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VOL.47 NOVEMBER 2007

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【卒業者アンケートより】

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【卒業者アンケートより】

 今年の9月29日に通信教育部を卒業された方(平成18年度9月卒業生)に,通信教育部における学習の様子についてお聞きするアンケートにご協力いただきました。卒業者61名(社会福祉学科36名,社会教育学科3名,福祉心理学科22名)のうち回答をいただいた34名(回収率55.7% 有効回答数100% 平成19年10月21日現在)の集計結果とメッセージを紹介いたします。お持ちの方は『With』43号 p.120?「3月卒業者のアンケート」と合わせて,これからの学習の参考にしてください。

問1 在学中または卒業後に「卒業?資格?学んだこと」をいかして転職?就職を行います(ました)か。 N=43

問1グラフ

◆「転職?就職は考えていない」10人(23.3%),「卒業?資格取得を期に転職?就職を行う」8人(18.6%),「臨床心理士が取得できる大学院へ進学予定」7人(16.3%)の順であった。

〇本学で学んだことを転職?就職におけるスキルアップに役立てられている方もいらっしゃるようでした。

問2 通信教育で得た資格?学んだことを今後どのようにいかしてみたいとお考えですか。(自由記述 抜粋)

  • 教育相談の場面で活用できると考えている。
  • 仕事の中で,患者への援助や家族のサポートや,医療の現場での人間関係について研究を広げていきたい。
  • 現在,福祉現場で仕事をしている。老人や家族の心理など,直接,間接に日々の業務を進める上で刺激になり,色々な視野で対応できるようになった。今後は,学んだことを実践で深めるよう努力したい。
  • 福祉の現場に入ったので,学んだ全てが今後生かせると思っている。
  • 障害者,高齢者の仕事に就いているため,学習や実習を行うことにより仕事の振り返りができた。身体?知的?精神?高齢,それぞれの特性を学ぶことでより一層理解が深まった。面接技術や対人援助の際に役立てていこうと思う。
  • 現在,介護職として高齢者と関わっているが,社会福祉士の資格を取得したら,より広く地域住民を対象とした福祉の仕事に携わってみたい。
  • 福祉の仕事について,将来は自分なりの福祉事業をしようと思っている。
  • 福祉の考え方を学び,ものの見方?接し方?対応の仕方が変化した。今後は,高齢者もしくは児童の福祉に携わりたい。
  • 社会福祉主事資格の取得を目指す。
  • 社会福祉士の国家試験の合格を目指す。
  • 現在の職場で生かしつつ,次の資格をとるために生かしたい。
  • 心理系の大学院にて更にレベルアップを図り,臨床心理士等カウンセリングに従事していきたい。
  • 社会福祉や心理学の知識は,仕事に限らず,人と接していくうえで非常に役立つものだと思うので,今後の人生(日常生活)の中で生かしていきたいと思う。
  • ボランティア活動に生かしたい。共生する地域社会実現のための一歩になれば嬉しい。

問3 学習時間をどのように確保しましたか。(自由記述 抜粋)

  • 早朝4?5時。仕事が休みの時。
  • 通勤時間に教科書を読む。
  • 土日に自宅にてレポートを作成した。
  • 平日は,勤務終了後,2時間ほど自宅での学習時間を確保した。
  • 休日は,一日中自宅でレポートを作成した。
  • 図書館を利用したこともあるが,時間的制約もあり,自宅で家事終了後に勉強することが多かった。
  • 図書館に通った。仕事の休憩時間にレポートのまとめなどを行った。
  • 空き時間ができたら勉強できるよう本を持ち歩いた。
  • 専業主婦のため,空いている時間はできるだけ机に向かった。
  • 仕事?育児が一段落する21時以降に3?4時間。毎日ではなく,リフレッシュ日を設けて,バランスよく学習した。
  • 朝4時半?朝食準備時間前に集中して取り組み,職場の休憩時間を利用して読書?レポートを行った。
  • 図書館に行くこともあったが,本や資料を見るには自宅の方がよいため,自宅で行った。

問4 テキストの読み方について,特に工夫されていることはありますか。 N=34

問4グラフ

◆6割がレポートを書くためにテキストを読む際に何らかの工夫をしていると回答した(以下その内容)。

〇では,どのような工夫をされたのでしょう。

「レポートを読む際に工夫していること」(自由記述 抜粋)

