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VOL.68 JUNE 2010

【学習サポート】

【現場から現場へ】

【7?8月科目修了試験のご案内】

【夏期I?II?III?IVスクーリングのご案内】

【お知らせ】

【卒業者アンケートより】

【卒業者アンケートより】

卒業アンケート(前号の続き)と実習修了者アンケート結果より

 前号の卒業生アンケートでは主に学習全般に関する内容をご紹介しました。今回は紙面の都合上,前号に掲載できなかった学習と実習に関する内容について,前回同様,学生の皆さんに特に関係する部分を抜粋してご紹介します。
【アンケートの回答状況】
 調査対象:平成21年度3月卒業生228名
 回 答 数:142件(回収率62.3%)
 実習修了者回答数:83件

学習に関する内容(前号『With』Vol. 67p.113の続き)

問1 「レポート学習」について在学生へのアドバイス(抜粋)

  • インターネットはあまり参考にならない気がする。新聞の切抜きをためて,自分の考えをまとめるようにする。とにかくレポート課題の(1)問題点をあげる,(2)テキストや新聞などの一般論をまとめる,(3)自分の考えを書いてみる。文章を繰り返し推敲する。
  • 時間があれば,とにかく書く習慣をつけた方が良いと思う。
    レポート締め切りギリギリになって提出するより,余裕を持って作成したほうが時間にも心にも余裕ができます。ダメもとでもレポートを提出してみてください。たとえ再提出になったとしても先生のアドバイスでヒントをつかめることにもなります。
  • 完璧を求めず,まず気を軽く持って「ダメ元」のまま作成してみると良いのかもしれません。指導者から指摘があればそこを重点的に書き直せば良いですし。また,簡単なノルマ表(期限なども書き込む)を作っておくと,ダラけないですむかもしれません。
  • 書き始める前にアドバイスを十分読んで,どんな課題が求められているか,レポート内容について一度メモにまとめる。レポートの途中で課題を見失わないようにする。
  • レポート学習は孤独との戦いでもあり,時にはスランプに陥ることもあった。全く書けずに苦しみ,焦りばかりが出てさらに深みにはまった。書けない時は休憩することも忘れないでほしい。
  • 大学の図書館は専門書が沢山あるので,レポート作成するのに参考になった。
    まず,取り組んで,自分なりに文章を書き出すことが一歩だと思う。私は,この勇気がなくて,時間がありながらも,なかなか書き出せなかった。勉強する方法も見出せず,時間だけ経過してしまうので,是非この科目だったらやれそうだと思った科目から始めてください。
  • 目標があれば,諦めないはずです。分からなければ,分かるまで考え続けてほしいです。
  • “とりあえず書いて出してみて”というアドバイスがあり,そうやって見ましたがあまり上手くできませんでした。先ずはキーワードの内容を調べたり,テキストを抜き書きしていくうちに何となく慣れてきました。なので,レポートを書くには少し慣れることが必要だと思います。
  • 学習の習慣を付けていくまでが大変で,習慣化すれば考えていたよりスムーズにレポートが書けます。
  • 再提出をおそれない!先ずは書いて提出あるのみ。初めから完璧なレポートはないと思います。再提出になっても「あきらめない」「くさらない」ことが大事。再提出するごとに「力」がついてくると思います。
  • 学習に王道はありません。学ぶ為にはコツコツとテキストを読み,それを繰り返し,参考書や他の図書をできるだけ多く求め,自分なりのノートを作成しておくことが必要です。通信は己との戦いです。

問2 科目修了試験の準備に1科目あたりどれくらいの時間をかけたか N=137

問2グラフ注:回答項目?実数?%(以下の円グラフも同様)

問3 通信教育部で共に学ぶ「学習仲間」はできたか N=142

問3グラフ

問4 「学習仲間」はどのようなことがきっかけでできたか N=194(延べ)

問4グラフ

問5 「学習仲間」とはどのようなことを協力し合ったか(抜粋)

  • 難しそうなレポートの情報,スクーリングの先生の講義内容は有意義だったかを,前もって聞いたり教えたりした。
  • どの科目が大変,どの先生の採点が厳しいなど,リアルな情報交換ができました。また,同じことで悩む人の存在を知り「私だけじゃなかった」と励みにもなりました。

問6 「学習仲間」づくりに関する在学生へのアドバイス(抜粋)

  • スクーリングで,勇気を持って1人でもいいので声をかけてみること。
    中には,考え方や志がまったく違う方もいますが,たった1人でも共感できる仲間を見つけることができたら,自分の世界が広がります。まずは,自分から色々な人にアクションを起こすことから始まるのではないでしょうか。せっかく学びの場に参加するのですから,勇気を持っていろいろな方と接してみてはいかがでしょう!
  • 通信教育部における仲間作りは大切です。実際,私自身,小山会場スクーリングで知り合った方が,その後の学習についての道標となり,心ゆるせる友達になりました。学習に行き詰まると相談していました。

問7 学習を進める上で理解し協力してくれる人はどのような人だったか N=238(延べ)

