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VOL.70 SEPTEMBER 2010

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【お知らせ】

【お知らせ】

スクーリング?アンケートから

 スクーリング受講者へのアンケートから,各科目の感想を抜粋いたしました。

●生命の科学

  • 誰もが抱えているストレスについて,そこから疾病につながることも,身体にも心にも影響することを知りました。きっと,ストレスに気づかずにいる人もたくさんいると思います。早く気づくこと,対処することが大切だと本当に思いました。人間関係によってもたらされたストレスが,人間関係で解消されるってなんだか不思議な気がしました。
  • 自分や家族の健康について改めて考え,バランスの良い食事やストレスをためない生活ができるよう心がけようと思いました。

●社会福祉原論(職業指導を含む)

  • 社会福祉の捉え方として,正村公宏の文献より,「悲惨」を減少させ「不安」の緩和を目的とする,という一節から,何か目からうろこが落ちたような気がしました。それは,福祉の仕事は,利用者を幸せにすることが目的のように思っていたのですが,普通の生活に戻れるように手助けすることが仕事だということに気がつかされました。(普通の生活とは何かはまだはっきりしていませんが。)
  • “海の色は日ざしによって変わる”という言葉が深く考えさせられました。光のあて方で,同じものを見るにしてもまったく違うものに見えてくるということがわかり,もっといろんな物事を知って,いろんな角度から光をあてられるようになりたいと思いました。
  • たくさん本を読んでいると,色々なものが見えてくる。色々なことを知ると,いろんな窓が開く。福祉は,「つらい」「不条理」を対象にしているので,自分の“考える作業”が大切。対象を理解することは,自分自身が対象でない限りわからない。対象になったつもり,ではわからない。

●福祉社会学

  • 物事を社会学として見る見方がこれからできるだろうか,正しいと信じこんでいたこと,慣例などを白紙の状態にして考えるのは大変だと思った。
  • 社会学は内容が広範囲でとても難しいと感じましたが,先生のいろいろな経験から例をあげながらのお話しで理解できたと思います。また,現在報道されている虐待死についてもとりあげられ,社会福祉や社会福祉士のあり方を考えさせられました。
  • 社会福祉は机上で学ぶものではないということ,現場を見ることの大切さを学びました。ストレスを抱えている今の自分にとっては,先生の私論は勇気付けられました。貧しさについても考えさせられました。

●福祉法学?更生保護制度論

  • 法律を学ぶことは,相談援助をする上でとても365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@であるとともに,さまざまな状況に応用?対応することができるのだとわかった。
  • 人との関係性の大切さは常々感じていたが,「生きる意味」を改めて考えたことはなかったので,とても参考になった。これからは他人に聞かれても,自信を持って答えることができると思う。

●障害者福祉論

  • 障害を受け入れるときの本人や,家族の困難さが良く伝わってきました。自分の周りには障害のある友人?知人がいないので,障害者の様子,症状などを知ることのできる貴重な機会となりました。自分の周りにはいないこと,これが,私たちと障害者を隔てている“証し”なのかもしれません。
  • 「自己受容と社会受容」,言葉としてはよく耳にするが,深くて広く,複雑で,行きつ戻りつしながら,自己と向き合ってなされるものだということと,ライフステージにより,環境との関わりにより変容していくもので,一生涯抱えていく課題だということを感じました。また,他者が安易にコメントすることの危険性を考えさせられました。

●児童(?家庭)福祉論

  • 先生の考え方についてもお話が聞けて,今後の進路や学習につなげていきたいと思いました。
  • 普段の学習ではわからなかったことや,知識がたくさん得られて本当に良かったと思う。“児童”をひとつとっても,とても深い分野で,まだまだ考えさせられることばかりだった。今回のスクーリングの内容,理解したことを今後におおいに生かしていきたい。

●社会福祉援助技術論A?B

  • 講義の内容についても,社会状況をはじめ,相談援助とは何か,相談援助のあり方,ナラティブアプローチやさまざまなアプローチなど幅広く勉強することができ,また,実践の難しさを再確認した。何よりも,講師の実体験をまじえた内容が頭に入りやすく,とても参考になり,とても感謝しています。
  • どのような相談援助であったとしても,現実に苦しんでいるのは当事者本人であるということを忘れてはいけないということを改めて考えさせられました。資格取得目的だけでなく,これから身に付けていく知識や技術が,当事者に行き届くことを強く思う講義でした。

