  • 福祉施設に勤務しているため,職員に福祉の動向など伝えることができた。
  • 保健師という仕事柄,子どもたちの発達に関することや多くの相談業務における話の聞き方?捉え方等,非常に多くの場面で役立っている。
  • 福祉の基礎的な知識を得ることができた。スクーリングで多くの職種の方と知り合い,情報交換など仕事の面でもつながりができた。
  • 通信は通学と違い,自分から進んで行わなければ何も進展せず,学校や先生方からの積極的な手助けはない。そのため,何に対しても自分から動くという行動力,わからないことがあっても自分で調べ解決しようとする意思が,これまでに身に付いたように思う。

問2 通信教育部で得た資格?学んだことを今後どのように活かしていきたいか(抜粋)

  • 学んだことは実際の生活の場面で役に立ったことばかりだと思います。折にふれて,教科書などを読みかえし,忘れないようにします。今後,近い将来,心理学科で学んだことを活かし,仕事ができたらと考えています。
  • まだまだ分からないことが多いので,できれば今まで学んだことをもとに,もっとつきつめて考え勉強していきたいと思う。ある程度自分に余裕ができたら心理系の仕事やボランティアなどができればと思う。
  • 当面は日常やビジネスにおける,他者理解力の向上に修得した知識を活用し,より自身のQOLを高めたい。退職後等の中長期的には,さらに知識や技能習得に努めて,心理的な悩みを抱える子どもたちを,ライフワークとして支援していきたい。

問3 在学中?卒業後「卒業?資格?学んだこと」をいかして転職?就職を行ったか(予定も含む) N(回答の総数)=64(延べ)

問3グラフ

問4 1回の学習にかける時間 N=51

問4グラフ

問5 学習の頻度 N=53(延べ)

問5グラフ

問6 具体的な学習の様子(抜粋)

  • 休みの日は,開館と同時に図書館で参考文献をあさりながら閉館(18:00)まで学習し,そのまま24時間営業のファーストフード店に移動し,夜中の12時あるいは1時まで学習することが多かった。
  • 早朝,5時から7時頃まで意識的に勉強した。夜間も時間があるときは行った。不規則な勤務のため,時間を見つけて取り組んだが朝に行っていたことが多かった。
  • 通勤時間に20~30分確保した。まとまった時間が取れる時は図書館や車で出かけ,車中で勉強した(家だと落ち着いてできなかった)。体調が悪かったり,疲れている時は無理をせず体調を整えることを優先した。
  • 仕事からの帰宅後,まずはパソコンで内容を作成し,プリントアウトし,見直す作業を21:00~0:00の間で行い,週末や少しの空き時間にレポートを書き写す作業を行った。

問7 学習をしていて辛かったこと(抜粋)

  • 仕事が忙しくなり,残業が当然という時期は,疲労がたまって全く学習をする気も起きず,卒業できるか……と不安になった。3年目,4年目は仕事中心となって,なかなかレポートも出せなかった。通信教育という体制について,理解してもらえず悲しい思いをしたことがあった。
  • 大学までスクーリングを受けに行くのにかかる時間?金銭的負担。
  • 基本的にレポートの提出期限がないこと。自ら目標設定をし,次の段階に進む手順を整えるという作業が自らとの戦いであり,少々辛かった。
  • なかなかレポートが進まず,あせりだけがありました。いつも心のどこかにひっかかっており,精神的に追いつめられた時期もありました。
  • 最初の1科目(2単位)レポートの完成に半年かかった。また,30単位くらいまでが,レポートの書き方がうまくいかず,本当に終えることが(卒業)できるのかと不安であった。会社を休めずスクーリング受講が進まず不安であった。

問8 学習をしていて辛かったことをどのように克服したか(抜粋)

  • 定期的にスクーリングを受け,モチベーションを上げた。休日に一気にまとめてレポートを片付けた。
  • 4年を過ぎてからは焦りが出てきて,まずは科目修了試験を受ける計画を立て,それに従ってレポートを書き始めたら,自然とレポートがはかどるようになった。
  • 勉強ができないことを焦るのではなく,今やるべきこと(育児)に集中することで,徐々に,勉強の時間がとれるようになってきた。
  • あえて学習計画は立てず時間がある(余裕がある)うちに,どんどんレポートを提出していった。
  • 行き詰まったときにはその課題についてはとりあえず置いておき,自分が書きやすいと思う課題について学習を進めた。そのほうが自分の学習が進んでいると実感でき自信が持てた。

問9 学習をしていて辛かったことをどうすれば対処?回避できたと思うか(抜粋)

