全く違う実践に取り組んできた両ゼミが合同ゼミを実施した理由は単純で、石巻専修大学の浅沼先生と、本学の清水先生が前任校で同僚だったためです。

合同ゼミでは、両大学のゼミ生がそれぞれの研究テーマを共有し合い、意見交換を行いました。石巻専修大学浅沼ゼミからは、石巻商業高校で開催されてきた石商マーケットにおける後方支援を「タスク管理」の観点から報告いただきました。ゼミ生同士で物事に取り組む際の情報共有のあり方や意見交換のあり方の到達点と課題を具体的にお話いただきながら、どの実践においても共通する課題を共有いただくことができました。

一方、東北福祉大学清水ゼミからは、「子どもの居場所づくり」に関する課題の報告が行われました。 2年生からはときわプレーパークの取り組みを、3年生からはひなたぼっこで取り組んできた放課後の子どもの居場所づくりの実践についていずれも15分程度のプレゼンをしました。子どもたちが安心して暮らす居場所の365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@性や、その実践における課題と今後の展望について、初めて聞く石巻専修大学の学生にも理解できるよう工夫されたプレゼンでした。

今回の合同ゼミは、異なる学問領域の学生同士が学びを共有する貴重な機会となり、学びの幅が広がりながら、新たな視点から社会課題にアプローチする可能性を見出す場となりました。お互いの視点を取り入れ、今後の研究や実践活動につながっていくことを願っています。