2018/07/08 社会福祉学科

赤塚ゼミ(2年生)が気仙沼で農業体験と震災ボランティアを実施しました

社会福祉学科赤塚ゼミ2年生は、7月7日から1泊2日で気仙沼市に滞在しました。1日目は、語り部さんから当日の震災状況と現在の復興状況について説明を受けました。ゼミ生たちは真剣に語り部さんのお話を聞き、あらためて地震、津波、火災の怖さと防災の心構えを再認識していました。その後、山沿いにある農家に分散して、震災後の農業問題を聞きながら、慣れない農作業を体験。収穫した野菜は、夕食の食材としてご馳走になりました。料理作りは、民泊した農家の家族と一緒になって名産のマグロ付き豪華料理を完成させました。

翌日は、朝から震災ボランティア活動を行いました。昨年と同じ「一景嶋神社」の清掃活動に取り組みました。「一景嶋神社」は、慶長16年の大津波で社殿、縁記が流失した歴史があります。気仙沼漁港で働く漁師さんや関係者にとって、昔から守り神として大切にされてきた神聖な場所です。しかし、再び東日本大震災の津波によって神社は大きな被害を受けました。社殿が流されましたが、ご神体と神鏡は無傷で発見され、氏子さんや地域住民によって再建されました。

最近、被災地へ行かない若者たちが増えているなかで、東日本大震災で被災した被災地に対する関心も薄れています。気仙沼で学んだゼミ生たちの中には「東日本大震災から8年が経過しても復興は道半ばで進んでいないことを実感した」という言葉もありました。今回の活動が被災地の今の現実を知る機会になり、今後の防災学習も含めた被災地での活動に活かされると信じています。

東北福祉大学の学生のみなさん、被災地へ行こう。

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