  • 教科書を読むことを臆病がっていたので,日々コツコツ膨大な量の教科書を読んでいけば,レポートにすんなり取り組めると思いました。レポートを出すことを恐れていなければ,もっと早い段階で単位が取れたと思います。
  • 私は入学当初「まだ時間はたくさんあるから後でも大丈夫」と思ってレポート作成を後回しにしていたら,あっという間に4年が過ぎてしまった。ある程度の目標(この日にこの科目の修了試験を受けるなど)を設定して学習に取り組めば良かったと後悔しています。
  • 気分転換を図り,上手く学習との切り替えをする。
  • 1回は早いうちに試験を受けるか,スクーリングに出てみることで,「自分だけじゃない」とやる気が出てくる。

問10 学習をして楽しかったこと(抜粋)

  • 自分の中で曖昧な部分がはっきりと言語化でき,自分の言葉で言えるようになった時やその文章をみつけることができたときに楽しかった。
  • スクーリングで様々な年齢?出身地?職種の方々と触れ合うことができたことが楽しかったです。いろんな人のいろんな人生観も勉強できました。特に演習系の科目では様々な学友と学習のことを話し合い,お互いを励ましあうこともできました。
  • スクーリングには大学で勉強している実感と新しい知識をおぼえることができる楽しさがありました。
  • とにかく自分の知識や技術が,学習を進めるにつれて,「点」になり「線」になり,そして,90単位を越えるころには「面」になる。この成長を実感できることが楽しかった。

問11 スクーリング,レポート学習で印象に残ったこと(抜粋)

  • 社会学のスクーリングでの人の幸せとは何か?という話が印象に残っている。その後,社会学の理念や理論をもっと知りたいという意欲につながった。学んだ理論は介護の仕事をする上で,大変役立っている。
  • 教育心理学のスクーリングでは目から鱗の話が多くありました。教育とはヒトが人間になること,子どもは大人から学ぶ,学習とは「分かる?分からない」が交互におこり,感情を揺さぶること。人間には知識が必要不可欠であること。知識を教えるということが改めて大切なことだと思いました。

問12 1単位分(1課題)のレポート作成に要した時間 N=51

問12グラフ

問13 「レポート学習」について在学生へのアドバイス(抜粋)

  • 最初のうちはひたすら苦しいだけだと思いますが,一人で悩んでいても先に進まないので,早めにガイダンスを受講されることをお勧めします。
  • 積極果敢にレポートを提出することで道が開けると思います。分からないなら分からないなりにレポートを作成,提出し,再提出になったら指導欄の評価から何ができていなかったのかを把握し再び取り組めば結果は出ます。
  • レポート課題が難しそうな科目でも,いずれはそのレポートも作成しなければいけないので目を背けずに取り組んでみて下さい。レポート課題とテキストを何度も読んでみると,課題の意図が見えてきます。少しずつでもレポートに取り組んでいけば,いつかは必ず終わる時が来ますので,諦めずにレポート作成を行ってみて下さい。レポート作成が終わった時の達成感は気持ちの良いものです!
  • スクーリングを受講する前にレポートを提出した方がスクーリングに出席した時の理解度が良いように思います。
  • 分からないことがあったら,とにかく本でもインターネットでも新聞でもいろんなものを参考にして考えていくことが大切。分からないことでもいろんな角度から考えていくと何となく少しずつ見えてくるものもあると思う。

問14 科目修了試験の準備に1科目あたりどれくらいの時間をかけたか N=51

問14グラフ

問15 科目修了試験のためにどのような勉強を行ったか(抜粋)

  • 過去問を参考にまとめ,暗記(何度も書く)。
  • 試験1週間位前に自分で出題が予想される問題を作成し,それに対する模範解答を作成し,頭に叩き込む。
  • 試験一週間前から,作成したレポートや過去問から試験に出そうなところをピックアップして,とにかくたくさん書いて暗記した。
  • レポート作成に使用したノート,教科書をもう一度読み返すようにしました。

問16 科目修了試験の準備等について在学生へのアドバイス(抜粋)

  • レポート作成が終了したら,なるべく早めに科目修了試験を受けるようにしたほうが良いと思います(忘れないうちに)。
  • レポート学習を十分に実施していれば,特に準備は不要です。
  • レポートを読み返すだけではなく,過去問を利用するなど(他の学生との情報交換を含む)科目修了試験用の学習も必要だと思う。
  • 論文形式なので短時間で自分の考えをまとめて書けるようにしておくと良いと思います。

問17 通信教育部で共に学ぶ「学習仲間」はできたか N=51

問17グラフ

問18 通信教育で学ぶことについて職場の協力は得られたか N=51

問18グラフ

問19 本学通信教育部で学んで満足できたか N=51

問19グラフ

◆本学通信教育部で学んで満足できたか(具体的内容)(抜粋)

  • 福祉そのものはもとより,先生?学友など「人」を学ぶことができたことが大きな収穫です。
  • 学習することにより,より良く時間を使うことができ,自分から動き学ぶという姿勢も身に付いた。何より大学での学習をやりとげたという自信がとても大きいと思う。

問20 通信教育部で学んだ全般的な感想(抜粋)

