卒業生からのメッセージ

高橋 朝弥

介護福祉士として10年現場で働き、その後支援相談員となりました。より幅広い視野で福祉を考えたいと想い続けながら、仕事と家庭と大学という三足の草履を履けるかと入学を見合わせておりました。入学後、スクーリングへ参加し多くの仲間と出会い、講義を聞く中で、社会福祉士として社会の為に役に立ちたいと強く目標を持ちました。レポート作成や試験は大変でしたが、大学での学びは、私のキャリアにより確かな自信と新たな気づきを与えてくれました。2013年9月に卒業し、社会福祉士に合格しました。迷ったら歩き出す、私の人生をより豊かに変えてくれた福祉大と講師の方々、職場の仲間、家族へ心より感謝しております。

笠原 未希

仕事に活かせる資格取得をしたい、と思いつつも医療法人の事務系職員として勤務していました。学生として学び直すには遅いのではないだろうかといった不安もありましたが、当時小学校一年生の息子に「勉強は幾つになっても必要なのだ」と教える機会だと思い入学を決意しました。自分の時間を優先し、家族にはずいぶんと迷惑をかけましたが、卒業から国家試験の受験?資格取得までを最短で達成することができました。現在は社会福祉士として医療相談室に配属されています。都度変わっていく制度や地域の事情など新しいことを覚え直さなければなりませんが、在学中に知識を得ることが楽しい、と感じられたことが現在の仕事にも活かされています。

中山 真紀

医療事務の仕事をしている中で、精神障がいを抱えている方々と接する機会があり、精神保健福祉士の資格を取得しました。平成21年から精神科病院でソーシャルワーカーとして働いていますが、経験のないことばかりの連続で、大学で学んだことが目の前で具現化され、考えさせられる日々が続いていました。そんな折、東日本大震災が起こり、仕事が多忙を極める中、実家が津波で流出。両親との同居や諸手続、子どもたちの高校入学と、この3年間は慌ただしく過ぎ、現在に至っております。大学で福祉の基礎を学んだことが、この震災後の生活を乗り越える礎になったと感じています。将来的には、再び通信教育部で心理学を勉強したいと思っております。

車田 啓

東日本大震災を経験し、保育士として子どもたちと関わる中で、心理学の専門的な知識を身につけ、現場でいかしたいと考え福祉の領域に特化した通信教育部の3年生に編入しました。現場経験を学習に、学習を現場経験にと相互に活かしながら、知識をより身近に捉えることができました。多くの子どもに寄り添い、支援していきたいという思いから、大学院に進学し、臨床心理学を学んでいます。他職種の方々と意見交換しながら最も良い支援を考える力は、東北福祉大学に在籍していた際に培われた力だと感じています。東北福祉大学で得た知識、培われた力を大学院でも活かし、さらに深めながら、これからの社会へとつなげていきたいと考えています。