2025/11/21 社会福祉学科
狩野ゼミ リエゾンゼミⅡで「プリズンツアー(刑務所見学会)」を実施
??2025年度プリズンツアーの概要
狩野ゼミでは,複雑?多様な課題を抱え福祉的支援を必要とする人々の理解とその支援の実際を学ぶため,宮城県精神保健福祉士協会との合同企画として宮城刑務所(仙台市若林区)を訪問しました。宮城刑務所の見学は,2024年度に続き今年度で2回目であり,①施設概要と福祉専門官の業務に関する講義,②施設見学,③刑務所スタッフとの対話型交流会を行っていただきました。
講義では,宮城刑務所の歴史とともに収容されている受刑者の状況として,高齢化が進み刑務作業を実施することが難しい受刑者が存在することの説明を受けました。そのために,受刑者の機能訓練として身体及び精神的なリハビリテーションを実施していることを知りました。さらに,福祉専門官が担っている受刑者の社会復帰支援として特別調整の内容や対象,そして実際の実施例について講義を受けました。
施設見学では,受刑者の居室や刑務作業を行っている場面を見学させていただきました。
対話型交流会では,刑務官や法務技官として働かれているスタッフの方に直接質問をさせていただくこともでき,受刑者の処遇や従事されている業務などを具体的に紹介していただき,刑務所の実際を知ることができました。
講義では,宮城刑務所の歴史とともに収容されている受刑者の状況として,高齢化が進み刑務作業を実施することが難しい受刑者が存在することの説明を受けました。そのために,受刑者の機能訓練として身体及び精神的なリハビリテーションを実施していることを知りました。さらに,福祉専門官が担っている受刑者の社会復帰支援として特別調整の内容や対象,そして実際の実施例について講義を受けました。
施設見学では,受刑者の居室や刑務作業を行っている場面を見学させていただきました。
対話型交流会では,刑務官や法務技官として働かれているスタッフの方に直接質問をさせていただくこともでき,受刑者の処遇や従事されている業務などを具体的に紹介していただき,刑務所の実際を知ることができました。
?参加したゼミ生の学びの紹介
「宮城刑務所は,全国の刑務所の中で医療体制が充実した医療重点施設であり,特に高齢の受刑者や長期刑の受刑者に対する医療的支援が手厚く行われていることを学びました。これまで刑務所における医療の必要性について考えを巡らすことがありませんでしたが,受刑者の高齢化や受刑者が抱える医療的課題などを踏まえれば,こうした施設体制を整えることは受刑者の基本的な権利を保障することでもあると考えました。さらに,刑務官や福祉専門官,そして見学会に参加した実際に地域で専門職として働かれている方々と意見を交わすことができたことも大変貴重な経験でした。刑務官からは,日々の業務において受刑者と向き合う中での葛藤や,刑務官の視点から捉えている地域社会への思いをうかがうことができました。その話された内容から,私自身の受刑者や刑務所に対する偏見や先入観について振り返るきっかけとなりました」
「私が抱いていた刑務所のイメージとは異なり,施設内は明るく設備が整っていることに驚きました。高齢の受刑者が多く収容されている実態から,その受刑者に対する処遇のあり方も変化してきていることを知りました。それは,高齢等による身体的な理由から作業に参加できない高齢受刑者に対して,作業療法士などの専門職が関わり,機能回復?維持のための支援が行われていました。受刑者一人ひとりの状態に応じて対応している点が,とても印象的でした。そして,刑務所内の処遇だけでなく,出所後の帰住先の確保や地域での生活支援の充実とともに,社会のなかで出所者を孤立させない居場所づくりや人とのつながりを支える取り組みが365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@であると感じました」
「刑務所内の独特な雰囲気や緊張感を実際に体験することができました。見学会のなかで,受刑者の高齢化が進んでいることの説明が印象的でした。施設の様子は,生活の基本である衣食住が整えられており,受刑者にとって生活環境が確保されている一方で出所後に身寄りがない方の場合には再び犯罪に至り,刑務所に戻ってしまうケースもあると知りました。また、受刑者の出所後の生活支援のために,福祉専門官が必要な社会資源と連携していることをうかがいました。地域社会の就労支援や地域福祉に従事する施設?機関が受刑者に対して理解が進むことで,さらに連携が深まり,受刑者の社会復帰がより円滑に進むのではないかと感じました。今回の見学を通じて、刑務所が抱える課題や社会とのつながりの365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@性について多くの意見交換ができ、大変学びの多い貴重な機会となりました」
「私が抱いていた刑務所のイメージとは異なり,施設内は明るく設備が整っていることに驚きました。高齢の受刑者が多く収容されている実態から,その受刑者に対する処遇のあり方も変化してきていることを知りました。それは,高齢等による身体的な理由から作業に参加できない高齢受刑者に対して,作業療法士などの専門職が関わり,機能回復?維持のための支援が行われていました。受刑者一人ひとりの状態に応じて対応している点が,とても印象的でした。そして,刑務所内の処遇だけでなく,出所後の帰住先の確保や地域での生活支援の充実とともに,社会のなかで出所者を孤立させない居場所づくりや人とのつながりを支える取り組みが365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@であると感じました」
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