研究科長のあいさつ
教育研究科は、教育学部を基盤に、さらに高度な人材育成を意図して設立され、基本的な考えは学部に共通します。すなわち、共生社会における教育者の育成ですが、その基盤に「研究」がなければなりません。
「研究」とは、①課題を発見し、②課題解決のためのデータを収集し、③分析して解決法を導き、④その解決法(成果)を文字や言語で表現することですが、「教育」という実践的分野では、さらに⑤現場への働きかけ(検証)が365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@であり、そうして①に戻る、を繰り返すことに他なりません。机上の空論ではなく、実証的に、実践を介して子どもを高度に理解することであり、そのための研究手法を体得することが大学院修士課程の役割といえるでしょう。
特色
学費減免対象の拡大
長期履修学生制度
計画的に教育課程を履修し、修了することを希望する場合に、その計画的な履修を認めています。
○授業料
ついてはそれぞれ半額とします。
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開設授業科目一覧 ↑こちらをクリックしてください。
担当教員(特別支援分野)
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大西 孝志
教授
- 研究分野
- 聴覚障害教育
教員業績聴覚に障害がある子どもがどのように言語を習得していくのかということ及びそれを指導する教師の専門性とは何かということを研究しています。
自分自身どのようにして言語を習得したのか?ということを考えるよいきっかけとなります。共に学びましょう。著書?論文
『ろう学校における主体的?対話的で深い学びの実践』ジアース教育新、2021年ほか
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庭野賀津子
教授
- 研究分野
- 言語障害学?聴覚障害学
教員業績言語聴覚士?臨床心理士。言語障害と聴覚障害の心理及び指導法と、発達障害や知的障害におけるコミュニケーション発達を研究領域とし、音声の音響分析や脳機能計測等を用いながら、臨床的?実践的研究を行っています。
特別支援教育における様々な課題に対応できる力を身につけるためには、知識?技能だけではなく「科学」の視点から障害を理解する総合的な学びが必要です。教育学研究科における演習や基礎的研究を通して、科学的根拠に基づく特別支援教育を実践できる確かな「力」を養いましょう。著書?論文
『親乳児間における音声相互作用の発達的研究』風間書房、2005ほか
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黄 淵煕
教授
- 研究分野
- 発達障害児教育
教員業績特別支援教育士SV。発達障害児の学習困難を中心とした基礎研究を進めて同時に、教材、指導方法など実証的研究にも力を注いでいます。
近年は、発達障害のある児童?生徒への合理的配慮を超えて通常学級全体での教育のユニバーサルデザイン的視点が要求されています。大学院での専門的学びを通して子ども全員が「楽しい?わかる」授業づくりにチャレンジしてみませんか。著書?論文
「Meta-analyses of individual versus group interventions for pre-school children with autism spectrum disorder (ASD)」PLOS ONE?2018ほか
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杉浦 徹
准教授
- 研究分野
- 障害児の教育方法
教員業績障害のある子ども達のためのICTや教材教具を活用した学習やコミュニケーション支援に関する実践的な研究をしています。
著書?論文
『絵で見てわかる!視覚支援のカード?教材100-自分で「できる!」を楽しく増やす』学研プラス、2021
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和 史朗
准教授
- 研究分野
- 肢体不自由教育/重複障害教育
肢体不自由児の運動?動作の解析や、その他の障害のある子どもたちの様々な学習の成立条件について、行動分析学の手法を用いて研究しています。
著書?論文
『重度障害者を対象とした野球指導の実践方法に関する研究-ゴロ野球の指導を通した投球動作の改善-』アダプテッド体育?スポーツ学研究、2016
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担当教員(初等教育分野)
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石原 直