問7グラフ

問8 通信教育で学ぶことについて職場の協力は得られたか N=111

問8グラフ

問9 本学通信教育部で学んで満足できたか N=136

問9グラフ

問10 通信教育部で得た資格?学んだことを今後どのようにいかしたいか(抜粋)

  • 通信教育部で取得した資格や学んだことを,これからの自分の仕事やボランティア活動に生かしていきたい。
  • 現在の職場(精神障害者グループホーム)において,精神保健福祉士として長く働きたいと思っています。利用者さんが住みやすく生活しやすく,スタッフも働きやすい長く働ける環境整備に努めたいと思います。
  • 知識だけでなく,人として生きるための土台を再構築できたと思う。他人と接する時に色眼鏡でみないこと。目の前にある物や人をそのまま受けとめ受け入れてみること。
  • 訪問介護の仕事をしているため,様々な人間に接する。どういう環境で育ち,どういう家族関係で育ち,どういう仕事を経験し,どういう考え,生き方を持っているかなど,人間を見る時に,トータルに見る視点,固定しない見方をするという考えを持てるようになった。また自分という人間を知るきっかけをいただいたことは大きな糧となった。今後,これらの学びを訪問介護の仕事に活かしつつ,一つの関心を抱いたPSWの資格取得に進みたいと考えている。
  • 物事を知るきっかけとなったこと(例えば精神障害者の生活のしづらさ)を通して視野を広げていく。そこから何かを見つけられたらと思う。

問11 通信教育部で学んだ全般的な感想(抜粋)

  • 実践経験が豊富な先生方の講義が大変興味深く充実していました。スクーリングや科目修了試験の回数が多く単位を取り易い環境でした。
  • 働きながら学ぶということは,精神的にも肉体的にもつらいものです。通信教育では,学習を進める中での孤独感もあります。くじけそうになる気持ちに負けないでください。つらい思いをしているのは自分1人だけではありません。全国に,同じような思いをしながら苦労をしている仲間がたくさんいます。コツコツと努力を積み重ねることで,仲間,先生など,かけがえのない宝物を手に入れることができます。手元にあるレポートの束も大切な宝物です。(在学されている方へのメッセージです)苦労した分,卒業の喜びは大きいです。
  • 在学生の方へ。
    勉強そのものはもちろん,学習の中で色々な人と出会えることを楽しんでください。
    遠くに住んでいる人,年の離れた人,色んな職種?経歴の人……他ではなかなか出会えない人と出会えます。私はものすごい怠惰で自分に甘い人間なので1人で勉強していくのがつらかったです。友達に刺激されて卒業までこぎつけました。こんな私でも卒業できたので皆さん頑張ってください。
  • 理想を高く持つのも良いが,社会福祉の現場は制度の範囲でしか動きません。実習では,理想をおさえてがまんしてください。卒業したら,理想を天高く持ち,制度の範囲内の社会福祉ではなく,その範囲の外にいる人へ幸せをもたらすことが社会福祉だと私は考えています。歴史上の社会福祉を作った人々は,行動をしながら制度を作っていきました。でも今は制度の中で福祉を展開する事業所ばかりが目立ちます。私も,どんどん行動しながら歴史上の人物に負けないように素晴しい社会福祉を作り,展開していけたら良いと考えます。
  • レポートが中々まとめられず,締切りが間近に迫りとてもあせる気持ちや,実習までの準備や,実習中の緊張感など,今となってはとても貴重な体験だったと思います。
    私の場合は,演習で友達ができたことによって励まし合ったり,情報交換することで何とか乗り越えることができました。皆さんもスクーリングで隣に座った人に思いきって声をかけることで,貴重な友人を得ることができると思います。
  • 仕事をしながら学ぶ苦労はありますが,がむしゃらに勉強していれば気がつけば卒業です。私は通信教育部を卒業できたことが大変誇りであります。現在在籍しておられる方々は苦しみしか感じられないでしょうが,それは必ず報われます。あきらめないでゴールまで駆け抜けてください。
  • 卒業のコメンスメントの英語での意味は,終わりと同時にあらたな始まりを意味することを知り,なる程と思いました。ここからが,私自身のあらたな出発だと思い,今後ここで学んだ事を社会に生かしていきたいと願います。二年で卒業できるところを四年半も長くかかりました。でも,すばらしい卒業式に出席させていただき,人生の節目に花を添えることができました。何度か諦めそうになりましたが,仲間に励まされ,まさに一期一会でした。在学生の皆様へのメッセージは,Dream are made possible if you try!チャレンジすれば夢は叶う という言葉があります。私もまだまだ夢は叶っていませんが,今後も新たな目標をもってチャレンジしていきたいと思っています。
  • 通信制での大学卒業は難しいと聞いていたが,スクーリングや他の学生との交流の中でメリハリがつき,頑張ることができた。学生の交流機会がもっと多くあればと思うこともあったが満足している。子育てをしながらの方も多くいられたようなので,子育て中の人との交流もできれば良かったと思う。他大学の通信部には子育て中の学生が息抜きや勉強を兼ねて集まる場所を学内に設けていると聞いたことがあるので,福祉大でもそういった取り組みがあればと思う。勉強を進める中で,通学部の学生との合同授業や講演会があるなど,スクーリング以外にも学ぶ機会や先生方の経験やお話しを聴けることがあれば,学習を進める上で知識も増え,視野も広がる機会になると考える。医療?福祉分野で働きながら学ぶ人に比べて,私は子育て中の専業主婦であったので,これらの点が強く感じる。通信は誰でも学ぶことのできる良いものだった。卒業は大変なものであったが今までにない充実感と学ぶことへの意欲を感じた。新しい目標も見つかり人生の転機にもなった。子どもへ学ぶ姿を見せたいと思ったことも息子なりに感じてくれ,また考えてくれ,幼いながら私の力になってくれた息子にも感謝し,多くの人に支えてもらったことを忘れずにこれからも学び続けていきたい。
  • 実習は座学とは比較にならない程,現場の利用者さんや職員の方から,大きな,大きな,学びを得ることができるので,可能である限り,できるだけ多くの方に挑戦して欲しいと思っています。実習に至るまでの苦労は吹き飛んでしまいます。
  • 3年間終了してみて楽しいことが終わった感がある。学ぶことの楽しさを十分に味わったと思う。きっかけは“うつ”になったことから「心」に興味をもち,始めた学びであった。自分の事から始まり,社会や保育のことをまでも深く知り,探求できたと思っている。家族とのかかわり,友人,近所での人間関係に大いにプラスになっていると思う。すべて学びでつかんだ対人援助なのであろう。この学びの中で子育て支援の仕事をしようと決意し,転職した。希望通りではないが,今,一時保育を担当している。これからも学びたいことは多い。卒業後も心理学のスクーリングに通いたいと思っている。
  • 若い人だけでなく年齢を重ねた人にも学びの機会を与えていただいたことに,大変感謝している。レポートがなかなか書けずに気持ちが折れそうになった時,学校から届いた便りの中に“オールを投げ出さずに舟を漕ぎ続けましょう”というような内容だったと思うが,その言葉に励まされたこと……。何気ない一言それだけで“また頑張ろう”という気になれる。是非,メッセージを送り続けてもらいたい。特に1?2年の頃は“あきらめ”の気持ちに負けてしまいがちである。『With』に卒業できた人の学習の進行状況が掲載されていたが,4年で卒業できた人だけでなく,何年もかかって卒業できた人がどのようにして最後まで諦めずに続けてこられたのかを取り上げたら良いのではないかと思う。“私でもできるのかも”という希望を持つことができるかもしれない。5年間お世話になりありがとうございました。

