2018/08/27 情報福祉マネジメント学科

生田目教授らによるベトナムスタディツアー報告(後半編)

生田目学文教授、石野莞司教授、大内真弓准教授らによるベトナム社会主義共和国へのスタディツアーの報告が届きました。その後半分(5日目~最終日まで)を報告します。

○5日目

学生による足湯支援の様子
学生による足湯支援の様子
ハイフォン市で2軒の在宅訪問を行いました。枯葉剤が原因と思われる病気に苦しみながらも清く生きる独居高齢者や、重い障害を持つ息子を持つ退役軍人のお話を伺い、おにぎり作りや足湯の奉仕活動を行いました。インタビューでは、戦争の悲惨さを自ら経験しながら、反戦を訴える場面も見られ、説得力がありました。

○6日目

訪問し一緒におにぎりを握る様子
訪問し一緒におにぎりを握る様子
ハノイから南東へ車で2時間のホアビン省へ移動し、2名の奨学生に奨学金授与式を行いました。午後は、そのうちの1名の方のご自宅を訪問し、おにぎり作り、足湯などの支援を家族のみなさんに喜んでいただきました。

そして、何だか暑いなと感じていたところ、どうやら35度あったらしいです…

○7日目

ベトナム枯葉剤被害者協会を訪問
ベトナム枯葉剤被害者協会を訪問
ハノイから南へ車で2時間のニンビン省、のはずが、出発直後に大渋滞に巻き込まれ、市外に出るのに1時間以上もかかり、結局3時間。VAVA(ベトナム枯葉剤被害者協会)の職員さんたちも3名の奨学生たちも待ちきれない様子でしたが、無事に奨学金授与式を行いました。

その後そのうちの1名のご自宅を訪問しました。今日もおにぎり作り、足湯などの支援を家族のみなさんに喜んでいただきました。

○8日目

恒例のスイカ割りを行いました
恒例のスイカ割りを行いました
本日は午前中にハノイ市郊外の「友好村」を訪問。3名の奨学生たちに奨学金を授与した後、恒例となったスイカ割り大会をはじめとする子どもたちとの交流を楽しみました。
昼食は日本食レストランの大盛りカツカレーライスで英気を養い、午後はVAVA本部に表敬訪問。夜は一足早い打ち上げで大いに語り合い、盛り上がりました。明日はいよいよ活動の最終日です。

○9日目

現地の方との交流イベントの様子
現地の方との交流イベントの様子
現地での活動最終日は、午前中に奨学生のお宅を訪問し、亡くなった父親の弔問を兼ね、自宅の様子を見に伺いました。昼食後は、通訳をしてくれたベトナム人女性の主宰する「日本語同好会」の人たちと交流会に臨み、日本語の自己紹介、歌の交歓、ダンス披露、薙刀演舞などで大いに盛り上がりました。

そして、最後のディナーをフォーボーで締めくくり。ただ、食べている間に雷雨で急なスコールの洗礼を受け、タクシー組みと徒歩組みとでホテルに無事到着。時間を惜しむようにメンバーはチームに分かれて、お茶に出かけたり買い物に出かけ、最後の夜を迎えました。

○最終日

ツアー解団式の様子
ツアー解団式の様子
翌早朝にハノイを発って25日午後に無事帰国。小さなトラブルはありましたが、大事が無く無事日程を終わらせることができました。
学生10名にとって、様々な経験が今後に生かされれば???と思います。
 【学科編集者コメント】
現地や多くの方のご理解とご協力の下、毎年実施しておりますベトナムへのスタディーツアーが今年も終了いたしました。
このスタディツアーでは、一般的な観光ツアーでは見聞できないことを経験できるだけでなく、自分も支援側の一員として、奨学金の授与に関われることが大きな経験になると思います。引率教員のコメントにもありますが、様々な経験が今後に生かされることを願います。