●公的扶助論

  • 単に制度の中身を暗記するだけではなく,なぜそのような中身になっていくのかといった背景や,援助?支援の実情を読み取って,制度を理解していく必要があることを学んだ。理論だけを一生懸命暗記していたので,こういった視点で公的扶助を理解することができ,自分が現場に出た際,利用者の側に立って支援するイメージがより深まってよかったと思う。
  • 教科書を読んだだけでは具体的なところがわからず,読み進めるのに苦労していた。講義を受けて,それらの疑問点が解消されたので,もっとお話を伺いたかった。

●社会調査の基礎

  • 社会のあるべき姿に対し,現状との乖離状況をいかに解消していくかという点において,社会調査は不可欠であるということ。
  • 調査は実施するだけではなく,その結果をどう社会に反映させていくことができるかを考えることも大事なことだと思いました。

●精神保健福祉援助技術総論

  • 普段自身が行っていた相談活動において,初心を忘れていたことに気づかせていただきました。
  • ソーシャルワークでの自己覚知の大切さと,常にそれを受けとめ,変化できる自分を持ち続けることの大切さが強く心に残りました。

●特講?社会福祉学12(精神障がい者の社会復帰支援の実際)

  • ソーシャルインクルージョンをとても難しく考えていましたが,傾聴から始められるのだと考え,日々の小さなことから広げられると感じた。とても実践的な内容で,すぐ明日にでも活用できる内容であった。
  • ピアカウンセリングを始めて経験でき,とても良かった。先生は今までのご自分の経験をお話くださって,パワーをいただきました。今後の仕事,家庭でも役立つお話でした。
  • 心理士としてのアプローチの手法として「ナラティヴ」を知っていたが,語ることによってソーシャルサポートを広げていくのにも役立つということを,フロアとのやりとりから実感として学ぶことができた。とても有意義な体験となった。

●心理学実験I

  • 「なぜそう思ったか」ということが「何となく」ではなく,科学的に実験し,データにあらわすことではじめて認められるものであることがわかりました。
  • 人間の行動を理解することが心理学の原点であり,そこに実験は365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@であることが印象的であった。
  • 数値化し,感覚的な部分を検証し,相手の理解につなげる大切さを感じた。

●心理学実験II

  • 心理学実験I?IIに出席しましたが,研究や実験についてかなり理解が深まりました。実際に実験をやってみることで,表や図の意味もわかったし,実験結果などの書き方も身につきました。長期に渡ったので体調管理など不安でしたが,本当に出席してよかったと思える講義内容でした。統計学の必要性も再認識しました。
  • 実験Ⅰで記憶や知覚に関する基礎心理学を学んだので,実験IIの授業でもあらゆる行動の基礎となっている記憶と知覚というものの構造を意識しながら,講義を聞くことができた。

●社会心理学

  • 援助行動における実験の結果が印象的でした。人間の心理の弱点をもろについていると感じました。複数の見知らぬ人たちの中で,急に苦しみだした人がいた場合,確かにどこからが自分が助けるべき領域なのか見分けるのが難しく,周りの様子を見てしまうかもしれません。人間の弱い部分だと思います。周りに惑わされることなく,自分自身の判断で見極めるように生きていきたいです。
  • ネガティビティ?バイアスで良いところよりも悪いところが重視されると説明を受けたとき,確かにそうだなって思って印象に残りました。

●老年心理学

  • 認知症の考え方について,より理解が深まりました。先生のお話にはすべて裏づけがあり,今後のケアに生かしていきたいと思います。今まで高齢者として大まかに捉えていましたが,子どもと同じように一人ひとり個性があることを忘れていました。
  • 高齢者の(認知症)心の動きなどが理解できました。現場では理解できない部分が多く,働く人たちの理解度もまちまちです。「自分自身がその人の立場に立ったらどうして欲しいか」をときどき考えてみる必要があると思いました。

●心理療法

  • ロジャースのビデオから,面接者のクライアントへの受容的態度と共感的理解という基本姿勢と,クライアントの自己の問題意識の引き出し方,クライアントの変容についてなど,さまざまな大変興味深く多くの気づきを与えてくれる内容であった。
  • ワークの授業でカウンセリングの難しさ,人に伝えるという難しさをすごく感じました。
  • 人の心の奥を深く知ることにいろいろなカウンセリングを通して試みることを知ったが,それでも「果たしてどこまでわかるのか?本当に正しいのだろうか?」との思いが残る。カウンセラーの難しさを痛感した。