実習に関するアンケート結果

問12 実習別受講状況 N=83

問12グラフ

※複数実習内訳:
 社会福祉援助技術現場実習+精神保健福祉援助実習(4)
 教育実習(高等学校教諭)+介護実習+障害児(者)教育実習(2)
 計6人

問13 実習科目を履修した目的 N=101(延べ)

問13グラフ

問14 実習中に苦労したこと

1)苦労した内容(抜粋)

【主として実習先に関して】

  • 職員と良くコミュニケーションが取れなかった。職員との人間関係が良くなかった。
  • 重度の利用者の方に対する対応や,専門職を目指す者としてどのような支援をすれば良いのかを考えること。
  • 毎日実習記録を書き,翌日朝に必ず読み合わせをしたが,実習担当者との考えの相違に苦労した。
  • 職員の方とのコミュニケーション。腹を割って話せたのは最終日だった。職員の方々の視線がクールだったのだが,自分ではその原因が何かよくわからなかった。
  • 利用者とのコミュニケーションのとり方。相手が思っていることやニーズを把握することが困難だった。
  • 事業所の事業に触れながら相談援助(職)について学ぶことが難しかった。
  • 介護福祉士の資格を持っていたので,なんとかついていくことができましたが,専門用語が難しかった。
  • 病院での実習方針が具体的なものがなく,日々体験することで感じたことを自分で学んでいくことで自分自身への中身が問われるものだが,もっと実習生としての指導を丁寧にその場その場でして欲しかった。後で気付きの時に教えられ,反省させられることが多く,厳しい面もあった。
  • 実習中に,ずっとメンバーと共に過ごす時間が苦労した。質問されたり,会話の中で気を遣ってしまうのでとても疲れた。

【主として実習生自身に関して】

  • 一日一日,自分が何を目標にして実習に臨むのかを明確にすること。
  • 実習ノートを書くこと。実習先で一応時間はとって下さっていたのですが,資料を見たり,お話をうかがうだけで時間いっぱいになってしまったため,毎日メモを頼りに家で書きました。
  • 仕事との両立の困難さ。体力の限界ギリギリ感あり。一日の反省などの記録の記入に時間がかかった。何もわからないところに入っての実習に慣れること。
  • 基礎的な勉強や知識を事前に学習したと思っていたら,実習では全然身についていなくて,実習中かなり苦労した。実習ノートがなかなか書けず,一睡もできなかったことがたくさんありました。

2)どのように克服したか(抜粋)

