2024/06/19 社会福祉学科

ソーシャルワーク実習と実習巡回の紹介?「アツい」季節がやってきた

医療施設でソーシャルワーク実習をしている学生のもとへ、巡回指導に行ってきました(黒田文)

現場指導者、学生、教員の3名で一緒に撮影しました。直接の指導者のほか複数のMSWが指導に関与して下さっており有り難いかぎりです。現場のご理解とご協力のもと実習が成立することをかみしめております。
現場指導者、学生、教員の3名で一緒に撮影しました。直接の指導者のほか複数のMSWが指導に関与して下さっており有り難いかぎりです。現場のご理解とご協力のもと実習が成立することをかみしめております。
6月13日に、学生がソーシャルワーク実習をしている国立病院機構仙台西多賀病院へ巡回指導に行ってきました。配属された病院で学生は医療ソーシャルワーカー(通称、MSW)のソーシャルワーク実践を体験的に学んでいます。

本学の場合、ソーシャルワーク現場実習の指導は、1)巡回指導、2)帰校指導、3)巡回指導、4)帰校指導の組み合わせで行っています。社会福祉士を養成する大学で、4週間の実習に対して、本学のように巡回指導を2回にして丁寧に指導している大学はかなり珍しいのですよ。知ってました?

4週間の実習パターンで一般的なのは、巡回指導1回、帰校指導3回です。教育に関する本学の特徴として、援助技能を学ぶソーシャルワーク演習の授業も、同一教員が3年間継続して持ち上がりで担当するため、その間に学生と教員との間でお互いの理解が深められて、つまり、人間関係がしっかり形成されて、結果として、様々なことを相談しやすい関係性が自然に作られていきます。もちろん、途中で他の教員に代わりたいときは、担当教員を変更することができます。この演習も同様で、教員1人がソーシャルワーク演習をIからIIIまで3年間連続でみっちりと担当するしくみは他の大学ではほとんどみかけません(複数大学に勤務した私の経験にもとづくコメントですが)。興味がある方は、是非、調べてみてください!

時間をかけてじっくりと、教員と学生がお互いの特徴や人間性を理解するので教員が巡回指導に行き学生の相談に応じる際は、実習の内容のみならず、就活や卒業後のキャリア形成を含む全方位型のフォローアップにおのずと発展していくなぁ…と強く実感しています。それはさておき、本学の実習指導はこれから第二期、第三期へ、季節と共にアツい時期に突入です。お互いに乗り切りましょう。