仏教専修科
科目紹介 参禅?法式?布教?教化
講義の概要
曹洞宗は、坐禅を中心とした修行を重視します。本授業では、曹洞宗の基本教義と実践について学び、特に「参禅」「法式」「布教」「教化」の四つの側面を総合的に理解することを目的とします。 まず、参禅では、坐禅の意義と方法、心の持ち方を学び、実際に坐禅体験を通じて心身を調える術を習得します。次に、法式では、作法、読経の基本形を学び、日常勤行や法要の実践力を養います。布教では、現代社会における仏教の役割を考察し、教えを分かりやすく伝えるためのスキルを身につけます。教化では、人々の心を支えるための具体的な活動(8月の関連施設へ施食会法要)や、法話を通じた精神的支援の在り方を学びます。 これらを通じて、伝統を踏まえつつも現代社会に適応した曹洞宗僧侶としての資質を養成し、宗教者としての自覚を深めることを目指します。
講義の進め方
着物を着用し、曹洞宗の基本法要、仏祖諷経、三仏忌、達磨忌、施食会、臘八摂心等の法要を行っていきます。
講義のスケジュール
前期(4月~8月)降誕会、施食会
後期(9月~2月)両祖忌、達磨忌、臘八摂心、成道会、涅槃会、東日本大震災?能登半島地震犠牲者法要
教材
曹洞宗日課勤行聖典、曹洞宗行持規範
担当教員
木村尚徳、久間泰弘、櫻井大文