  • 付箋を付けて探しやすくする。
  • 自分の考えの根拠になる部分と違う部分(違う原因等も含め)を抜き出す。
  • 『レポート課題集』の指示を正確に把握することに努めた。
  • マーカーをつけながらノートにまとめていく。
  • 他の関連図書を読む。
  • 何度も読む(読みきれていないところは,日を置くことで新たに見えてくる)。
  • キーワードを見つけたら,それについて書かれている項目を読んだ。
  • 分からない単語を辞書で調べた。
  • テキストの「まえがき」?「目次」?「あとがき」?「著者」?「本文」の全てを読む。
  • 何度もテキストを読み返して,理解するように努めた。
  • 読みながら要点をまとめる(箇条書きのメモ程度)。
  • インターネットなど,書籍以外の情報も活用した。
  • スクーリングの前には,教科書を必ず読み返した。

問5 在学生に向けて「レポート学習」についてアドバイスがあればお教えください。(自由記述 抜粋)

  • ?下書きにパソコンを利用すると良い。毎日自分の案文を読み返し,必要箇所を添削できる。
  • レポートの基本となる小論文の書き方を身につける。
  • 資料?文献をまとめるのか,自分の意見を述べるのかなど,求められていることを見極めること。
  • 完璧でなくても,とりあえず書いて提出する。
  • スクーリングに行くと先生の求めているものが分かるので,レポートも書きやすくなる。
  • 新聞であれ,テレビであれ,常に資料を収集しておくことが役立った。
  • 孤独との戦いであるため,レポートの期限を自分で決めると良い。
  • 再提出でも,アドバイスに基づき書くと自分の間違いや不足部分が分かるので,知識が深まるチャンスだと思って取り組む。
  • 「習慣」にする。生活リズムに勉強時間を組み込むことで,初めは嫌々でも後半は当たり前になった。
  • とにかく学習時間の確保をして,資料をたくさん集める。
  • 大学が用意してくれる文章には全て目を通すこと。
  • 毎日少しずつでも継続すること。
  • なるべくパソコンの使用は避けたほうが良いと思う。手間はかかるが,文献を探し,調べ,手書きするといった作業の方が,知識が見につくと感じた。
  • 「参考文献」の一部は,必ず図書館から借りて読む。無い時は,大きな本屋での立ち読みでもよい。
  • まずは気楽に書いてみて,後から修正する。
  • 市販の原稿用紙5枚程度で下書きすると,丁度良い字数になる。
  • 課題以外のジャンルの本も読んで,閃きを養ってほしい。
  • 各科目のそれぞれの課題をしっかりと理解して取り組むことにより,全体的な知識が身につき,様々な視点を持てるようになる。気を抜かずに頑張って欲しい。

問6 科目修了試験のためにどのような勉強を行いましたか。(自由記述 抜粋)

  • ?365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@事項をノートに書き出す。
  • 試験1週間前位から,レポートを読み直し,前回出ていた問題を中心に勉強した。
  • レポート内容の再確認。課題の内容のキーワードを再学習。
  • レポートを短くまとめ,自分の考えを持つ。
  • 友人から情報収集し,出題予想をして勉強。
  • 教科書を繰り返し読む。
  • 通勤時間(2時間?2時間半)を利用。試験予想問題を録音したテープを車内で聞きながら勉強した。
  • 『レポート課題集』のアドバイスを読んで,365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@箇所をある程度理解しておく。
  • 試験勉強は半月?1カ月前からはじめた。

問7 科目修了試験について在学生の方にアドバイスがあれば教えてください。(自由記述 抜粋)

  • ?1回で駄目でも,2?3回と受験していくと必ず分かる問題がある。諦めずに頑張ってほしい。
  • レポートを提出したら,すぐに試験を受ける。
  • 試験問題の持ち帰りが可となったので,対策が立てやすくなったと思う。
  • 時間が許せば独学も良いが,やはりスクーリングに参加し,先生の意図する方向を理解すると,レポートに取り組みやすく,修了試験にも安心して臨めた。
  • スクーリングで出会った方にアドバイスをもらい,何とか合格できたことがあった。
  • レポートばかりに気を取られていると,違う問題が出題されることもあるので,全体的に把握しておくのが良い。
  • とにかく受験して,書き方のコツや試験会場の空気に慣れる。
  • 初めの修了試験でテキストを読まずに受験し,甘かったと感じた。課題?テキストの熟読は必要である。
  • ヤマかけだけはしない方が良いと思う。
  • 地道に努力すること。
  • 一回で合格しなくても,落ち込まずに受けると必ず合格できる。

