2022/11/04 社会福祉学科
【学び】精神障がい当事者 × 東北福祉大学生 × コミュニティ ~リアルを聴く リアルと向き合う~(菅原里江ゼミ)
2022年10月17,24日,仙台スピーカーズビューロー(以下仙台SB)の皆さんをお招きし,講演会と交流会を行いました。仙台SBは,精神障がいに関する啓発を目的とした体験者のグループで,統合失調症などを体験し,治療を受けておられる当事者の方々が病気になったことで経験したことを語り,精神障がいに対する正しい知識や適切な態度の普及を目指している活動をしています。
1回目は,仙台SBメンバー2名(双極性障害,統合失調症)の方から『回復について語るときにわたしの語ること』『命,慈しんでますか?』と題して体験講話を受けました。講話では,「当事者にとって,話を聴いてもらうことは,孤立をやわらげ,回復の一歩になる。否定されない,批判されない,責められない安心した環境で聴いてもらうことで,自分自身の重荷を下ろせるようになってきた。そこからやっと一歩が踏み出せる」,「自分の心のモヤモヤを言葉にすることで安定してくる。そこで,様々な気づきがあり,自分の価値を考えるようになる」など,回復の過程で感じられていることや,人とのつながりについてお話がありました。
2回目は,仙台SBメンバー4名とゼミ生で交流会を行いました。日頃感じていること,病気と分かった時思ったこと,友人や家族との関係などを話し合いました。講演よりも更にリアルな思いを聴き,話が途切れることなく続き,熱気あふれる交流会となりました。
2回を通じて,「聴くことの意味」「障がいとは」「生活とは」をあらためて考え,ゼミ生一人ひとりがそれらに向き合う機会となりました。
1回目は,仙台SBメンバー2名(双極性障害,統合失調症)の方から『回復について語るときにわたしの語ること』『命,慈しんでますか?』と題して体験講話を受けました。講話では,「当事者にとって,話を聴いてもらうことは,孤立をやわらげ,回復の一歩になる。否定されない,批判されない,責められない安心した環境で聴いてもらうことで,自分自身の重荷を下ろせるようになってきた。そこからやっと一歩が踏み出せる」,「自分の心のモヤモヤを言葉にすることで安定してくる。そこで,様々な気づきがあり,自分の価値を考えるようになる」など,回復の過程で感じられていることや,人とのつながりについてお話がありました。
2回目は,仙台SBメンバー4名とゼミ生で交流会を行いました。日頃感じていること,病気と分かった時思ったこと,友人や家族との関係などを話し合いました。講演よりも更にリアルな思いを聴き,話が途切れることなく続き,熱気あふれる交流会となりました。
2回を通じて,「聴くことの意味」「障がいとは」「生活とは」をあらためて考え,ゼミ生一人ひとりがそれらに向き合う機会となりました。
ゼミ生の感想
- 疾患や障がいは、以前よりは打ち明けやすい社会になっていると思いますが,まだ「特別」な感じで捉えられているようにも思います。「誰にでも起きうる」「誰でも関わる」ということをみんなが理解してくれたらいいなと思いました。
- 今まで知らなかった当事者の方々の生活の状況や趣味などの話を聴いて,思っていたよりも身近に感じ,自分がバリアをはっていたのかなと思った。とても愛情深く,温かい方々だなと感じた。
- 自分自身について語ることが回復に繋がるから,人の話を聞いて共感することが大切なのだと感じました。また私自身も結構頑固で色々一人でやり遂げようとしてしまうので,誰かの力を借りてもよいのだと改めて実感しました。
仙台SBメンバーの方の感想
学生たちの「知りたいまなざし」が眩しく、とても刺激的な対話の時間でした。
仙台SBの皆様,ゼミ活動にご協力いただき,ありがとうございました。