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VOL.36 JUNE 2006

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スクーリング講義概要

基礎英作文 窪田 美穂子

 英和辞典と和英辞典を持参してください。
 1コマ目から6コマ目はテキストUnit1から10までと英語談話室Iのポイントの解説を行う。それから各章の練習問題を実際に解答してもらう。さらにテキストに基づいた応用問題を出すので,その場で解答をしてもらう。
 7コマ目から11コマ目はテキストUnit11から20までと英語談話室IIからIVのポイントの解説を行う。それから各章の練習問題を実際に解答してもらう。さらにテキストに基づいた応用問題を出すので,その場で解答をしてもらう。
※受講条件あり→『レポート課題集』p.51参照


スポーツ(バーンゴルフ) 小野寺 浩三

 バーンゴルフは,ゴルフのパターによる18ホールのストロークプレーです。見た目はやさしいが,高度なテクニックや頭脳プレー,集中力が求められます。障害者や高齢者にはリハビリの効果があり,子どもから大人まで年齢,性別,身体的ハンディにかかわらず,誰もが参加できるバリアフリーのニュースポーツです。
 本スクーリングにおいて,歴史,意義を論じ,ルールとマナー,コースの攻略法を身につけるとともに基礎体力,基礎技術の向上を図ります。また,楽しみ,喜びを共有しながら,リハビリスポーツ,生涯スポーツとして取り入れ体験学習をします。
 運動のできる服装,くつを持参してください。貴重品は持参しないでください。


文学入門 花井 滋春

 テキスト(花井滋春著『文学入門』),およびレポートの課題内容に即して講義します。最初に,伊勢物語の概説および主人公?在原業平の生涯((1)),続いて惟喬親王,二条后藤原高子の生涯((2)(4))を扱い,次に伊勢物語の作者について((3))講義します。(5)は,研究レポートを書くためのサンプル的な講義です。
 (1) 在原業平と伊勢物語の関係
 (2) 惟喬親王と伊勢物語
 (3) 源順?融と伊勢物語
 (4) 二条后と伊勢物語
 (5) 枕草子の階級意識


情報処理I 似内 寛

 TEXTを利用した自宅学習で習得したパソコン操作とソフトの利用スキルを確認した上で,さらに発展的な活用を視野に入れた下記のスケジュールで開講します。
1日目:基本入力練習,Windows基本操作,ファイル管理,Internet Explorer操作入門
2日目:インターネットの情報検索,メールソフトの利用と管理方法
3日目:Word基本操作と効果的資料の作成方法,スクーリング試験
 概ね上記の順番に構成して実施する予定ですが,参加者のスキルによっては,各テーマの配当時間に長短変更があり得ます。
(注意)プリントで実習を展開しますが,ソフトの機能を参照する必要性を配慮に入れ,面倒でも当日はTEXTを持参願います。


生涯スポーツ論 久保 勝美

 下記の5つの点をポイントに講義してみたい。
(1) 生涯スポーツの実践?健康と体力づくりのおもしろさと輝く自分の可能性について  スポーツのもっている魅力は何か,についても考えてみたい。
(2) 各年齢に即したスポーツを  スポーツは,健康増進の万能薬ではない。高齢者はスポーツのもっている危険性と効用とを,よく理解してから取り組むことが大切である。
(3) 生涯スポーツの推進と生涯学習の実行を  生涯学習の4つのパターンとスポーツの関係について考えてみたい。
(4) スポーツ指導の安全と管理  事故防止?発生原因の把握など
(5) 障害者スポーツ大会の競技運営の留意事項について


児童福祉論 千葉 喜久也

 豊かな社会といわれる中で,悲惨な子ども虐待が増加し,少年犯罪の凶悪化やいじめの陰湿化,不登校児の増加等,子どもの問題は深刻化している。これらの子どもの問題は現代社会が生んだ病理現象の一つである。都市化,核家族化された現代社会の歪みが最も弱い子どもに向けられたものである。
 本講座では,こうした子どもを取り巻く社会現象の背景に迫りながら,児童福祉の制度やしくみについて学習する。そして児童福祉の新たな理念である「子ども家庭福祉」の潮流について理解を深める。なお,講義では実態の理解を図りながら,受講生が興味と関心をもって楽しく聴講できるようビデオなどを活用した授業を行う。また講義が一方的にならないよう受講生の感想や意見を吸い上げながら行う。テキストは中央法規発行のもの,東北福祉大学発行のもの,どちらでもよい。


社会福祉援助技術論II 都築 光一

 主な講義内容は,(1)社会福祉調査のこれまでの史的展開について学びながら社会福祉調査の現代的意義について考えてみよう,(2)実際の調査にはどのような方法があり,どんな長?短所をもちあわせているのか,なかでも面接調査の技法について学習する,(3)調査を行う場合の標本をどのように抽出するのか,標本抽出の意義と方法についての基本を学習する,さらに標本の大きさの決定について学ぶ,(4)調査票作成の基本とは何か,(5)調査したデータをどのように整理?分析するのか等について講義する。