  • 自分の方から分からないことを聞くようにした。
  • とにかく現場になれるため,ボランティアなどを行う。現場はテキストや文献とは違う。
  • 実習指導者の助言を参考にした。
  • どんな状況でも,利用者には必ず自分のことは伝わると信じ,試行錯誤を繰り返し,掘り下げていった。
  • テキストや指定された参考文献などを読むうちに,実習は計画通りにいかないこともあると諦めました。実習先の施設を取り巻く現状や現場の実態の理解などへと実習目的自体を一部変更した。
  • メモを取る。一日のテーマや目標をたて,後でまとめやすいように意識しながら実習にとりくむ。
  • メモ帳を常備し,記録の参考とした。インターネット上の施設のホームページを参照とした。
  • 担当職員の方のアドバイスにより。経験談,失敗談など。
  • 指導者の方に毎日時間を作っていただき,相談したり指導をいただきながら実習計画に沿って進めることができた。
  • 実習先からデイケアの本を貸していただいたり,分からない事等は,実習担当者よりスーパービジョンを何度もしていただきました。
  • 返却されたレポートを読み返しながら,理解することに勉めた。
  • テキストで実習先での心の動きが書かれ,自分と同じ様に苦しい気持ちを持って実習に臨んでいることを知り,自信喪失から慰め?励ましを受けた。
  • 返答や会話の中で,ポイントはある。スタッフの意見を聞いた。

3)どのようにすれば苦労したことを未然に回避できたと思うか(抜粋)

  • 計画立てで満足せず,自分が実習で何をしたいのか,学びたいのかのイメージを深める。
  • 今日できなかった課題をいかに次へフィードバックしていくかを考え取り組む。
  • 実習だから体験できることを大切にし,実習先の職員や担当者に疑問に思ったことは積極的に質問するようにする。
  • 事前訪問で実習計画の内容についてできることとできないことを実習先の担当者としっかりと確認をとっておくこと。また実習でやってみたいことなど目的を明確にしておくことが大切だと思います。
  • 相手の身になって考え,行動を起こす意識が足りなかった。自分がこの状況ならどうしてもらいたいのかを考え,徐々に行動に移し観察していくことが365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@だったと思う。
  • まず自分自身で「できたことをできたと褒める」という肯定する意識を持つこと。事前準備をもう少ししっかりしておけば良かったこと。積極的に疑問に思ったことは,ひるまず担当者等に聞けるよう,心をしっかり持っておくべきでした。
  • 学習仲間を作り,お互いに情報交換をしたりして目標を達成すること。
  • 相手先の実習機関がどのような実習生を期待し,具体的な方針を知っておくことが必要である。
  • 実習を終わった人に相談できたら良かった。他にも実習生がいたら心強かった。

問15 実習期間の休暇は確保できたか N=55

問15グラフ

◆実習中の休暇確保の具体的内容(抜粋)

  • 長期休暇届を提出した。入社前に実習について説明していたため,理解を得られた。
  • 月3回の希望休暇と有給休暇を組み合わせ,4分割にして職場に協力してもらった。

問16 勤務先実習 N=69

問16グラフ

問17 実習を行っていて事前学習の準備不足を感じたことはあったか N=81

問17グラフ

◆「準備不足を感じた」具体的内容(抜粋)

  • 実習先では基本的な知識があるという前提で,試されるような質問をされた。例えば水中毒,家族療法を説明せよなど。適切に答えられないと翌日までに調べてまとめてくるように言われた。
  • 制度の具体的内容についての理解が不足していた。
  • 利用者理解のために知的障害者について法制度?支援制度について勉強不足だった。
  • 障がいの深い知識が足りなかったのと,それ以外にも虐待などの社会背景の理解が足りなかった。
  • ソーシャルワークの多様な方法論を実践活用できる程度に学習を深めておけば良かったと感じた。
  • 実習中その日その日に学んだり,疑問に感じたことを,大変だけどその日に調べたほうが理解できる。
  • 実習を行っていく中で,現場で普段使われている言葉(福祉用語など)が分からなく,パソコンを与えられ自分で調べるよう言われたり,介護保険についてもきちんと理解し話ができなければならないと思った。
  • 自分がなぜそれを学びたいのかをもっと煮詰めて考えるべきだった。
  • 教科書などの知識では一般的な解釈も多く,それらを実行に移そうとするとき必ずしも正しいとはいえない場面もあった。
  • 資料などだけではなく事前にその場の雰囲気を感じ,また学習しておくことができれば,さらに深く学ぶことができ活動することができたかもしれません。
  • 事前訪問で実習先から具体的な事前学習項目の指示がありましたので,その分と現場実習課題ノートの作成とで準備不足は感じませんでした。
  • 様々な環境で生き抜いてきた子どもたちに対する関わり方や,どのような特徴があるのかをもっと事前に調べる必要があったと思う。
  • 地域(福祉)の理解を目標にしたが,その地域のことを事前に知っておかなければ地域性や地域の社会資源を含めた総合的な理解はできない,と感じた。
  • 人間的な接し方というか,専門的な関わりではない様な場面が多く,もっとバイステックの原則など,しっかり身につくような学びが必要であったと思った。
  • 専門用語のことで分からないことが多かった(制度のこと等)。
  • 体験することで理解することが多くあった。事前にボランティアなどしていることも大切だと感じた。

問18 実習先の指導内容(プログラム)に満足できたか N=84

問18グラフ

◆具体的理由(抜粋)

