先輩たちにも聞きました(学生新聞2020年10月号)

時間の使い方は、サークル活動は、就活はetc

①オンライン授業の感想は?
②勉学、サークル、就活の工夫は?
③生活状況と時間の工夫は?
④力を入れていることなど

佐藤 真由香さん(産業福祉マネジメント学科2年 福島県福島市出身)

新たな視点で普段できないことに挑戦

①オンライン授業は時間の調整がしやすいと思います。

②そのおかげで、バイトの時間を増やしました。同時に将来に向けて貯金を意識した生活を心がけています。また、普段の生活ではできない毎日のご飯作りにも挑戦しました。私はアカペラサークルに所属しています。リモートアカペラに参加したり、ゆっくりと好きな音楽を聴いたり歌ったりと、新しい楽しみ方を見つけて過ごしています。

③ほとんどの人が現在、365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@によってなかなか外出することができない中、授業の課題に追われ、とてもつらい時期です。特に1年生はキャンパスライフを送れていないため、不安な点も多くあると思います。しかし、この期間を上手く利用して、普段できないことにぜひ挑戦してみることをお勧めします。

④先日、日本財団学生ボランティアセンターが企画しているプラチナ未来人材育成塾にチューターとして参加しました。通常であれば全国各地からチューターが東京に集まりますが、今回はZoomで行われました。講義で日本の現状を知り、2050年の日本がどのような社会であってほしいか、今できること、今後必要になるのは何かを考えました。家にいながら全国の人とお話できるという機会はとても貴重で、時間や費用の面からも無駄がなく素晴らしい体験になったと実感しました。なので、このような状況をマイナスだけに捉えるのではなく、別の視点で新たな発見に向けて動くことも大切なのかなと思っています。

髙山 那奈子さん(社会福祉学科2年 岩手県盛岡市出身)

今できることを見つけて行動する

①オンライン授業期間中は実家に帰っていました。本来なら地元に戻ると友だちに会ったり、遊びに出かけたりするのですが、この状況下ではそれができないため、家でずっと過ごしています。

②ただ、ずっと家にいては体力面でも精神面でも健康に良くないため、同じ毎日を過ごすのではなく、犬の散歩に行ったり、弟とランニングをしたりするなど、自分なりに活発に行動して気分転換とリフレッシュを意識した生活を送っています。
サークルは、アカペラサークルに所属しています。大学での活動ができなかったため、サークルメンバーとも会えず、一時は活動が完全に中断されていました。しかし、サークルの企画で、オンラインアカペラをする活動があったため積極的に参加し、この状況の中でもできることを見つけて過ごしています。

③母に代わって夕食を作って家族にごちそうするなどして、一人暮らしではできなかった家族とのふれあいの時間を満喫しています。

④今は授業とサークル活動、家族との交流を中心にした生活で、メリハリをつけています。一年生の皆さん、早くこのコロナが終息し、キャンパスライフが始まった時、何らかの形で後輩の皆さんと関わることができることをとても楽しみにしています。登校がままならず、不安なことや大変なことも多々あるかもしれませんが、今は踏ん張り時です。この先、きっといいことがありますよ。そう信じて、お互いに健康に気をつけながら頑張りましょう。

格井 希美さん(教育学科中等教育専攻3年 宮城県名取市出身)

生活リズムを整え次に備える

①オンライン授業は、その授業によって資料提示型の授業であったり同時双方型の授業であったりなどしてその講義、その講義によってスタイルがさまざまで、そのスタイルによって違う点があることに私は少々戸惑ってしまいました。また、基本的に課題がほとんど出されるので、授業を受ける時間よりも課題に取り組むことに多くの時間を割いてしまっていたような気がします。

②私は現在ミニモリサポーターズというサークルなどに所属しているのですが、私たちのサークルは多くの人たちとのかかわりの多い活動が多いということもあったので、コロナウイルス感染症による自粛期間中はサークル単位での活動はまともにできませんでした。また、コロナウイルス感染症の影響で実習が延期になってしまったので、実習に向けての準備と教員採用試験やゼミの勉強を少しずつしていました。

③今の生活状況は、私の実家が宮城県の名取市なので実家でオンライン授業を受けています。時間が空いている時には、できるだけバイトに行くようにしています。また、通学時間や待機時間などといったもったいないと思っていた時間を、今は自由な時間として使っています。

④最も力を入れていることは特にないです!!強いて言うならば、今までのコロナ感染症の自粛生活で遅寝遅起きが習慣になってしまったため、崩れてしまった生活リズムをできる限り早寝早起きをすることで整えて、今後の授業に備えられるようにしていることぐらいですね。(笑)

