東北福祉大学では、東日本大震災の教訓から防災知識を身につけた人材育成が地域や職域における災害への 備えを担い、安心?安全な社会づくりに貢献するとの観点から 大学の特色を活かした「 東北福祉大学防災士養成研修講座及び資格取得試験」を 開講しています。

今年度より高大連携?協定校を対象に7月29日（土）、30日（日）に防災士養成研修講座を開講し、31日（月）には普通救命講習を実施しました。
東北高等学校、聖ウルスラ学院英智高等学校、常盤木学園高等学校、聖和学園高等学校の生徒20名が参加。
2日間の講義では各講師から最先端の防災?減災についての講義が行われ、受講生は真剣に講師の話に耳を傾けていました。
そして30日の最後には防災士資格取得試験が行われ研修講座2日間のカリキュラムが終了となりました。
31日は防災士資格申請時に必要となる普通救命講習を実施し、応急手当に必要な基礎知識のほか、「胸骨圧迫」や「人工呼吸」、「AEDの使用方法」などの実技中心の講習が行われました。

参加した高校生からは
?地元の小学生や中学生に今回の講座で習ったことや、小学生の頃の体験を楽しく、わかりやすく伝承していく活動がしたい
?もし大きな地震が発生したら、周りの人を支えられるような活動がしたい
?人の命を救える防災士を目指し、ボランティアに参加したい
?誰かのためになるような防災士を目指し、もしもの時に安全に避難できるよう地区防災計画を作っていきたい
?災害ボランティアに積極的に参加して、将来の職業にも活かしたい
などの声が聞かれました。

今後は防災士を取得した高校生と一緒にスキルアップセミナーや防災?減災活動などを実施し、連携を図っていく予定です。
なお平成 24 年度より定期的に「防災士養成研修講座及び資格取得試験」を開講し 、これまでに学生と社会人 9,000名余の防災士を養成しました。