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VOL.15 DECEMBER 2003

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投稿

 福祉大にお世話になって2年目です。ですが,なかなか勉強がはかどってません。去年は,人員不足で超過勤務が組み込まれた仕事を(看護師兼ケアマネ)1年してきました。その間に数カ月にわたりSRSV感染?結核感染が発生し,過労死するかな……(?)と思う位働いてきました。今年になってようやく落ち着いてきたかなと思った矢先,全国ニュースでも流れた介護中の死亡事故が起きました。
 介護職も人員不足ですが,施設の利用ニーズは高く,毎日が殺人的な忙しさです。その後の県の監査を受け,人員不足や職員の過酷な勤務状況を指摘されましたが,今後どうなるのか。
 亡くなった方や,御家族の気持ちを考えるといたたまれません。今回のことを決して無駄にすることなく,施設全体で取り組んでいきたい,いや,いかなければなりません。福祉大での勉強も糧にしていきたいと思います。これからも頑張ります!!

●秋期スクーリングを終えて

 紅葉も終わりに近付いた11月22日から3日間,東京の駒澤大学において,福祉社会学のスクーリングに参加した。初めてのスクーリングに不安と緊張で一杯であったが,赤塚先生の和やかで,熱い講義を受けているうちに,私の心の中には不思議な安堵感と,感動が溢れて来た。
 私は数年間痛んだ股関節の治療の為,昨年末に人工関節置換の手術を受けた。夫は3年前からせきずいの病で車椅子生活を送る。2人各々が,障害者の認定を受けるまでは,3人の子どもを抱え,行政の福祉の手が及ばない,苦しい生活があった。さまざまな苦しみ?不自由を背負い,やるせない日々を過ごさねばならない立場の人々のありさまを知らずに,机上の論理ばかりをいじることのないように,と力説された先生の言葉に,今までのつらかったことが洗い流されてゆくようで,講義の間に何度も涙が出て来た。なかなか他人には理解されない苦しみを抱えた私の心は,先生の講義により癒された。
 さまざまな苦しみを抱えた人々の実態を知ること,そしてできれば寄り添うことができ,苦しみを少しでも和らげることができたらと思い,入学した私。先生は,そのような初心を忘れることなく学習するように,という旨のことも話された。
 学習の補いの目的で参加したスクーリングにより,学科の理解以上の何かをも授けて頂いた。チャンスがあればぜひまた赤塚先生の講義を受けたい。改めて,この大学に入学を許可され,学ぶチャンスを与えられたことに感謝したい。

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