●生涯発達心理学

  • 知識?経験は私の生活だけにとどまらず,他者へも影響するのだから,支援者として学ぶ必要があるのではと考えさせられた。
  • 人を理解する際,現在に至る道程?経緯,また個人差を考慮することが大事だと考えさせられた。
  • 人間はいつでも変化,成長できる(発達)のだから,年齢や病気うんぬんで言い訳せずに,自分自身に様々な働きかけをしていきたいと思った。自我同一性の途上に今の自分はいて,その地固め中だから焦らず進路(就職?結婚)の準備をしていこうと思った。

●産業心理学

  • 既習の事実と思い込んでいた内容を,異なった角度から改めて見直すきっかけとなったので,とても勉強になった。
  • リスク補償説について,人間工学的に考え,事故を減少させるために安全な車を発明?製造したが,結果的には自らが安全とは何かということを理解していなければ,事故は減少しないということに改めて納得した。

●カウンセリングI

  • カウンセリングの中で受容や共感を持つためには,自己統一が365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@であることを学び,自分自身を見つめ直すことはとても難しく,これからの課題であると思いました。

●カウンセリングIII

  • 関係性,文脈の中で,問題を捉えること。無意識仮説,精神力動論,内的プロセスなど,人間の内面についての理解が大切であること。
  • 見立ての365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@性,特に適応機能の有無,自助能力(自分の問題を自我異質的に捉えられているか)を評価することで,問題が解決にはかかせないことがわかった。見立てがないと解決策が見出せず,悪循環になるということがわかった。

●知的障害者の心理

  • 専門用語を知っておかないと,内容がつかめないと思いましたが,興味深い視点の内容も多く,知的障害者の方が何が苦手で何がそうでないのか,実験の説明が詳しくなされていたことが良かったです。
  • 心理学と知的障害につながりがあることを実感させられました。幅広く見つめなおすことの大切さを知りました。

●障害者教育総論

  • 人それぞれ長所と短所は必ずあることで,だけど短所を見て「ダメじゃないか」「直さないと」と思うばかりではなくて,長所を見て,相手のいいところをもっと伸ばしていこうとする考え方にとても勇気をもらいました。自分が教育の現場に立つときに忘れずに,このことをいかして子どもたちと接していきたいと思いました。
  • 最後に見たビデオで,それまであまりうまくイメージできていなかった障害児の姿,教育現場の様子を見ることができてよかった。細かな支援を必要としている子どもたちが増えている中,それにたずさわる教員が足りていなかったり,環境が整っていなかったりと,医師不足と同様に,専門知識を持った教師の不足が社会現象として起きなければいいなと思った。

●障害者(児)教育実習の事前?事後指導

  • 病弱の子どもへの教育のVTRを見させていただきましたが,この教育分野は,医療と心理学の内容も含んでいること,生徒の心のケアが大切であることを知り,責任も役目も大きいなと感じました。
  • 今までテキストでしか読んでいなかったいろいろな障害のことが,実際の現場をビデオで見ることができてとても助かりました。それでも,目では見えないところでの苦労もきっとはかり知れないだろうなと考えさせられました。

●知的障害教育

  • 教師も楽しみながら,生活単元や作業学習に取り組むこと,改めてその通りだなあと思いました。教科もそうですが,何事も嫌々やるのは成果があがらないとわかってはいるものの,教師主導型になってしまうなあと,自戒の念でいっぱいです。
  • 実際に指導プログラムを作成してみると,知的障害を持つ子ども側の視点からの配慮が十分ではなかったと気づくことが多々ありました。とても勉強になる講義でした。
  • ディスカッションを通して,他の方の意見が参考になった。ディスカッションの時間がもっと欲しかった。

●重複障害教育総論

  • 以前,重複障害の生徒付きだったことがあり,自分は専門的な知識がなく,毎日手探り状態でした。今回,講義を受講して,あのときのあの行動はこういう理由でやっていたのかと,初めてわかった点が多々あり,もっと早くこの講義を聞きたかったと思いました。
  • 行動障害のところで,なぜそうするのかを理解している,していないでは,その行動に対する見方が180度変わると思った。困った行動として現われる場合,その行動をどのように違う形に変えるのか,実践的なやり方を知りたくなった。

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