2025/06/26 社会福祉学科

4年生からの講話で1年生が未来を描く第一歩を

6月18日、社会福祉学科1年生を対象とした「リエゾンゼミⅠ」が大講義室にて開催され、4年生4名による貴重な講話と情報提供が行われました。これからの4年間を過ごす1年生に向けて、学生生活や授業の履修、資格取得、進路の選択といったテーマについて、等身大の体験談が届けられました。この取り組みは、これからの4年間をより充実して過ごすためのヒントを1年生が得られるよう、大学生活を経験してきた先輩たちからリアルな声を届けることを目的としたものです。

先輩の実体験から学ぶ、大学生活の歩き方

社会福祉学科1年生が大教室に集まった様子
社会福祉学科1年生が大教室に集まった様子

冒頭では、社会福祉学科長?竹之内章代教授より「4年後を見据えて今を大切にしてほしい」との温かいメッセージが贈られ、ゼミがスタートしました。

続く4年生の講話では、各自の自己紹介に加え、スライドを用いてそれぞれの経験をプレゼン形式で紹介しました。講話では、大学での学びや生活の様子、時間割や資格取得に向けた履修の工夫、実習やアルバイトとの両立、将来の進路を考える過程や、大学で見つけた“学び”と“楽しみ”など、多岐にわたる内容が語られました。

また、「実学臨床教育で現場を知ることができた」「ゼミでの対話を通じて視野が広がった」「国家資格の取得が就職に有利に働いた」といった、学科で学ぶことの意義についても実感を込めて語られました。中には、海外体験を実現するために自分で資金を工面し、英語の先生に相談しながら準備を進めたというエピソードも紹介され、会場の1年生たちは真剣に耳を傾けていました。

講話のあとは、それぞれの4年生のゼミ担当教員が登壇し、補足説明や注意点を加えるとともに、4年生が乗り越えてきた課題や努力についての背景にも触れました。

未来へのメッセージ

講話の最後には、4年生から1年生に向けて数々のメッセージが送られました。
  • 「大学生活を満喫できるのは今しかない」
  • 「失敗を恐れずチャレンジしてほしい」
  • 「たくさんの人と関わり、自分の世界を広げて」
  • 「授業や長期休みの時間を大切に使って」
  • 「やりたいことを見つけて行動してほしい」

最後には再び竹之内学科長が登場し、「一日一日を大切にしながら、多くの出会いと経験に触れて、自分の道を切り拓いてほしい」とゼミのまとめを締めくくりました。

社会福祉学科で学ぶ先輩学生たちの、リアルな声と思いが詰まった今回のゼミ。1年生たちにとっては、これからの大学生活をどう過ごすかを考える大きなヒントとなったことでしょう。
発表後にゼミの石附教授と並んで話を聞く4年生
発表後にゼミの石附教授と並んで話を聞く4年生
用意したスライドを丁寧に説明する4年生
用意したスライドを丁寧に説明する4年生
1年生の伝えたい「やっておけばよかったこと」
1年生の伝えたい「やっておけばよかったこと」
海外に行くための奮闘を情熱的に伝える4年生
海外に行くための奮闘を情熱的に伝える4年生

学生の感想(一部)

  • (今後の履修への期待)実学臨床教育やリエゾンゼミで実習に行ったり、自分が研究したいものを研究したりと気になっていた事についてたくさん説明して頂いたので、2年次からの履修登録など、考えながら組んで行きたいと思います。
  • (将来へのヒントを得た)みなさん、自分のやりたいことやろうと思っていることを実際に行動に移していてそれが将来や自分の生きる道につながっていることにかっこいいなと思いました。私は正直まだこれに進みたいと決まっていません。頭で考えるだけ、のことが今まで多かったのだと先輩方のお話を聞いて思いました。小さいことからでも行動をしようと思いました。
  • (英語×福祉という組み合わせへの気づき)学んでいく中で自分のキャリアを形成する為に必要なことを自分から進んで取り組む姿勢が大切だと学ぶことが出来た。私も英語に興味があり、福祉と関連させて学んで行きたいと考えました。
  • (ダブル資格取得に関するアドバイスとなった)私も保育士資格と、社会福祉士の資格を取りたくて、必修の授業を今取っているが、自分に出来るか不安だった。しかし先輩で同じ資格を取ろうと頑張っている話を聞いて、自分も頑張りたいと思った。
  • (ダブル資格取得に関する実用的な情報を得た)自分も資格のダブル取得を目指している身として、ダブル取得を目指している先輩の時間割や心がけがとても参考になりました。ダブルで取得をすることで、視野が広がったり職業の選択肢が広がるのはやっぱり魅力的だなと改めて感じましたし、これからまた、計画的に過ごしていくことを心がけたいと感じました。
  • (主体的な姿勢の大切さ)先輩との関わりをまだ作れていなかったので、今回の先輩たちの話は今後の大学生活の参考になった。大学は主体性がある人ほど充実した生活が送れるということを話を聞いて思ったので、なんとなく日々を過ごすのではなく、1日1日の目的を持って生活しようと思った。日々コツコツ勉強して時間の使い方を考えようと思った。知識を獲得して、納得するまで深めることは福祉の勉強だけに当てはまるものではないので、勉強全体で意識したい。大学で主体的に動いてさまざまな経験をもとに、自分は何がしたいのかを理解し、それに従事するために学びを深めることもできるということを知ってモチベーションが上がった。まずは目の前の目標を設定してどんどん成長していきたいと思った。
  • (学外での実践を意識した活動に刺激)福祉施設でアルバイトしながら資格取得目指していることを知り、わたしも実践的な知識をみにつけるためにもそういった施設で働くことも視野に入れようと思った。また3、4年からは実習が始まるということから今の1年の座学をもっとしっかり聞いておきたいと思った。
  • (道を自ら選ぶ姿勢)福祉大に進んだからといって、必ずしも福祉の道に進まなくても良いと仰っていたことが強く印象に残りました。自分の興味があることに主体的な姿勢を持って取り組んでいきたいと思いました。今まで私は福祉の道に進むことを前提に物事を考えてきました。しかし、今日の先輩方の話を聞いて、福祉の道であっても、福祉の道でなくとも、自分自身が、積極的に行動すればこの大学で良い学びが得られることを知りました。
  • (キャリアの多様性への気づき)卒業後、海外にワーキングホリデーに行くという話を聞いて、そんな道もあるのかと驚いた。また、大学院に行く方もいて、本当に沢山の選択肢があるんだなと思った。

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