【満足だった内容】

  • 忙しい業務の中,私の為に時間を作ってくれているのだと感じた。プログラムに設定されていたものだけでなく,実習先の皆さんが働いている姿からも多くを学ぶことができた。
  • 機関の特性上,事務作業が多いと思われたが,他機関?施設への訪問?見学?実習などが多く盛り込まれていた。高齢者?障がい者?子ども?母子など様々な分野の方々と関わることができた。
  • いろんな場面に参加でき,事例のファイルも自由に閲覧することができた。また模擬面接は事例を用いて役割演技を行い,スーパーバイザーから評価していただいたが,ワーカーを演じてみて面接技術の難しさを感じた。
  • 老人デイサービスという事業の中で,利用者のご家族との相談援助場面の機会が少なかったので「ほぼ満足」に丸をつけましたが,私が実習先事業所の特性を理解していなかったからという点が大いに理由としてあると思います。
  • とても盛り沢山の内容を提供していただき,内容の濃い実習となった。学生として「実習で学ぶ」ことに集中でき,夢のような4週間だった。
  • 日常業務の中に実習生を入れるということで大変だと思いますが,配属先によっては何の実習をしているのかわからなくなり混乱しました。精神科病院で看護師さんが指導者となった時,専門用語が多く,質問すらできなかった。精神科病院に実習に来ているのだから知っているのが当たり前という感じでした。私の勉強不足かもしれませんが……。
  • 社会福祉士としての実習というよりは,ケアワーカー的な実習となってしまったのが残念だったが,子どもに対する支援だったからこそ「観察」や「内面理解」について学べたことが多かった。

問19 実習先の指導者の指導内容に満足できたか N=82

問19グラフ

◆具体的理由(抜粋)

  • 2回実習を行ったが,2人の指導者共に,常に真剣で熱心であった。指導内容に不満を抱くのではなく,自分の態度や心を入れ変えることでより多くのことが学べるのだと思う。実習で何を学べるのかは,指導者によるのではなく,自分自身にすべて関わっている。
  • 自分の方から指導者へ分からないことがあってもなかなか聞きにくかった。指導者が大変忙しいため。
  • 毎日担当が決まっており,細かいアドバイスをいただき定期的なカンファレンスをしていただいた。
  • 質問などには丁寧に対応していただけたことや,テキストには書かれていない実践の中のお話をたくさんしていただけて,とてもおもしろい実習だった。また,実習を通してスーパービジョンの大切さも痛感できた。
  • 様々な場面に同行させていただき,また私が対応できない(立ち入ることのできない)部分に対しては説明をしてくれたり,指導者が相談員として仕事を行ったことを毎日説明してくれた(例:他事業者との電話内容,対応の仕方など)。
  • 指導者が積極的に受理会議や援助方針会議に同席させてくださって,とても感謝している。
  • 「他の職員にもいろいろ学んでほしかった」と言われたが,他の職員からはあまり声をかけられなかったので遠慮してしまった。巡回指導の先生に「聞かなきゃ損」みたいなことを言われたが,従事する作業が次々あって多忙で聞けなかった。
  • 不明点や事業所の現状と今後,介護保険制度の運用,利用者の方の情報など,自分で得るものとそうでないものに分け,即日のうちに指導すべき点は教えていただくことができ助けられました。
  • 実習時間内に記録(メモ)を取ることを禁止されたが,その分,頭に叩き込もうと頑張れた。夜に思い出しながら記録することで(時間はかかったが)学びが深まった。ともかく,患者さん?利用者さんとの時間を多くいただけたのが勉強になりました。
  • 業務が忙しい中,ささやかな疑問にも答えていただけた。さらには私自身が理解していない精神保健福祉の現実なども丁寧に指導していただいた。とても良い実習先に巡り合えて自信がついた。
  • PSWである指導者は,私の年齢?体調?不安などを考慮してくれました。初日,医療相談室で静かにノートを取ったり,質問したり,同室のPSWの仕事を一日見させていただいたことで,その後の実習のカリキュラムをスムーズに進めることができました。
  • 毎日の実習記録に毎日,丁寧,真剣なコメントをいただくことができた。実習中質問したことや相談したことに対し,いつも正面から向き合ってくださり,内容の濃い学習をすることができた。毎日の実習記録等は宝物です。
  • 指導者の障害に対する専門的援助のあり方は,個人の“今”を見て必要な支援であり,その時の支援が後の障害者の生き方を伴走することに繋がる。思いやりのある専門的援助を実習できたことをありがたく思っています。

問20 巡回指導の内容はどうだったか N=79

問20グラフ

◆具体的理由(抜粋)

