2025/06/05 社会福祉学科
多賀城高校(災害科学科)との高大連携事業を実施しました
本学と多賀城高校は、2018年5月に高大連携協定を結んでいます。
5月22日は、多賀城高校災害科学科3年生「くらしと安全B」の授業で、社会福祉学科の阿部利江先生が講話とワークショップを交えた特別講義を実施しました。

この日は、「災害科学×福祉~人々の暮らしに寄り添う実践的な学問~」をテーマに、福祉分野?領域の捉え方や福祉を学ぶことの意義、関連する仕事の可能性から、身近な生活に関わるヒト?コト?モノを一緒に考えました。そして、災害時の福祉援助過程を踏まえながら、グループワークでは、障がい者の被災ニーズを探り、どのような支援や対策が求められるのかを話し合い、グループごとに発表しました。
日頃から災害を科学的な視点で学び、幅広く防災を探究している生徒のみなさんにとっては、福祉もまた密接な関係にあることを気づく時間になったようです。
授業の終盤には、インクルーシブ防災の理念をもとに、イマの自分にできることを、挙げてもらいました。
イマの私(高校生の自分)にできること
- 地域の人と関わりをもつ。
- 少しでも誰かの助けになれるような防災の知識を増やす。
- 自分が暮らす地域の人(特に災害時にサポートを必要とする人)を知る。
- 災害時には支援を必要とする人を安全な場所まで誘導し、一緒に逃げる。
- 災害時に備えて、事前に困りごとを話し合い、理解し合える人間関係を築く。
- 率先して避難者になる。
- 学んできた知識を発信する(他者に伝える)。


