VOL.03 AUGUST 2002 【学習サポート】 【現場から現場へ】
【科目修了試験のご案内】 【秋期スクーリングのご案内】 【夏期スクーリングの追加情報】 【通信制大学院コーナー】 【ご案内】 |
【現場から現場へ】[関連施設紹介] 東北福祉会は「わたしたちの街(地域)の総合福祉サービスセンター」です(話し手)せんだんの杜 杜長 前号では,東北福祉大学が母体となって設立された社会福祉法人東北福祉会と,仙台市国見ケ丘を中心に福祉サービスを展開する「せんだんの杜」の事業概要について簡単に紹介させていただきましたが,今号からは各事業所等の紹介を紙面の許す限りもう少し詳しくさせていただきたいと思います。 ●全国に先駆け,大学が母体となって設立された社会福祉法人 社会福祉法人の性格について前号で簡単にふれましたが,当社会福祉法人東北福祉会の最大の特色は「教育?研究機関である本学(東北福祉大学)が母体となって設立された法人である」ことです。これは全国でもはじめての試みでありました。では何故,本学がそのはじめての試みに積極的に取り組んだのか,その答えは本学の建学の精神である「行学一如」??学業も実践ももとは一つ、すなわち真の教育とは「理論と実践が一つになってこそ結実するものである」という考え方があったからこそ,現在の東北福祉会が生まれたのです。 ●32人から320人へ前号で紹介した,指定介護老人福祉施設(特別介護老人ホーム)リベラ荘を中心として「せんだんの杜」がオープンしたのが平成8年4月1日。32人とは,オープン当初の東北福祉会職員の人数で,320人とは下の関連法人組織図に示された現在の東北福祉会全事業所で働く職員の数です。オープンから7年,現在は大小合わせ30以上の事業所を運営しています。 この7年間を長いと見るか,短いと見るか……。しかし,同期間に運営を始めた他の法人と比較すれば,東北福祉会の事業展開は圧倒的に短期間で事業を拡大してきたと言えるでしょう。ここでも皆さんにお伝えしたいことは「短期間で急成長をし,職員は10倍に増えた」ということではなく,東北福祉会の基本理念である「街(地域)の総合福祉サービスセンター」として実践を続け,「児童?障がい?高齢に至る地域の生活者のニーズに答えた結果がこの事業の展開につながった」ということをお伝えしたかったのです。 今回は,事業所の紹介ではなく,法人の設立経過と基本理念についてお話しさせていただきました。次回は,指定介護老人福祉施設「リベラ荘」の取り組みについて紹介します。 |