社会福祉援助技術論I 山本 邦男

 本講義は社会福祉援助技術の現場の実際を通して,「個別援助技術論」の意義を学ぶ。特に医療機関におけるケースワーク事例と介護保険制度のケアマネジメントの実際を学ぶ。具体的には次のような項目に触れてみたい。
(1) ケースワークとソーシャルワークの分類。
(2) 個別援助技術における「環境」と「個人」の調整の意味を理解する。
(3) 援助技術における「価値」「知識」「技術」とは。
(4) 個別援助技術の発展について。
(5) 個別援助技術に関連するのキーワードの解説。
(6) 介護保険制度の概要とケアマネジメントの意義。
(7) 在宅医療とケースワーク,ケアマネジメントの実際。
(8) レポート課題の要点を解説する。
 社会福祉援助技術を学ぼうとする時,基礎的理論と併せて,現場の実際の事例に触れながら,実践的経験を通して,その意義を理解することが365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@である。知識や技術,制度はそれを活用する援助者の実践によって,はじめて有効なものになるからである。


教育社会学 星山 幸男

 教育を社会的な現象として捉える教育社会学固有の視点を解説し,その切り口からみえてくる今日の教育問題の本質を理解することに主眼を置いている。まずは,(1)教育の社会的性格をめぐる理論の発展を整理し,(2)社会的?政策的課題と教育との関わりについて戦後の能力主義政策を手がかりに検討していく。
 そして(3)社会集団と子どもの社会化について,しつけの現状と課題,子どもの遊びの変化と成長?発達の問題を中心に考えてみたい。さらに(4)学校の持つ社会的機能を多面的に検証し,学校文化についても論じていく。問題点の指摘に留まらず,今後の展望を探りたい。


精神保健福祉援助技術総論 志村 祐子

 精神保健福祉士資格が誕生し時間が経過した。今後はより質の高い専門職としての人材が求められてくることと考えられる。そこで,本講義では,精神保健福祉士がかかわる対象者の理解はもとより,専門性の本質的な要素として一般的にあげられている(1)価値(倫理を含む),(2)知識,(3)技術を精神保健福祉分野において理解することを中心におこなっていく。今回のスクーリングでは,社会福祉の実践の基本である原理や原則,対人援助の基本的な理解を個別援助を中心にVTRも用いながら講義する。受講者は,教科書の第2章,および111頁から115頁を熟読してきて欲しい。


医学一般 新藤 哲

 第1日目は高齢者に特有な疾患を挙げ,その説明。
 第2日目は廃用性症候群の起こりやすい部位と症状,改善方法について,リハビリテーションにおけるADL評価についての説明。
 第3日目は神経疾患のパーキンソン病についてその特徴を説明。
 以上の講義内容を,実際の医療現場の話しを交えながら講義をする予定である。
 テキストと多少異なることがあるかもしれないが,実際我々が診ているのは一人一人個性が違う人間であり,性格も異なることを理解して欲しい。


心理学研究法II 木村 進?白井 秀明?中村 修ほか

 スクーリングにおいては,検査法の実習と調査法のデータ分析(心理統計)の実習を行う。受講生の人数によるが,1日目の最初の2コマが検査法実習,3コマ目が統計法についての講義,2日目の3コマを使ってデータ分析の実習を行う。実習はいくつかの小グループにわかれて行う。実習内容の概要は以下を予定している。
1. 検査法実習(2コマ:担当 木村進 ほか)
 (1) 検査法一般についての講義
 (2) 性格検査(「谷田部ギルフォード性格検査」〈YG検査〉)の実施と結果の整理
2. 調査法(データ分析)実習(4コマ:担当 白井秀明 ほか)
 (1) 心理統計学の基礎についての講義
 (2) 統計的検定(χ2検定,t検定,無相関検定)の基礎についての講義
 (3) 統計的検定の課題実習
 この科目の1単位めのレポートは,スクーリング期間中または9月4日(月)必着で提出することが求められます(9月卒業希望者は8/31必着)=『レポート課題集』p.252の8/16までという表記はまちがいです。受講生は『レポート課題集(1?2年次)』p.251?256,ならびに申込者に事前に送付される講義資料をよく読んできてください。
 さらに,スクーリング事前学習として『レポート課題集』p.252の(3)「要約レポート」が課されています。
 この科目の2単位めのレポートは,スクーリング受講後ならばいつでも提出できます。
●受講条件
 スクーリング申込期日(6月30日)までに福祉心理学科専門必修科目?選択科目A群のなかから7科目分のレポートを提出していること。くわしくは,『レポート課題集(1?2年次)』p.251参照のこと。