問8 通信教育部で共に学ぶ「学習仲間」はできましたか。N=34

問8グラフ

問9 「学習仲間」とはどのような形態で協力し合いましたか(複数回答可)。N=41

問9グラフ

◆「スクーリングや科目修了試験の時に直接会った」21人(51.2%),「携帯やメールで情報交換した」19人(46.3%)の順で9割を占めた。

問10 仲間作りに関する在学生へのアドバイスがあればご記入ください。 (自由記述 抜粋)

  • 少人数制でのスクーリングで交流が図れた。
  • スクーリングや科目修了試験等のチャンスを生かして仲間つくりをする。分からないことや困ったことなどを情報交換すると力がつく。声をかけてネットワークを広げること。
  • 働いていたため積極的な交流はしていない。個人のライフスタイルに合わせ,無理のない関係つくりが良いと思う。スクーリングで隣の席になった人とは話をした。
  • 学生会への参加。
  • スクーリングで隣になった人とすんなり仲良くなれたので何とも言えません。早く行って3人しかいないところで話がはずんだのが良かったと思います。365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@にはタイミングが365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@だと思います。

問11 学習を進める上で理解し協力してくれる人はいましたか。N=34

問11グラフ

問12 学習を進める上で理解し協力してくれる人はどのような人でしたか。 N=57

問12グラフ

◆「家族」21人(36.8%),「通信教育部で新たにできた友人」14人(24.6%),「職場の同僚」11人(19.3%)の順であった。

問13 現在働いている方にお聞きします。通信教育で学ぶことについて職場の協力は得られましたか。N=26

問13グラフ

問14 学習計画を作成し活用しましたか。(自由記述 抜粋)

  • ?卒業までのスケジュールを作成し,レポート提出予定表を作成した。
  • 計画したが,計画どおりにはいかなかった。
  • 卒業日に間に合うよう,レポート未提出科目を書き出した。
  • 試験とスクーリングの日時はカレンダーに書いて,レポート提出の予定を立てた。計画学習は有効で大切。
  • スクーリングの年間計画を立てて,仕事の休みを確保した。
  • カレンダーに大まかな予定を書き込み,終了したらチェックをする。細かい予定が守れないと嫌になるので,余裕を持ってアバウトに立てた。
  • 『学習の手引き』に載っている学習計画表を使い,予定や結果を記入していった。
  • レポート完成目標月日を手帳に記入した。初めの頃はのんびりしていたが,3年生になってヤル気が出てきた。手帳を毎日見るようにして,レポートの進み具合も書き込んだ。
  • 試験?スクーリング?実習に向けて自分でレポートの提出期限を設定し,一覧にして部屋に貼った。殆ど予定通りに進み計画的に勉強を進めることができた。
  • いつまでにメモを作り,下書き,清書,と手帳に書いていたが,計画倒れでいつも締切り3日前に徹夜で仕上げていた。

問15 学習していて辛かったことはありましたか。N=34

問15グラフ

◆「辛かったことは入学2年目以降もあった」55.9%,「辛かったことは特になかった」23.5%の順であった。

問16 辛かったことをどのように克服したか。(自由記述 抜粋)

