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VOL.21 AUGUST 2004

【学習サポート】

【現場から現場へ】

【9月科目修了試験のご案内】

【秋期スクーリングI?IIのご案内】

【10月生進級手続きのご案内】

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【資格?免許状取得のために】

【シリーズ?現場実習】

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【ひろば】

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【ひろば】

投稿

●7月3日広島の科目修了試験を終えて──最初はひとりだった──

 今日も暑いなと感じながら家を出て科目修了試験会場にむかいました。何度か通ったこの道のり。この日は心に思い浮かぶことがたくさんありました。
 電車の窓から外の景色を見ながら私も入学して3年になるんだなぁ,いろいろあったけどよくここまでこれた!!とか……脳裏をよぎるよぎる……。
 今回の科目修了試験でまず思ったことは,広島での試験,最初は私ひとりだったのに,今回出席してみると20人弱にふくれあがっていました。当初はいくら仕事とはいえ私ひとりのために大学からわざわざ来てくれることに申し訳なくいつも感じていました。ひとりにもかかわらず様々な点に気をくばっていただき,本当に事務室の方々には感謝しています。
 ともあれ,やはり何事もひとりよりたくさんの方が良い。同じ地方でこんなにも人数が増え,共に勉強できることに対し感動感動です。
 そしてこの日もう1点うれしいことに大学のOBの方2名が来られており,現場に生かせる貴重なお話もいただき,私自身OBの方と同じ特別養護老人ホーム勤務のため,充実した時間を過ごすことができました。
 さて,柱である勉強においても,誰でもひとりでもなかなか順調にはできないこともあります。そういうとき同じ友達がたくさんいて,はげまし合いながら進んでいくことは大切だと思います。人と人とのめぐりあいはとてもすばらしいことです。自身もこれからが正念場であるため,性根をすえて頑張りたいと,決意も新たにしています。皆さんも予期せぬこと,いろいろなことがあると思いますが,一緒に頑張りましょう。
 最後にやっぱり東北福祉大学を選んでよかったと思いながら,ニヤニヤしながら職場の廊下を歩いている今日この頃です。

(社会福祉学科3年 R.I.)


●障害者福祉論 スクーリングを受講して

 昨日まで盛岡で「障害者福祉論」のスクーリングを受けてきました。
 スクーリングとても楽しかったです。普段からメールでやり取りしている方たちと実際に逢えたし,他にも友達ができましたし。
 初めてのスクーリングだったのですが,不安よりワクワクして盛岡に向かいました。
 驚いたことは年齢層がとても高いということ。私は20代なのですが20代の方はどちらかと言うと少なかったですね。でも30代の方,私の親と同い年の方々から声を掛けていただいたりMSWの方からお話をきいたりとても収穫の多い,そして楽しいスクーリングとなりました。
 そして阿部先生,事務室の青柳課長がとても良い方で楽しかったです。どうもありがとうございました。

(新潟県 A.S.)


●生涯発達心理学 スクーリングを受講して

 私は今年,福祉心理学科3年に編入しました。そして,初となる生涯発達心理学のスクーリングを受けました。なお前号の『With』20号にも私同様,同スクーリングを受けられた方の投稿が載っておりましたので重複はさけ,私なりの見解を申し述べることとします。
 たしか一日目の終了間近,何か質問はないかということで,私は質問に立ちました(この時,私は東京会場でした)。質問の内容はと申しますと,木村教授が講義途中で話された「近年老人の研究が必要にせまられてきた。そしてビックリしたことが2つ発見された。(老人になってもまだ成長する部分がある。)」という発言をされました。しかし,その後ビックリしたことは話されず,先の話になったので,講義時間終了間近に私が質問したのです。
 私は質問に先立ち,「私が聞きのがしたのもしれませんが」と前置きして,内容を問いました。木村教授は,「話の内容を聞き逃したならば誰か他の人に聞け」などと怒ったようなことを言い,私の質問の真意を理解されませんでした。ここで私が言った前置きは,本当に私が聞きのがしたのではなく,木村教授に配慮して言った言葉なのです。
 私はこの件ですっかり落胆してしまいました。要するにスクーリングどころではなくなったわけです。前号『With』20号では,投稿されたC.Sさんが,投稿文の途中で,「木村先生の言い方はとても厳しいのですが,言っていることは納得のできるものでした」とありましたが,私にはとてもそうは思えませんでした。
 最後になりましたが,スクーリングは先生だけのものではなく,学生のものでもあるのだと言うことを配慮されてほしいものです。

(福祉心理学科3年 H.Y.)

●H.Y.さんへの返事

「生涯発達心理学」スクーリング担当 木村 進

1. 講義終了後の質問について
 春のスクーリングの時に「アダルトチルドレンについて」という質問をされた方がおり,それに対して私は,「講義で扱っていない内容の質問はしないでください」と発言したため,ご本人は「質問を拒否されて驚いた(失望した)」と終了後の感想に書かれていました。今回のH.Y.さんの投書の要点の一つは,(私への配慮であったにせよ)「聞き逃したのかもしれませんが」という質問冒頭の言葉にあります。(その配慮に私が気づかなかったのは痛恨の極みですが,そのことについては2.で述べることにします)。
 言葉どおりに受け止めれば,聞き落としたことを再度説明するということになると際限なくなるおそれがありますので,「誰か他の人にきいてほしい」という発言になったのです。
 講義で扱っていない内容についての質問も,また,聞き落とした内容についての質問も大きな理由としては時間の関係で,お受けすることができません。ご了解ください。

2. コミュニケーションについて
 H.Y.さんがおっしゃる通り,私に配慮しての言葉に気づかずに言葉通りに受け取って受け答えしてしまったのは私のミスでした。心からおわび申し上げます。また「怒ったような」と受け止められたとすると,そういう態度だったかと反省しています。
 私は,スクーリングでも普段の大学における授業を同じような取り組みをしてきましたが,このような投書に直面して,初めてお会いする方々を相手に集中的に講義を行うわけですから,前提として私と受講生の間に人間関係ができていない状態で講義をしているということに気づきました。そんなことは当然だと思われるかもしれませんが,どうも私は錯覚していたようです。それは,私は東北福祉大学の教員であり,受講生はうちの大学の学生であるわけですから,直接的に触れ合うことはなくとも,暗黙のうちにある程度の関係性が存在していると思っていたのです。いわば身内意識です。そういう意味で,受講生に対する気づかいが足りなかったのかもしれません。この点については,今後の私の課題として検討していきたいと思っておりますので,H.Y.さんには,そういうことでご了解いただけると幸いです。

3. 改めて質問にお答えします
 質問は「老年期の研究が進んで,驚くような発見が2つあった」ということについてだったのですが,その第一は,老年期になっても「結晶性知能」は低下しないということであり,第二にはlater maturityという言い方があるように,あるいは「知恵」ということが取り上げられるように,ある部分においては,老年期が(衰退の時期ではなくて)成熟の時期であるということです。
 以上,十分なご理解をいただけるかどうかは不明ですが,H.Y.さんへのお答えとさせていただきます。おっしゃる通り「スクーリングは,学生のものでもある」ということは当然のことと思っておりますが,その思いが受講生に伝わるようなスクーリングの実現を目指していきたいと思っております。

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