  • 専門学校を中退していて,中途半端な自分で嫌でした。なので,通信の大学は絶対に卒業し,中途半端な気持ちから抜け出したいという気持ちがまずありました。卒業を迎えられすごくうれしく思っています。そして,本学で学んだことをこれから仕事でステップアップしていきたいです。卒業したからといって満足するのではなく,卒業後も習ってきたことを忘れないためにも自分の勉強はずっと必要だと思うので,これからが本当のスタートでもあると思います。勉強したのに仕事上で全然役に立っていないと思われないようにしていきたいです。また,自分で考えレポートを作成してきたことを忘れず,自分で考え行動していくようにします。
  • 先生方,通信教育部の事務の方々がとにかく熱心に私たち学生の勉強をサポートしてくれるのにびっくりしました。『With』や事務連絡の際の書類でさえ,「頑張っていますか?」「自分のペースであせらず学習を」などの言葉が添えられており,学習が進まずやる気を失っている時期などは,その一言で初心を思い出したり,「やらなきゃ!」と思うことが多くありました。
  • 投げかけた疑問や問いや不安等々に,常に真摯に受け止めて,返してもらえるという安心感のある学校でした。今後もたくさんの学生の方々の支えとなっていただけるようお願いします。
  • 友人,先生方,学校関係の方,たくさんの出会いから多くの学びがありました。人から学ぶという貴重な経験と,経験から得ることの365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@さを学ぶことができました。福祉を真摯に学ぶ人との出会いは,自らの福祉観をみつめなおすきっかけとなりました。仕事,育児との両立は,たいへんなこともありましたが,この経験は,これからの私の自信となることと思います。
  • 入学してすぐに取り組むことができず7月のスクーリングを受けて初めて情報を得ました。初めの3カ月がとても時間がもったいなかったと思います。あれこれ考える前に,まずレポートを出せば良かったと反省しています。もっと早くに卒業ができたと思っています。あれこれ迷う前にまずやってみることが,大切だと痛感しました。
  • 入学当初はやる気に満ちていましたが,日々の忙しさに追われ,段々と学習から遠のいていきました。5年在籍していましたが,レポートを一枚も出せなかった年もありました。途中で挫折しなかったのは大学で得た友人の存在,友人も頑張っている,私も頑張らなければと思えたからです。それから大学の雰囲気,先生方の講義,大学で勉強している実感が湧き,学習することが楽しく思えました。また機会があったら講義を受けたいと思います。勉強する楽しさを教えていただきました。
  • 初めのうちは,勉強方法もよくわからず,何をどうしたら良いか,わからず,とまどうことがたくさんでした。しかし2年くらい経つとようやく楽しさがうまれてきて,今では,もっと学びたかったなぁと思う次第です。私は札幌在住なので,大学へは何度かしか行けませんでしたが,若い頃に,「仙台で学びたかったなぁ」という気持ちでいっぱいです。レポートが山になっている時は,とてもうんざりしたこともありましたが,終わってみて,とても名残惜しく感じています。
  • 編入した時は全く先が見えず,本当に卒業できるのか実習に行けるのかと不安でした。少しずつ単位を修得するうちに「やればできる」という自信につながりました。また多くの東北福祉大学の先輩が福祉の現場で活躍されており,実習時や普段の業務の中でもとても親切にアドバイスや励ましの言葉をかけていただきました。福祉大の名に恥じないよう,この先も努力していきたいと思います。
  • 40歳を過ぎてからの孤独な勉強はなかなか頭に入らずレポートが進まず挫折しそうになったりもしましたが,スクーリングや学生交流会で知り合った友達と励まし合いながら何とか頑張って来られた。快くスクーリングにも参加させていただいた家族にも感謝しております。スクーリングでは自分よりも年上の方も多く,とても励みになりました。自分の住んでいる所以外でのスクーリング参加は(仙台の本校地を含め)ちょっとした旅行気分で(観光などはほとんどする時間もなかったのですが)楽しみができたように思いました。学習したことの半分も頭に入っていない状態ですが,自分で読み,調べ,文章を書く,論理的に物事を考える。ただ単に制度だけを覚えるのではなく,自分の考えを深める,自分の仕事や生活を見つめ直すということを学べたと思います。自分だけではなく誰もが不安のない幸せだと思える生活をしていくために福祉というものは存在する。大学で学んだことを活かしながら皆が不安のない生活をしていくよう支援していけるようになりたいと思います。
  • 高校を卒業し約30年になろうとしているが,社会に出て,そして働きながらまた勉強できたことは私にとってとても意味ある楽しいものだった。レポートを書くということはなかなか大変な経験だったが終わってみると辛いことよりも楽しかった方が大きかったように思える。

◇以上,ご協力に御礼申しあげますとともに,卒業生皆様の益々のご活躍?ご健闘を祈念いたします。

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