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VOL.25 JANUARY 2005

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【BOOK GUIDE】

[自著紹介]
『心理科学への招待──人間発達における時間とコミュニケーション』 有斐閣

教授
西野 美佐子

 心理学を研究している仲間が,毎年全国各地で春と秋に研究会をもち,自分たちは何を目指して研究するのか仲間とともに議論してきました。そのささやかな心理科学研究会が30年という節目に当たり,自分たちの研究してきたこと,これからどんな心理学の研究をしていったらいいかを公表するために,この本は企画されました。それは5年前のことで当初は3巻本の予定でしたが,出版社との話し合いで一巻本と決まりました。私は,時間と関係性(後にコミュニケーションに変更)というテ?マに引かれ,2003年春の研究会で執筆仲間に入れていただき,その後度々の編集会議を経て出版にこぎつけた次第です。
 この本は第I部が「時間を生き,歴史をつくる」で,「学びと時間」「青年と時間」「老いと時間」「障害と時間」「被害と時間」の5章から,第II部は「関係を生き,コミュニケーションをつくる」で,「コミュニケーションとからだ」「コミュニケーションとことば」「コミュニケーションとわたし」「コミュニケーションとこころ」の4章からなっています。
 私が分担した「コミュニケーションとことば」では,人は人との関係性の中で,主体的にことばをはぐくみ,やがて,内面化し行動を調整することばになっていくことを示そうとしました。さて,日常人は,一言のことばによって,いたく傷つき,また励まされる。無言のことばでひとは癒され,生きる希望を見出すなどなど……,ことばの機能は,多岐に渡っており,今後もそうした「ことば」研究に努力していきたいと考えています。一読をお勧めします。

■心理科学研究会編『心理科学への招待──人間発達における時間とコミュニケーション』有斐閣 2004年 定価1,945円

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