2024/03/06 保健看護学科

【保健看護学科】高根 秀成 助教が365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@5年度 日本がん看護学会学術奨励賞を受賞

本学保健看護学科の高根 秀成(たかね ひでなり)助教が、365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@5年度の日本がん看護学会学術奨励賞を受賞し、2月24日に行われた第38回 日本がん看護学会学術集会における授賞式で表彰されました。

 受賞タイトルは、「精巣腫瘍や治療が精巣腫瘍サバイバーのセクシュアリティに与える影響」です。精巣腫瘍は、10万人に約1~2人の方が罹患する男性特有の希少がんです。また、多くが10代後半から30代という若年で罹患すること、また、転移があっても、適切な治療が行われた場合には完治が期待できる固形がんであるという特徴があります。これらの特徴により、精巣腫瘍の患者(精巣腫瘍サバイバー)は、治療中にとどまらず、治療後にも学業や就業、結婚、パートナーの出産などへの疾患?治療の影響が問題となりやすい傾向があります。今回、受賞した論文では、特に精巣腫瘍サバイバーのセクシュアリティに注目し、11名の方へインタビューを行い、その結果をまとめました。

記念撮影の様子
記念撮影の様子
授賞式後に撮影
授賞式後に撮影


 臨床の現場でなかなか注目されにくい男性患者のセクシュアリティについて、精巣腫瘍サバイバーの抱く自身の「男らしさ」への影響、仕事が思うようにできないことによる「男としての自信の低下」など、多岐にわたる課題が明らかになりました。現在、日本では、がん医療における重点課題として若年がん患者、希少がん患者への支援の充実が掲げられています。今後は、今回の研究結果を臨床でのケアにつなげるための実践的な方法について検討していきます。

高根先生の授業の様子
高根先生の授業の様子

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