スクールソーシャルワーク課程を履修している4年生たちが、後期に始まるスクールソーシャルワーク実習に向けて、事前指導を受けました。午前から午後にわたって行われる集中講義です。16名が4つのグループに分かれて、実習先の社会資源や地域について調べ、実習で学びたいことについて話し合いました。10月中に、各自が実習計画を立案していきます。

スクールソーシャルワーカーとは
学校現場で起きる児童生徒の様々な問題行動を理解するためには、心理的な問題だけでなく、家庭、地域など児童生徒のおかれている環境への視点が欠かせません。そして、それらの問題を解決していくためには学校の枠を超えて、関連する多くの機関などとの連携が必要とされます。ソーシャルワーカーの専門性は、まさにそのような問題を抱えた児童生徒のおかれている環境への働きかけ、校内や関連する機関などとのネットワークの構築、連携?調整にあります。このようなことから、学校における児童生徒の問題に対して、ソーシャルワークの専門性を用いて、教師や関連諸機関の職員とともにその解決を図るためのコーディネーターの役割を担うスクールソーシャルワーカーが求められています（2024年度 東北福祉大学『学生便覧 履修の手引き 総合福祉学部』の 「スクールソーシャルワーク教育課程修了認定（社会福祉学科限定）」より）。