教授
- 研究分野
- 算数科教育
教員業績算数?数学科の教材分析、指導法及び教員養成のあり方などに関する研究を行っています。また、教科用図書『新しい算数』(東京書籍?2017)の監修を行っています。
著書?論文
『教育実習を核とした教職を目指す学生の資質向上に向けて』私立大学の特色ある教職課程事例集Ⅱ,2015ほか
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上條 晴夫
教授
- 研究分野
- 教育方法/教師教育
教員業績国語科教育を主なフィールドにしながら教育方法?教師教育について研究をしています。
研究テーマはワークショップ、協働学習、リフレクションなどです。著書?論文
『理想の授業づくり』ナカニシヤ出版、2017ほか
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白井 秀明
教授
- 研究分野
- 教育心理学
教員業績教授学習心理学が専門。〝子どもの「つまづき」には100%の間違いはない?という学習観を土台に、子どもの〝学ぶ?と教員の〝教える?という2つの過程の交互作用をダイナミックにつくり出す授業方法について小学理科?算数の授業を中心に実践的に研究しています。
著書?論文
『現代と未来をつなぐ実践的見地からの心理学』八千代出版、2008ほか
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三浦 和美
教授
- 研究分野
- 社会科教育
教員業績特色ある指導計画作成、ICT活用による授業実践、リフレクション等を通して、社会科教育の在り方を研究しています。
「大学院で学んでよかった」大学院を修了し小学校の教育現場に就いた修了生の声です。2年間の学びは、教育実践の基盤や自信となり、子どもたちとの学びの深まりを促していきます。共に学んでみませんか。著書?論文
『〈新学習指導要領対応〉小学校教員を目指す学生のための社会科授業づくり入門』デザインエッグ社、2018
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上村 裕樹
准教授
- 研究分野
- 保育学?こども学
教員業績こどもが興味と関心をもって、意欲的に自分から挑戦し、試行錯誤しながら遊びこむ経験が、育ちの土台となり、生きるための力の基礎として育まれることが知られています。こうした育ちのつながりや学びの連続性を育む教育について、実践の場面から検証し、共に学びましょう。
著書?論文
芝野松次郎?新川泰弘?山縣文治編著「社会福祉入門」(第11章:ノーマライゼーション?インクルージョンの理念と共生社会の実現)、ミネルヴァ書房、2021.
上村裕樹?井上孝之?音山若穂?阿部好恵「ICTを活用した伴走型コンサルティングの可能性」、帯広大谷短期大学紀要60、9-17、2023.
上村裕樹?井上孝之?音山若穂?阿部好恵「ICTを活用した伴走型コンサルティングの可能性2」-保育課題解決にむけた活用」、帯広大谷短期大学紀要61、印刷中. -
山下 祐一郎
准教授
- 研究分野
- 教育工学/教育情報学
教員業績プレゼンテーションやプログラミングなどに代表される情報活用能力(情報モラルを含む)の育成が主な研究テーマです。
また、ICT(情報通信技術)を使った先端的な教育環境にも興味があります。
自分の専門性を深めたい方にとって大学院は楽しいと思います。著書?論文
「小学生を対象としたフリック入力の学習方法の開発」日本教育工学会論文誌、2018ほか
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担当教員(中等教育分野)
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朝倉 充彦
研究科長
- 研究分野
- 日本教育方法史
教員業績大正期を中心に展開された我が国の新教育運動を研究対象とし、その教育実践とその思想?理論を考察しています。
また、実践を進めてきた教師の子ども観や学級観などの視点から、新教育運動の研究を行っています。著書?論文
「いじめ問題を主題とする道徳教材についての考察」『教職研究2018』東北福祉大学教職課程支援室、2019ほか
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浅川 俊夫
教授
- 研究分野
- 地理教育
教員業績地理教育が専門。自然地理学習を中心に、主に高等学校における地理教育の在り方や教材開発について研究しています。
また、国際地理オリンピック日本委員会実行委員や日本地理学会地理教育専門委員を務めています。著書?論文
