古山さんは卒論で「白石市定住促進4コマ漫画」を制作。表紙は青をバックに、タイトルは「しろいしは、いいぞ。?そこはうーめんにあふれていた?」としました。地域を愛情たっぷりに描いた内容が評判を呼び、盛大な報告会になりました。

パワーポイントで10分間の発表後、市長自ら質問に立つなど、興味?関心が膨らむ一方でした。菊地正昭副市長からは「小、中学校にも配りたい。できたものから広報誌に連載しよう」と話が弾みました。市民経済部からは、企業立地や定住促進の催しに役立てたいとの申し入れも出されました。

思わぬ反響の大きさに驚きつつも、古山さんは「生まれ故郷に小さな恩返しができた」と笑顔で話しました。

見守った三木教授は「今回の研究成果は地域や社会につながり、役に立つ実例になった。後輩によい影響と効果をもたらす機会になったのではないか」と手放しで喜びました。