2019/10/31 情報福祉マネジメント学科

消防×学生による全国初の点検アプリ完成、仙台市長にプレゼン

情報福祉マネジメント学科?大内真弓准教授のゼミ学生4人が、仙台市消防局と連携し消火器?誘導標識点検アプリ『KIKATTO(キカット)』を共同開発、運用開始前日となった10月31日に仙台市役所で郡和子仙台市長にプレゼンテーションを行いました。

郡仙台市長、仙台市消防局の方々を前にプレゼンを行う学生たち
郡仙台市長、仙台市消防局の方々を前にプレゼンを行う学生たち
11月1日から運用開始となるアプリ開発を行ったのは、小田島陸さん、山内結友さん、亀田苑花さん、及川凌さんの3年生4人。主に集合住宅の消火器などの点検報告提出率の全国的低迷を打開しようと、仙台市消防局が同局勤務の本学卒業生、齋藤広和さんを通じて学科へ投げかけ、開発がスタートしました。

プログラミング班とデザイン班に分かれた学生たちは、大内准教授をはじめ学科教員の監修のもと約1年かけて、点検だけでなく報告書作成までできるアプリを完成させました。

プレゼンには、小田島さん、山内さん、亀田さんの3人と大内准教授が出席。郡市長を前に、アプリの特徴である容易な操作、平易な言葉や文字サイズ、色覚障がい者に対応したデザインなど注力した内容を説明しました。実際にスマホを手にとってもらい、実演もしてもらいました。郡市長は「すばらしいものを作っていただいた。(運用開始で)大いに反響があることを期待しています」と述べました。
宮城の方言で「きちんと」を意味する「きかっと」を名称に採用したアプリ
宮城の方言で「きちんと」を意味する「きかっと」を名称に採用したアプリ。11月1日から運用を開始(画像クリックでKIKATTOへ)
学生たちは、今後の展望として音声機能導入や評価をもとに改善したいとしながら、「後輩たちに引き継いで、東北福祉大学として社会貢献を続けていきたい」とプレゼンを締めました。

消防と大学によるアプリ開発は全国初であり、消火器だけでなく誘導標識点検を含めたアプリも全国初。仙台市とは昨年7月に「地域消防力の向上等に関する協定」も締結しており、まさに官学連携の象徴的な成果物となりました。
郡市長の質問に答える山内さん(左から3人目)
郡市長の質問に答える山内さん(左から3人目)
郡市長、仙台消防局の方々とともに記念撮影
郡市長、仙台消防局の方々とともに記念撮影

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