社会福祉原論(職業指導を含む) 田中 治和

 スクーリングでは,配布資料およびテキストを用いて以下の〈目的〉ならびに〈骨子〉で行います。
〈目的〉
 I. 社会福祉全般の概略的な理解を図る。
 II. 社会福祉の理念(目的論と一般論)を,歴史的社会的観点から考える。
 III. 社会福祉学の対象論および方法論について,吟味する。
〈骨子〉
 (1) 日本の社会福祉史について─────全体の輪郭と肝要な細部
 (2) 利他的行為について────────その特色と陥穽
 (3) 社会福祉の目的と必然性について──社会福祉の存在理由
 (4) 社会福祉の思想について──────人間観の創造と再生
 (5) 社会福祉学方法論について─────人間理解の要諦
 テキストを使用する場合は第4版で進めるが,第2?3版をもっている方でもとくに問題はない。


精神保健福祉援助技術各論 大和田 誠子

 精神保健福祉援助技術各論は,社会福祉援助技術を基本とし,疾病と障害を併せ持つ精神障害者やその家族に対する医療,保健,福祉にまたがる援助についてその理論と方法を学ぶことが目的です。
 本講義では,主に精神保健分野における援助技法を具体的に学習します。精神障害者やその家族を対象にした実践であるが,ドメスティックバイオレンス?虐待への危機介入?PTSDの理解と対応等もいくつかとりあげる。
 (1) 精神保健分野のケースワーク(事例?面接技法等)
 (2) 精神保健分野のグループワーク(SST等のグループワーク体験)
 (3) 家族への支援(D?V,虐待,PTSD等への理解と支援を含む)
 (4) 精神保健分野のコミュニティ?ケア ケースマネージメント
 テキストを基にし,以上の4点を柱に講義する。したがって,テキストを通読し予習が必要です。特に,序章を読み熟考しておくこと。


福祉リスクマネジメント 渡辺 信英?菅原 好秀

 措置制度から契約制度の移行により,利用者と施設側が対等な関係となり,利用者側の権利意識が高揚したため,これまで顕在化しにくかった福祉サービスにおける事故が多発し,福祉サービス提供者側に多様なリスクが表面化し始めました。福祉サービスにおけるリスクには,介護におけるリスク,障害者におけるリスク,保育におけるリスク,施設におけるリスク,在宅におけるリスクなど様々なリスクが存在します。このような現状の下で,福祉サービスにおける事故等に対して,適切な対応の確立と具体的な介護事故における問題解決への方策が急務といえます。
 講義では施設におけるリスクの分析,つまり社会福祉施設における介護事故の裁判例の分析を通じて,事故を未然に防ぐという予防的側面と,事故が生じた場合の事後的な対応を個別具体的に検討してきます。


老年心理学 吉川 悠貴

 3日間で11コマの講義を行い,12コマめが試験となります。
 講義では,「加齢」とはどのようなことなのかについて最初に学び,加齢に伴う身体機能の変化について基本的な点を学習します。それ以後は,感覚?知覚?記憶の変化などの精神機能が加齢の影響をどのように受けるのかについて考え,また知能の変化に関する研究法の理解や,高齢期に見られる認知症,高齢期と死の問題などを系統的に学習します。
 スクーリング最終日の最後の1コマを使って,スクーリングで学習したすべての課題の中から各自が1課題を選択して試験を行います。


心理学実験III 木村 進?宇田川 一夫?佐々木 千鶴子?渡部 純夫

 大部分の受講生は,すでに「心理学実験I?II」を受講済であるはずなので,心理学における実験とはどういうものかについての認識はしっかりできていると思われる。「実験III」でも4つのテーマにしたがって実験を行う。「要求水準」「投影法」「コラージュ」および「家族のイメージ」の4課題である。それぞれの実験の目指すところについては,スクーリングにおいて説明するが,3年生における実験ということで,心理学研究における「実験法」の意味についてきちんと理解するとともに,それぞれの課題に取り組むことで,それぞれの実験内容が現実の生活経験や人間の姿とどう関連するかという視点から考えてみることが望まれる。
※筆記用具,定規,電卓,のり,ハサミを持参すること。コラージュの素材になるような雑誌,パンフレット,チラシ等も必ず持参すること。
●受講条件
 心理学実験IIIは,「心理学実験I」か「II」のいずれかがスクーリング受講済であれば受講できます。


現代社会と社会教育I 内藤 隆史

 本講義の目的は,高齢化が進展する現代社会における社会教育の役割を検討することです。スクーリングでの主な課題は,日本社会における人口高齢化および高齢者の参加活動をはじめとする生活や意識に関する基本的なデータを検討しながら,その概要を把握することにあります。その際,日本社会全体,高齢者一般の特徴を見なければなりませんが,それとともに,個々の地域社会や高齢者の多様なあり方を確認することも365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@なポイントとなります。
 教科書は昨年までのもの,今年のもの,いずれを持参でも結構です。

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