木幡 裕葵さん(産業福祉マネジメント学科3年 福島県南相馬市出身)

平常時とは違う生活で充実化

①オンライン授業はオンデマンド形式の場合は、きちんと聞き取れなかったところに戻すことができるので、何度でも繰り返し聞くことができて、便利であるので良かったのではないかと思います。しかし、オンライン授業のみを受講していると、家にいることが多くなってしまい、たまに窮屈さを感じるので、早く対面の授業が再開されることを希望しています。

②勉強は平常時であっても自粛期間中であっても、どちらにしても基本的に自宅でするので通常通りです。しかし、サークルは主にボランティアを活動の軸にしているサークルであるので、サークル単位での活動などができていない状況なのが、とても残念です。それでもミーティングなどのオンライン上で済むものは、ズームなどを使ってオンラインで行うようにして、いざ活動再開になった時、いつでもできるようにするためにも準備しています。

③自分はもともと時間を有効活用することは意外とできていると思っているので、今はとりあえず自分のやりたいことをやるようにしたり、バイトをするようにしたりして、平常時とはまた一味違った生活を送ることで、今の生活を充実させられるように努めています。

④今、僕は趣味に最も力を入れています。僕はダーツが趣味なのですが、今はより狙った位置にしっかり投げられるようになるために練習場に通い詰めています。もっと上手になれるようにこれからも努力していきたいと思っています。

髙橋 正充さん(医療経営管理学科4年 福島県郡山市出身)

求人のない病院にも電話で積極的に

①4年生になってゼミだけしか授業はとっていませんが、zoomを用いて週1回程度活動しています。自宅でできているから、自分の都合に合わせて快適にオンライン授業を行っています。

②就活ですが、企業の募集開始が大幅に遅れていて、しかも採用人数が少なくなっている気がします。オンラインでの面接を受けていますが、説明会などの情報は病院の場合、ホームページから、企業の場合はマイナビなどの就職サイトを利用して参加するようにしています。

③授業が週に1回しかないため生活リズムが崩れていて、ほとんど昼夜逆転した状態です。代わりに、ゼミでの講義以外は自分の時間として使うことが多くなっています。ですが、自粛生活が続くにつれて、運動するなど外出する時間が減ったため、太りました。そのため今では特に用事がない日でも目覚まし時計をセットしてから寝るようにして、朝日を浴びることを習慣にしています。朝日を浴びるとシャキッとした気持ちになるのでお勧めです。また、就活などのストレス発散のために空いている日は友人とのオンラインゲームや通話をして、ストレスの発散に努めています。

④今は就活に力を入れています。病院に就職することを目標にしているのですが、求人の出ていない病院にも電話をかけて、採用試験の機会を設けてくれないかと頼んだりしています。地元にある病院に就職するつもりでいますが、内定が1つでもほしいため現在は県外も視野に入れています。県外の病院は先生に協力してもらいながら探しています。

赤坂 茉莉子さん(社会福祉学科4年 秋田県鹿角市出身)

ストレスを溜めない工夫を

①自分の都合で授業を行えるのがよいと思います。しかし、対面で授業を行う時と環境が異なるため、集中力が続きにくいなと感じます。そのため机の上など視界に入りやすい場所に漫画やスマホなど気になる物を置かないようにし、他の音を遮断するためにイヤホンを付けて講義の音声に集中するようにしています。

②ほとんどオンラインを活用しています。勉強では動画を見返して理解を深め、就活ではユニパの情報やマイナビ、企業等のホームページをこまめに見て活動しています。自分の働くときに気にすることを最大3つくらいに絞り、それに合うような条件で就職先を探しています。また、履歴書を書く際に自分を必要以上によく見せようとして書かない、文章が長くなり過ぎないように気を付けるなど、自己アピール欄で伝えたいことが伝わるように普段より意識しながら書いています。

③生活リズムに大差はありません。実家に帰省していますが、登校する時間に起きるようにし、日付が変わる前に就寝しています。授業のコマ数が少ないため、午後か午前のどちらかに集中して勉強しています。他には趣味や就活に時間を割いています。

④力を入れている意味とはちょっと違ってきますが、極力ストレスを溜め込まないようにしています。ストレスを溜めると気分が沈み込んでしまい、なかなか行動に移せなくなってしまうからです。そのため音楽を聴きながらイラストを描くなど、趣味にあてる時間を意識的に作るようにしています。




取材担当:粟野眞子、齋藤宏樹、内海脩斗
イラスト:佐藤春紗