赤塚ゼミ（3年生）は、2018年6月9日(土)から10日(日)まで蔵王連峰の麓にある蔵王山水苑さんのご協力を得て、苑内に設置されているはらから蔵王塾の生徒さんたちと「植樹祭」を行いました。天候にも恵まれ、ゼミ生たちは塾生さんたちと楽しく交流を図りながら、急斜面にさまざまな種類の植林をしました。ゼミ生にとっては、自然豊かな環境の中で爽やかな汗を流し、塾生さんたちとの協働作業した時間は、貴重な学びの時間にもなったと思います。

なお、塾生のほとんどは特別支援学校高等部を卒業された生徒さんたちです。はらから蔵王塾を運営しているのは、社会福祉法人はらから会で法人本部は宮城県柴田郡柴田町船岡に置き、県内には障がい者が働く場を9カ所、自立訓練の場を1カ所、共同生活の場を10カ所運営しています。法人の運営方針として「どんなに障がいが重くても、働くことは人間にとって最も基本的な営みあり、必要不可欠な権利である」という考えの基に、大豆加工をはじめ食品加工という仕事を通じて障がい者の自立と社会参加を目指しています。とくに、はらから蔵王塾は人材育成を介護事業及び農産物の生産?加工?販売事業を通じて、福祉及び農業関係者に担えるようなカリキュラムが組まれています。