「Current Status and Issues in Senior High School Geography Education」『Geography Education in Japan』(Springer?2015)収蔵
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下山 忍
教授
- 研究分野
- 歴史教育
教員業績これまで高等学校学習指導要領の作成等に関わってきました。
中学校や高等学校の歴史学習のための教材開発や、思考力?判断力?表現力などの評価の在り方に関心があります。著書?論文
『もういちど読む山川日本史史料』山川出版社、2017ほか
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金井 徹
准教授
- 研究分野
- 教育政策史
教員業績主に戦後日本の教育政策に関して、思想史の方法を用いて研究を行っています。近代公教育システムの成立と、その基盤となる思想、そして、その課題と今後の展開に関心を持っています。
著書?論文
「三項図式を手がかりとした戦後教育理念の思考枠組の検討—三項の相互媒介関係に着目して—」『教育学研究』第90巻第1号、日本教育学会、2023年ほか
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教育学研究科 3つのポリシー
本専攻は、本学の建学の精神と教育現場の要請に応じ、通常学級におけるさまざまな困難を示す児童生徒や特別支援学級の児童生徒の指導、支援において、課題の解決に向けて多角的?科学的にアプローチし、実践的指導力とコーディネート力を持つ教育現場の中核となる教員として、また、専門性の高い理論と豊かな実践力を身に付けた教育研究者として、これからの教育に貢献できる人材の育成を目的としています。
アドミッション?ポリシー(入学者受入れの方針)
※続いて、教育学専攻の3つのポリシーをご一読ください。
教育学専攻 3つのポリシー
1.求める院生像
3.評価方法
筆記試験または小論文により前項 2 の(1)を評価します。
問題解決型学習(PBL)、役割体験学習、課題学習などを行います。院生同士のディスカッション、教員と院生とのディスカッション
を行い、アクティブ?ラーニングを交えながら学修の目的?内容の理解を深めます。
課題をレポートにまとめ、プレゼンテーションし、院生間、院生と教員間でディスカッションをし、課題の理解を深めていきます。
実証的、論理的な研究を進めるため、院生一人ひとりに指導教員を定め、テーマの選定や実証方法?分析方法の選択、論文構成や
内容等に関して、綿密な指導を行っています。また、中間発表会?報告会等により集団指導を行っています。
課題のレポートのまとめ方、プレゼンテーション能力、ディスカッション能力、修了課題のレポート等から総合的に評価をします。
実習などでのレポート作成に関しての守秘義務や個人情報の保護等の365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@性を指導しています。
を通じて、研究協力者の個人情報の保護、協力を拒否または撤回できる権利があることなどを協力者に説明する能力を高めるよ
うに指導しています。また、日本学術振興会の「研究倫理 e ラーニングコース」なども使って学修します。
研究成果を学会発表や論文発表などにより学外へ発信するとともに、常に新しい知見を取り入れるために、学会や研究会などに
参加して研鑽をするように指導します。さらに、職業人としての倫理観を持つためにハラスメントの防止について指導していきます。
特に、高度専門職をめざす院生には、教育現場での課題を解決する力を持たせるとともに、学校でリーダーシップをとることので
きる、積極的な姿勢を涵養していきます。また、研究者をめざす院生には、研究を遂行していく力を涵養していきます。
います。課題選択のレベル、成果までの過程の分析や結果について、合理的、実証的にまとめているかを評価しています。
修業年限?最長在学年限
修了要件
学位の授与
履修方法
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研究指導の方法
開きます。
ます。
題目作成、提出
授業科目から20単位以上の単位を修得した者でなければ提出できません。
審査基準
本研究科では、学位審査にあたり、そのプロセスと審査に必要な要件を定めているほか、以下の審査基準を総合的に評価し、かつ学位を授与する専門分野の特性を考慮して本研究科の学位授与方針に基づき学位授与を決定しています。
区分 | 審査基準 | |
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研究テーマの妥当性 | 1 | 明確で適切な問題意識の下に、学術的及び社会的意義が認められる研究テーマが設定されていること。 |