  • 心が和みました。言葉の一つ一つが温かく,指導していただくことよりも,私の不安を聞いてくれる人が来てくれたという安心感が大きかったです。
  • 不安に思っていることを丁寧に聞いて下さり,親身に相談に乗ってくれました。また実習中に「頑張っていますね」といわれたことは認めてもらえたような気持ちになり,本当に救われました。
  • 他の実習現場での学生の話なども聞かせていただき,大変な思いをしているのは自分だけではないことを知り安心した。
  • メンタル的なサポートや記録の仕方などについてアドバイスをいただきました。忙しい中ありがとうございました。
  • 先生が回ってきて下さるとホッとします。記録の書き方などもアドバイスして下さり,安心しました。
  • 指導員の姿勢が謙虚かつ笑顔であったため,接遇の面で大変勉強になった。
  • 指導者に指摘されて少々気持ちが落ち込んでいる時,巡回の先生が来てくれて話を聞いていただき嬉しかった。自分の身内に会った気持ちになった。
  • 調整はしていたが,当日医療保護入院のカンファレンスが急に決まったので短時間になってしまった。しかし施設などについても良く分かっておられて背中を押して下さった。
  • 巡回指導時にかかえていた不明点への対応の仕方を教えていただくことができた。ほか,一つのケースへのかかわり方とその地域へのかかわり方の違いを教えていただくことができた。満足です。ありがとうございました。
  • 阿部先生の指導が明確で分かりやすく涙が出ました。実習中,自分の不甲斐なさで一杯だった心が救われる思いでした。先生のおかげで何とか実習を乗り越えられたようにも思えます。
  • 困っていることはないか?等,気にしていただけてありがたかった。途中経過ではあったが振り返りができ,残りの学習での目標が見えたような気がした。
  • 先生のお顔を見たらホッとしたことを覚えている。やはり毎日緊張の連続だったので……。実習中気をつけることや視点をアドバイスしていただき,残りの実習が充実したものになった。新しい実習課題も発見できた。
  • 私自身の課題が,「生活のしづらさ」を知ることだったので,巡回指導教員の先生より,具体的に参考文献なども聞くことができ大変勉強になりました。また,緊張もとれ安心しました。

問21 大学への提出書類や諸手続きについて,わかりやすかったか N=80

問21グラフ

◆具体的理由(抜粋)

  • 『With』を見落とすと期限に間に合わなかったりするので注意しなければならなかった。自己管理をしっかりしていれば大丈夫なのですが,日々の忙しさに流されてしまうと“うっかり”になってしまった。

問22 実習を開始する前と後とで自身に変わったことはあったか(抜粋)

  • テキストや文献で学んでいたことが頭の中だけでなく,目で見て,耳で聴いて,手で感じたことで現実のものとなった。実習をする前の私は知識という名の「偏見」を頭の中に積み重ね理解した気持ちでいたが,実習後はそれらが間違いだったのだと気付いた。
  • 社会福祉士への熱意がさらに湧いた。これには実習先に本当に恵まれていて様々な場面に同行させてもらえたこと,丁寧に指導していただけたことが大きかったと思っています。
  • 自分の無意識にもつ偏見や知識不足に気付いたことと,幅広い社会福祉の視点から少しは物事を見られたり考えたりできるようになったこと。
  • 理論実践の具体的なモデルをイメージできるようになった。実習で出会った職員の方々,利用者の方々を時々思い出しながら感謝の気持ちを持って困難に立ち向かっていく勇気をいただいた。
  • 住民へのかかわりや,障害者への支援を苦手と感じていましたが,自分の立ち位置が少しわかり気負いがなくなりました。人権に対する認識を深めることができました。
  • 一人の人間としての価値や権利をより深く考えるようになったが,考えれば考えるほど難しいものだと気付いた。特に児童養護施設はしつけや施設の決まり事を守らせなければならず,ある意味強制する部分もあるため,自己決定の範囲なども線引きが難しいと思った。
  • 相談員の仕事は入所者のことだけではなく職員同士の連携,家族への対応,地域の方?他事業者など多方面にも目を配っていかなくてはならない。また制度に対しても正しく知り得なければならないため,日々勉強していかなくてはならないと思った。
  • 現場で働いている立場でも,福祉的視点で相談支援の立場に変えて見ると全く違ったことに驚きました。広い視野で見る視点とどの様な制度やサービスがあるかという知識が必要だと思った。
  • 自分自身の現在を振り返る,良い機会となっている。
  • 「なんとなく」「とりあえず」の気持ちで始めたのが,実習を通して「こうなりたい」という明確な目標ができたので,ダラけることなくやり遂げることができ,とても充実感や達成感があった。
  • 福祉を仕事にするということの大変さ,労働としての福祉を知ることができた。
  • 児童福祉関係の施設へ実習に行き,実習へ行く前には地域や学校関係の方々は施設の子たちへの理解があると考えていたが,そうでない大人も少なからずおり差別した目で見られていることにびっくりした。施設に入所している子たちへの理解を地域?学校関係の方々にも深く知ってほしいと思った。
  • 「人に優しくできる」という点で前と後で大きく変化した。後がもちろん向上した。
  • 利用者中心にふるまっているつもりでも自分中心と言われ,それがなぜなのか支援とは何なのか尚更わからなくなった。障害者は自分の願うとおりには反応を返してくれない。同じだなと思うと予測のつかないことをされる。クールな客観性が必要だと思った(心はあたたかく)。
  • 施設での勤務経験があるせいか私自身変わったとは思いませんが,ただ利用者とのコミュニケーションよりも実習先の職員の方々との関係性を築くことがとても難しいと感じました。
  • 自分は社会人になってから転職したことがなかったので,他の福祉機関について知ることができたのは大きな収穫だった。組織としての命令系統や組織体が抱える問題についても実習担当者と意見交換できたこともあった。
  • 子どもとの接し方,または相手を思いやる心が養われたと思う。相手が自分に求めていることは何か,またどうしてそのような行動に出るのかを考える力がついた。
  • 成年後見制度,日常生活自立支援制度などテキストを読んだだけでは頭の中に入らなかったことも,事例をもとに説明してもらったり,実際に日常生活自立支援事業を利用している方の自宅へ支援員と同行訪問することで体感的に学ぶことができた。
  • 事業内容は異なるが,他事業所の事業に触れ自分の職場で利用者さんにかかわる時の視点や姿勢が変わったと思う。
  • 頭の中で知識として理解していた「精神障害」が,実習を通して体で理解できた。当事者の方々が薬の副作用,薬を飲まないとどうなるか,または心の揺らぎ,これからの生活への不安,自身の持つ希望などを私の耳で聞き「生活のしづらさ」を知り,私自身の精神障害の観念と支援のあり方の考え方が変化した。
  • まだまだ学んだことが自分自身の中で消化されていないでいます。もっと福祉の世界に身を置くことで,現場での場数を増やすことで,学んだことを実践できるのではないかと思いました。現実の厳しい面も知り,自分自身のできる範囲をわきまえていくという,さらに謙虚な思いを持ちました。
  • 実際の子どもたち目の当たりにしたことで教員採用試験に向けてやる気が出た。
  • 多くの利用者と接することで,在宅の精神障がい者が日常どんなことを考えたり,悩んだりしているのかということが分かり,その後の業務を考える上で根本的な部分が変化した。4週間(2週間ずつの分割だったが)完全に学生として仕事から離れることで,改めて自分の仕事に新鮮な気持ちで取り組めるようになったこと。
  • 前は,障害者の見方が別な人たちとして分けていたように思う。実習の中でメンバーと深く関われて,障害者の方は別な人たちの集まりではなく,自分と同じ,健常人と同じ人たちであり,でも障害や病気があるために,毎日,大変に頑張っている人たちなんだと変わった。
  • 精神保健福祉士の職業倫理観がさらに高まった。そして他職種との相互理解?情報共有の重大さを学び,「相談力」を身につけようと思った。「相談力」の基本はコミュニケーション能力ですが,優れたPSWはそこが光っていたので,私もさらに謙虚になり,かつ自信を持って他者の意見を聞けるようになろうと思った。