  • 参考文献の確保が地元では困難であったため,近隣の大学や図書館の広域貸出制度を活用した。
  • 仕事との両立。仕事を優先してしまった時の学習時間の確保が難しかった。時間は与えられるのではなく作るものなので,どこかの時間を利用した。
  • なかなか集中できない,時間が作れない,スクーリング希望日に休暇が取れない等あったが,それなりに時間を作ったり,出席可能なスクーリングに変更したりと工夫した。
  • 職場の上司と2年間の約束だったため,意地でも卒業するという気持ちでやっていた。
  • 学習仲間が少なく,スクーリングも淋しかった。レポート作成も捗らなかった。
  • 在学中に家族が亡くなり,職場で異動があり,予定していたスクーリングが受講できなかった。
  • レポートが書けず,手順も分からず,友人もいなくて辛かった。『With』に書かれている「学生の失敗例」を読んで気楽になれた。有難かった。
  • 友人からアドバイスや参考図書の紹介を受けた。
  • 勉強モードにならない時は,無理矢理やらず,好きなことをした。
  • 学習計画よりも遅れ気味になり,提出日や試験に追われて緊張の連続。特に4年は後が無いため,苦労した。レポートがなかなかまとめられず辛かった。何度もテキストや参考文献を読み返した。
  • 精神的に追い込まれることや,遊んでいても心のどこかでレポートがひっかかっている気がした。
  • 最初のレポートをどう書いたら良いのか,これでいいのか,不安で提出が遅れた。しかし,評価で「優」がつき,以降は自信を持って取り組むことが出来た。
  • スクーリングで知り合った友人にメールを送り,互いに励ましあった。家族に卒業すると宣言して自分を追い込んだ。
  • 単位の取り方が分かってしまえば何ということはないが,理解するまでが少し大変だった。
  • 一つずつこなしていくこと。一歩一歩が大事。
  • 気長に8年での卒業という気持ちがあったので,特に断念を考えたことはなかった。
  • 1年目は大学に所属しているというだけで,冬に科目修了試験を受けたところ予想以上に難しかった。後悔して,残りの3年間で卒業しようという気持ちになった。
  • 職場の理解を得るにあたって苦労した。
  • 友人が出来てから,スクーリングが楽しみになり,最初に提出したレポートの評価が「優」だったので,意欲がわいた。
  • 断念を考えることはなかったが,ヤル気を無くした時期はあった。友人の支えで克服できたと思う。
  • 送付された教材を見て,「無理だ」と放り出していたが,半年後のスクーリングで知人と再会したことが励みとなり,ヤル気がおきた。

問17 学習していて楽しかった(面白かった)ことはありましたか。N=34

問17グラフ

〇多くの方が学習に楽しさを見出されたようです。その内容とは??????。

問18 楽しかったことはどのようなことですか。(自由記述 抜粋)

  • スクーリング等において現場で仕事をしている方々の話を聞くことができ,とても役立った。
  • 自分の知識が広まり面白かった。
  • 物事の見方が変わった。色々な方向から見ることや,小さいことから大きな視点へ展開すること。今までは考えられなかったことに対して「なぜ?」と感じるようになった。スクーリングに参加して,法律や家族の仕組みなどを学習して,楽しかった。
  • 心理学の勉強は面白かった。日常生活にも取り入れられることが多い。
  • 図書館に通うことが日課になった。
  • 自分なりに社会福祉を理解できたこと。勉強したいと長く望んでいたため,講義を受けて満足。
  • 知らないことが分かることで人生観が変わり,生き方にも影響した。1つのことをやり遂げたのも自信になった。87歳の母が喜んでくれたのも嬉しかった。
  • 自分なりに暗記能力があることを知り,覚えることの楽しさを知った。充実した4年間だったと思う。
  • レポートに取り掛かる前にどのような形で書くか思案する。その考えがまとまった時に面白いと感じた。
  • 苦労して書いたレポートが「優」で返ってきた時,嬉しく,楽しいものだと思った。
  • 特に心理学の場合,勉強をしていて「自分にもこういう経験がある」と感じた時は面白いと思った。
  • 努力が先生からの評価に反映された時。
  • スクーリングを受講して理解できずに落ち込んだ科目が,自宅での復習で面白いほど理解できた時。
  • スクーリングであちこちに行けたこと。
  • 福祉の仕事に就いているため,心理学や障害に関する学習は直接結びついており楽しかった。仕事に役立てることができた。

問19 通信教育部の学習を通じて,何が得られたと思いますか(延べ回答)。 N=138

問19グラフ

◆「社会福祉学?社会教育学?心理学に関する基礎的な知見」29人(21.0%),「目標を立てて何かを達成する力」20人(14.5%),「調べたことを文章にまとめる力」19人(13.8%)の順であった。

〇福祉に関する専門的な知識のほかに,今後の仕事や学問を行う上で役に立つ基礎的能力が身に付いたという回答が上位にあげられています。

 以上,今回ご紹介した以外にも多くのメッセージや回答をお寄せいただきましたが,紙面の都合上,全てをご紹介できませんでした。今後適宜ご紹介いたします。アンケートにご協力いただいた卒業生の皆様に厚く御礼申しあげます。

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