研究方法の適切性 (情報収集の適切性を含む) |
2 | 研究テーマと当該研究領域に求められる研究方法を採用し、情報や資料の収集、調査、実験、結果の処理や分析が適切かつ十分に実施されていること。 |
3 | 先行研究を十分に理解、検討し、研究テーマとの関連および相違を明確に提示しつつ、研究がすすめられていること。 | |
論述?論旨の妥当性 | 4 | 修士論文の構成、論述が明確かつ適切で、結論に至る論理展開が一貫しており、設定したテーマに対応した明確な結論が提示されていること。 |
論文作成能力 | 5 | 修士論文の体裁、語句の使用、文章表現、図表の作成法が的確で、かつ情報や文献の引用が適切であること。 |
成果の水準 | 6 | 研究成果は新規性または有用性が認められ、研究の信頼性が確保されていること。 |
過去のテーマ一覧
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知的障害が疑われる脳性まひ児への読字支援に関する実践研究
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特別支援学校の交流及び共同学習場面における児童生徒の相互の関わりを促すための教師の支援の在り方について
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読み書きに困難を示す児童の数字の読み書きに関する研究~認知特性を考慮した指導方法の検討~
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重度?重複障害児に対する言語的働き掛けの効果に関する研究~話し掛けと絵本の読み聞かせを通して~
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文字の読み書きに困難を示す児童への学習支援~PP教材、代替機器としてのICT活用の検討~
院生?修了生の声
現在は、学部では経験できなかったことに挑戦したり、仲間とともに様々な教育問題について話し合ったりする機会が多く、学ぶことの楽しさを実感しながら、充実した毎日を過ごしています。
大学院では卒業論文を基盤として、文献や古文書などの史料批判を中心とした歴史学的な手法、地形や地質などを手掛かりとした地理学的な手法を学び、より専門性の高い研究をしていきたいと考えております。
(2017年度修了)
小学校で勤務しながら、大学院で学ぶにあたっては、時間的な問題等の心配がありました。
しかし、講義や研究についての指導の時間は、土日等の休日や、学校の長期休業中など、学びやすい環境を作っていただきました。教育現場で経験したことを基に学ぶことにより、より充実した学びにつながったと感じています。
また、自分と同じように教職に就きながら学ぶ仲間にも恵まれ、大いに語り合うことができました。「学ぶ」ことの楽しさを改めて感じた、2年間でした。
(2019年度修了)
学 費
本学卒業生等 | 本学卒業生以外からの入学生 | |
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入学金 | - | 100,000円 |
授業料 | 478,000円 | 478,000円 |
施設設備資金 | 58,000円 | 117,500円 |
厚生費 | 20,000円 | 20,000円 |
後援会費 | 24,200円 | 24,200円 |
合計 | 580,200円 | 739,700円 |
※納入方法は全納方式のほかに、入学時と9月に分割して納入する分納方式があります。
詳細は当年度の募集要項でご確認ください。
※本学卒業生等とは、以下の方をいいます。
①本学学部を卒業後直ちに本学大学院に進学した方
②本学学部又は大学院を過去に卒業又は修了した方
③本学で現に雇用されている常勤の教職員
④本学の関連法人(社会福祉法人東北福祉会及び医療法人社団東北福祉会)の職員であり、
関連法人から、リーダー養成の一環として推薦された方
⑤本学学生の実習受け入れ等に協力することについて本学との間で協定を締結した施設や
団体の職員であり、当該施設等からリーダー養成の一環として推薦された方
⑥現に福祉や医療等の現場で仕事に携わっており、キャリア形成のため、本学大学院の
科目等履修生となり、スキルアップ講座又は履修証明プログラムに参加した方
奨学金制度
第一種(無利子)?第二種(有利子)の奨学金を受けることができます(学生の申込みに基づき選考を行い、採用の可否が決定されます)。
〇大学院修士段階における授業料後払い制度
○本学独自の奨学金制度
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