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VOL.29 AUGUST 2005

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平成16年度通信制大学院修了者からのメッセージ3

学んだことを活かして
社会福祉学専攻 H.F.

 私の入学動機は,何といっても「福祉の専門性を高めたい」という思いが強くあったこと,併せて職業上(福祉系専門学校の教員)からの必要性もあり入学させていだだきました。結果的には,修了するまで3年間もかかってしまいました。
 その主たる理由は,論文作成に際して,「精神障害者の地域生活支援に関するアンケート調査」を県内各市町村の行政担当者のご協力により実施したのですが,そのためにかなりの時間と労力を費やしたためでした。さらに,科目の必要単位修得も間に合わなくなってしまいました。その後の3年目は,ほとんど論文の執筆に集中すればよかったのですが,そのためかえって気を抜いてしまい,ようやく論文提出期限に間に合ったという状態でした。
 いうまでもなく,「通信制」というかたちで学ぶことは,日々の仕事や家事の合間をぬって学ぶことであり,論文を執筆するということであり,何かとたいへんな面が多くなります。自分のペースで進められることは良いのですが,反面,日々の生活に流されてしまいがちになります。その意味で,「強い意志」と「計画性」を持つことが必要になります。現在,在学されている方には,本当に強い意志が求められるでしょう。
 当地は,昨年,水害や地震といった,かつてない自然災害に見舞われました。地震が起きたその時は,ちょうど勉強している最中でしたので一層印象が強く残ることになりました。幸い震源地に近い割には被害が少なかったのですが。
 私がこの3年間で学んだことは,日々の業務に活かされていると思いますし,これからも学んでいくことが仕事でもあります。また,今後は,できるだけ他の場面においても学んだことを活かしてまいりたいと考えております。
 はじめがあれば,必ず終わりがやってまいります。在学中の皆様には健康に留意され,修了までがんばっていただきたいと願っております。

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