問23 国家試験?教員採用試験の受験勉強にいつごろから取り組んだか N=70

問23グラフ

◆受験勉強の具体的内容(抜粋)

  • 短期集中で過去問題,模擬問題,予想問題などを5冊勉強。
  • 問題集をひたすら解いて,正誤だけでなく解説も読んだ。さらに覚える必要のある事に関しては,暗記ブックを作ってどこにでも持ち歩けるように工夫した。もっと時間があれば,インターネットの各サイトの問題や模試もやれれば良かったです。時間不足でした。
  • テキスト(参考書)1組と過去問集1冊を5?6回繰り返し読んだり解いたりして,模擬試験を2回受けた。すべての問題集も3?4回繰り返し読んだ。
  • (1)特講?社会福祉学5の受講,(2)過去問,(3)ワークブックの読み込み,(4)参考文献(福祉小六法,福祉の動向)読み込み,(5)新カリ対策(更生保護,就労支援テキスト追加購入),単語帳の活用。
  • 過去問の一問一答とワークブックを中心に学習し,模擬試験を受けました。最終的には暗記用の参考書に書き込みをしながらまとめました。
  • 参考書を読む。通信教育で勉強したと思ったが,試験に関してはほんの一部であったと痛感した。
  • 参考書にテキスト?スクーリング資料の内容をかきこみ,読む?書くを繰り返し,問題集(過去問?一問一答)を解くことで復習する。

問24 「実習」について在学生へのアドバイス,大学に対する要望(抜粋)

