2019/11/06 キャリアカフェクラブ
【事業所インタビュー】第5回:仙台冷蔵倉庫株式会社
学生がつくる学生のためのキャリア情報Webマガジン。
学生が記者となり取材?編集し掲載しています。
専務取締役 専務執行役員 金森康治さん
Q.会社の業務内容を教えてください。
コンビニエンスストアやスーパーマーケット、飲食店に提供する冷凍食品やコンビニ弁当の材料?容器などの保管を行たり、お客様のご要望に応じてそれらの出荷も行っています。
Q.会社の強みはどんなところですか?
仙台冷蔵は創業70年経っているのですが、もともとは冷蔵として戦後間もない頃に野菜などを預かっていました。時代の流れで製氷も行いました。現在は物流センターでただ預かるだけでなく、付加価値をつけたり、管理の強化なども行っており、多くの経験を通してノウハウが溜まってきたなというのが一つ。
あと、3代続いている、ちゃんと後継者が育っているという部分。
そしてノウハウ的な観点からすると、コンビニエンスストアという厳しい業界のところとお付き合いができている点です。仙台冷蔵は大手7割、地元3割ぐらいの比率でお付き合いしています。地元の会社だけれども、大手さんとも対等にお付き合いできているという点も強みだと考えています。
Q.求める人物像はどんな人ですか?
募集要項などに書いているのですが、一言でいうと「向上心」がある人が大好きです。でも人によって一長一短があるから、その個性が仙台冷蔵で光るのであれば別にそれだけに当てはまらなくてもいいと考えています。一人ひとりいいところはあるはずですから。
Q.仕事に対する考え方を教えてください。
自分の子どもたちに誇れるような仕事をしていきたいと考えています。
Q.仕事のモチベーションを保つために、どのようなことに気をつけていますか?
自分自身にご褒美をぶら下げておくっていうのは今でも行っています。例えばこの立ち上げがうまくいったら、温泉に行ったり美味いもの食べに行こうとかですね。そうすることで、一生懸命頑張れることもあります。
何か目標を持つ、「これが上手くいったらこうしよう」というのは立派な目標の立て方だと思います。
Q.面接のときに365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@視されていることはありますか?
その人が持つ良いところが、私たちの会社で生かせるかどうかを考えるために、面接でしっかり本人の話を聞きます。「こういう風に働いてくれるだろうな」と、想像がついたら採用しています。あまり学歴だけでは決定はしていません。学歴や写真だけではなく、実際に会ってみないと分からない部分も多くあると思います。
Q.学生のうちに培っておいた方がいいことはなんですか?
難しい質問ですね(笑)。
いろいろな人と会いなさい、話しなさいと言うようにしています。
いろいろな世界を知ることが大事であると思います。ネットの世界や文字の世界だけの情報ではなく、実際に顔を合わせて相手の顔色を見て、「この人はこう感じているな」と悟る力も社会では必要になってくるでしょう。そういう力は場数を踏まないと分からないですし、実際の人間と会わないと何も成長できないと思います。
Q.キャリアカフェの感想をお聞かせください。
面白い時間でした。もう少しゆっくり、学生の皆さんのお話も聞きたかったですね。
福祉大生へメッセージを!
恵まれた環境にあるので、引き続き一生懸命勉強してください!
倉庫事業部 上野瑠慈さん
Q.ご自身の主な仕事内容について教えてください
大きく分けて入出庫に来る運送会社さんのドライバーの受付と、取り扱う伝票のデータ上の整理、お客様からの注文の応対といった事務的なことを進めています。
特に商品の管理は、お客様から商品の情報や管理内容が書かれた指示書をいただき、実際の現物が入荷してきたときにそれに沿って管理するのですが、その商品がリニューアル商品だったり、連絡漏れによって情報が間違っていたりしてトラブルがあると大変です。トラブル防止のため、現場と密に連携を取り合いながら受け取る情報に間違いが無いようにしています。
Q.この仕事のやりがいは何ですか?
身近な食生活を支えているため、自分が応対し取り扱ったものがお店等で見られると、自分が世に貢献したと思えやりがいになっていますね。
Q.仕事でうれしかったエピソードはありますか?
以前からあるものに手を加えた際に、社内の方に「前より良くなっている」や「こっちの方が分かりやすいよ」と自分を評価されたときに嬉しかったですね。明確に利益を生んだり成果を出す仕事ではないので、社内の方からの言葉が原動力になることもあります。
Q.仕事で失敗してしまったときは、どう乗り越えましたか?
事務職で決まった手順や、やらなければいけなかった手続きを行わなかったなどの失敗の経験があります。その際は、会社の先輩方に教わったり、自分で考えたりして知識を定着させました。自分の失敗を糧にできるよう、そうした対処方法を続けた結果、今の自分があるのだと思います。また、同じ失敗を繰り返さないように努力することも大切ですね。
Q.キャリアカフェの感想をお聞かせください。
学生さんが「今」知りたいことと、就職活動が本格化してから知りたいこととは違うのだと感じました。今後を考えるために必要な内容を聞くことが、キャリアカフェなのですね。
福祉大生へのメッセージを!
就活をしているといろいろ悩むことがあると思いますが、自分の中で大事にしたいことを明確にすると指標となって募集要項などを見るときに参考になりますよ。自己分析などを最初のうちにがんばっておくと、後々楽になると思います。がんばってください。
(2019年11月取材)
取材担当:社会福祉学科2年 佐藤拓茉、社会福祉学科2年 熊谷省吾
HP記事作成担当:情報福祉マネジメント学科2年 阿部尚実