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VOL.61 JULY 2009

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教員MESSAGE [社会福祉原論]
“社会福祉原論”の履修者の方へ
―新しい教科書を用いてのレポート作成方法―

教授 田中 治和

 平成21年度から社会福祉原論を履修されている方で,『新?社会福祉士養成講座4 現代社会と福祉-社会福祉原論』(中央法規出版,2009年,以下新教科書と略記)を用いて,学習されている方に限定したお知らせです。

 まずは,“社会福祉原論”履修者の皆様にご迷惑とご苦労を,さらに不利益をおかけしていることをお詫び申し上げます。

 ご存じの通り,平成19年12月に社会福祉士及び介護福祉士法が改正され,それに伴い社会福祉士等の養成の在り方も大幅に変わりました。各科目の名称と授業内容の概要が明らかになったのは,昨年度であり,それに準拠したいわゆる教科書が発刊されたのが,今春です。

 本科目に相当する国家試験科目名称も20年以上にわたっての社会福祉原論から“現代社会と福祉”となり,発刊された新教科書の内容は,従前の教科書と比べるとかなりの変貌をとげたと言えます。

 私の担当教員としての努力不足との謗りは甘受致しますが,“社会福祉原論”の大学教育として,一定の研究教育の水準を担保するには,今暫くの新教科書の吟味検証と研究が必要です。  しかしながら,履修者の皆様へのこれ以上の不利益は許されませんので,レポート課題は一切変更しませんが来年4月末日まで受理した“社会福祉原論”のレポートにつきましては,以下の[暫定的対応]をさせて頂きます。

 平成22年度からの“社会福祉原論”の授業内容等(レポート課題及び教科書)については見直しの予定です。

  1. 暫定的対応の対象となる方は,平成21年度からの社会福祉原論履修者で,新教科書使用者に限定します。
  2. 暫定的対応の対象となる課題は,レポート課題の2単位め「社会福祉の体系を整理してください。」と3単位め「社会福祉の概念を他の生活保障方策(社会保障等)の概念と関連しながら説明してください。」の二つのみで,アドバイスを下記3.4.記載のとおりとします。
  3. 2単位めについて  新教科書の「第3章第4節 福祉政策の体系 pp.61-65」と「第10章第1節 社会福祉制度の構造 pp.212-218」と「第11章第1節 福祉サービスの供給部門 pp.230-239」を適宜まとめて下さい。
  4. 3単位めについて  新教科書の「第1章第1節 社会福祉の拡大と限定 pp.2-7」と「第9章第1節 福祉政策の基軸としての社会福祉 pp.190-195」を適宜まとめて下さい。
  5. まとめの困難さがありますので,多少の論旨の不明瞭さは気にせずに,要点やキーワードをしっかりと記述して下さい。
  6. 必ず,各レポートの文末(参考文献)に,「新教科書使用の旨を,記載して下さい。
  7. なお,1単位めについては,新教科書の場合,「第4章 福祉政策の発展過程」「第5章 少子高齢化時代の福祉政策」を要約して下さい。

 以上

 改めて,不十分なレポート指導となりましたことを,心よりお詫び申し上げます。

 また,夏期の“社会福祉原論”のスクーリングにおいても,この件につきまして説明申し上げます。

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