  • 演習などグループで行うスクーリングはいろいろな意見や考え方が聞けてとてもためになった。また直接先生と話ができるということで勉強を進めるにあたり,安心感があった。普段のスクーリングでは人数がある程度いるので先生に近づきにくい面があるが,少人数だとアットホームな感じでいろいろな意見や質問を話しやすいので良かったと思う。
  • 私は一人目の子どもが1才のときに入学,卒業までの間に介護福祉士?介護支援専門員に合格,社会福祉援助技術現場実習?精神保健福祉援助演習を行い,ついでに2人目の子供も出産しました。そして今年受験した社会福祉士と精神保健福祉士はカリキュラム変更に伴って出題内容も変更されましたが同時受験しました。合格発表はまだですが,自己採点では大丈夫だと思います。これらの経験が働き,家事をし,子育てをしている女性の皆さんに何かのメッセージとして届けられるのならば,学習?実習体験記などの形で協力したいと思います。
  • 自分なりの学習の形?歩みを見つけてほしいと思います。そうはいえど,文章のみでの学習では必ず行き詰まると思います。時に開かれた学習の機会?交流を上手に折り込んでいくといいかもしれません。また働きながら学習に当たっていらっしゃる方も少なくないと思います。それぞれ背負うものも違いますし,どうしても予期せぬことで学習が滞ることもあるでしょう。学習の計画はあくまで目安であり,状況に応じて無理なく変更?修正することも必要かもしれません。
  • 私は実習記録や実習先からの課題をやるとほぼ毎日3?4時間の睡眠時間だったのが辛かったです。疲労感と思考力の低下の中で24日間の実習は体力的にきつかったです。体調を維持することが大切です。頑張ってください。
  • 実習先は安易に「職場だから」と決めるのではなく,本当に自分の興味のある分野,学びたい分野で決めたほうがいいと思います。いろんなことを犠牲にして取り組む実習なので,学びがないと時間がもったいないです。実習先の指導者にもよると思いますが,私は本当にすばらしい指導者に恵まれました。実習が11月まで続くプログラムだったので,国試の勉強もおろそかで諦めていたのですが,社会福祉士にどうしてもなりたい!と思わせてくれる実習先と指導者だったので,最後まで諦めずに勉強も頑張れました。なので,実習中の苦労もあんまり苦労と思っていないのかもしれません。家族や職場など協力してもらわないといけない部分がたくさんあり,実習に入るまでの方がもしかしたら大変かもしれませんが,協力してくれる人のためにも最後に「充実した実習だった」言えるように頑張ってください。
  • 事前にいろいろな幅広い情報を集めて,自分の目的を明確にすること。関連書籍を最低1冊は読んでおく。できれば自分の関わったことのない分野に思い切って行ってみるのもすごく勉強になり,やりがいがあります(自分は高齢者分野しか知らなかったが,障がいの方へ行きました)。実習をやりながら,仕事をしながらの国試勉強は本当に大変ですが,10?30分でいいので毎日テキストを読むだけで国試1カ月前の状態が違います。迷ったり,やめたくなったり,目標を見失いそうになることも多いですが,やり遂げたときの達成感や充実感,自信は本当に大きなものです。最後まで休みながらでもいいのでゴールしてください!必ず途中から国試が楽しみになってきます。
  • 努力は報われます。自分の可能性を信じ,困難に立ち向かっていってください。本当にありがとうございました。
  • 気付きや目標をしっかり持って取り組むと,一日一日,中身の濃い時間を過ごせると思います。
  • 一カ月間の実習を終えたときの自分は,いろんな考え方ができるようになります。自分の思い通りの支援ができていないと感じたとき,諦めず職員の方や先生などに相談し,改善方法を自分のスタイルで考えることで,将来仕事に就いたときの自分のクセがわかるようになると思います。自分を理解し行動することは難しいことですので,実習では自分を見直し向き合って取り組んでみてください。
  • どんな施設に実習に行かれたとしても,実習内容が自分で満足のいかないものだとしても,現場を自分の目で見てその場で感じたこと思ったこと疑問に思ったことは自分に内なる力をくれることだと思います。また,実習ノートは大変ですが自分の一生の宝物として残っていき,その実習ノートを読み返すことにより,自分の力となっていくのではないかと思います。
  • 分からないことは実習中に聞き,少しでも理解を深めながら実習をするととても充実します。頑張ってください。
  • 実習先はその後の社会福祉士人生を大きく左右するので,じっくり長い時間をかけて探すべき。実習が上手くいくかどうかは実習先が決まったときに何割か決まっているのではないか。
  • 実習先を決める際に,実習生に対してどのような考え方で実習生を受け入れているのか,また実習指導者の指導能力,どの程度実習生の受け入れ体制が整っているのかなど,ある程度の実習先の情報がほしいと思いましたが,第三希望で実習先がやっと決まり事前情報が何もないまま実習に入りました。できたら先輩の方々の実習先の情報があったら良かった。
  • わからないことはどんどん実習指導者に聞くと良いと思う。
  • 実習先の詳細や実習先の種別についてしっかりと学習してから臨むことはもちろん,実習を行うにあたってどのような意気込みなのか,また目標をしっかり整理することが365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@だと思う。「実習計画書」を立てることはそのためにも大切な過程であり,実習が始まってから365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@性を感じた。なんとなく毎日が過ぎる実習にならないように一日一日をしっかり目標に向かって取り組むことを頭に入れて実習を行えば,とても充実した実習になると思う。また実習の為に尽力いただいた大学の皆様,実習先の皆様には本当に感謝したい。これから社会に出ていくためのすばらしい経験と自信をいただいたと思う。本当にありがとうございました。
  • 社会人になってからの学習はそれぞれの環境に左右され家庭や仕事との両立に苦労することもあるかもしれませんが,それをのりこえて実習を受けることで,学習したことが実習で直に学べ,得るものもあります。実習での学びは,そこでしか得る機会のないものかもしれません。仕事や現在の生活だけでなく,自分という人間の幅をひとつ広げられるチャンスともなり得るものです。大変なこともあろうかと思いますが,楽しいこともありますので一つひとつ頑張ってください。

◆これから実習を目指す方は,是非,以上を参考にして学習や準備を進めてください。また,いただいた貴重なご意見は,可能な限り今後の実習のあり方を検討する材料として活用させていただきます。

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