2022/09/10 保健看護学科

【保健看護学科】宮林教授による教育講演「家族を亡くした後の心のケア」を山元町で開催

NPO法人 亘理山元まちおこし振興会の主催、山元町教育委員会の協力のもと、山元町防災拠点?山下地域交流センター「つばめの杜ひだまりホール」において、本学健康科学部保健看護学科の宮林幸江教授が『「家族を亡くした後の心のケア」誰もがたどる4つの悲嘆とグリーフケアについて 』と題した講演を行いました。
グリーフgriefとは、人の死などによる深い悲しみ、嘆き、苦悩のことです。

宮林教授は日本人のグリーフの特徴とそのケアについて、長年研究するとともに、グリーフケア活動に取り組んできました。

山元町は東日本大震災時の津波被害により、突然親族や親しい友人?ペットを亡くした経験を有する方が多く、宮林教授はこれまでもグリーフケア活動を実践してきました。

震災より10年が経過しても、死別悲嘆による苦しみが続いている方もいます。今回の講演テーマに対する関心も高く、当日は亘理?山元町地域住民50名弱が参加しました。

講演後の質疑応答では、参加者より「苦しんでいるのが自分だけではないとわかった。悲しむことや喪失感は、普通の反応なのだとわかった」「グリーフケアの研究はいつ頃から始まったのか」などの質問や感想が寄せられました。今後も同地域におけるグリーフケア活動や啓発講演を続けていく予定です。

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