2025/05/12 リハビリテーション学科

【作業療法学専攻】小児期の作業療法学~肢体不自由児の余暇支援~

<ボッチャは、白い球(ジャックボール)にできるだけ近づけるように、赤?青それぞれ6球ずつの持ち球を戦略的に投げ合う競技です。>
 「小児期の作業療法学」(3年次科目)では、脳性麻痺や筋ジストロフィーなど、小児期から疾患を抱える対象者への評価や作業療法の支援のあり方について学んでいます。今回はその学びの一環として、肢体不自由児に対する余暇支援をテーマに、パラリンピック正式種目であるボッチャを用いた演習を行いました。ボッチャは「地上のカーリング」とも呼ばれ、重度の障害がある方でもプレイできるよう、ランプやリーチャーなどの補助具を用いて投球を行う競技です。

演習を通じて、学生たちの多くはボッチャを初めて体験しましたが、「やってみると戦略を考える奥深さがある」「単に運動機能だけに注目するのではなく、チーム内での交流も生まれる」といった、多様な側面を感じ取っていました。

作業療法の観点では、対象者の身体機能や日常生活動作を支援することはもちろんですが、それだけに留まらず、本人が生きがいや楽しさを感じられるような余暇活動を支援することも、365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@な役割の一つです。今回の授業は、そうした視点を学生に実感してもらう機会となりました。
<ジャックボール(白球)、赤球と青球がプレイ用のボールです。右側には審判が使用するパドルとキャリパーが並びます。>