2023/08/24 社会福祉学科

清水冬樹ゼミ(リエゾンゼミⅡ)フィールドワーク:地域のこども支援の実践を知る

プレイパークの様子1
プレイパークの様子1
2年生の清水ゼミでは、卒業時に執筆する予定の卒業論文の構想を描くための基盤を作ることを目的としています。具体的には、フィールドワークや調査の作法を学ぶために、近隣のこども支援の現場へ生き、こどもや支援者に直接お話を伺い、それをまとめて報告書としてまとめていきます。

当初はこうした目的の元ゼミを展開してきたのですが、本学の近隣地域である貝ヶ森地区において、この春、担当教員がプレーパーク(冒険遊び場)を開催したいという有志の方とつながることができました。

プレーパーク(冒険遊び場)とは、特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会によると、「すべての子どもが自由に遊ぶことを保障する場所であり、子どもは遊ぶことで自ら育つという認識のもと、子どもと地域と共につくり続けていく、屋外の遊び場である。」とされています。統計的にもこどもたちが外で遊ぶ時間がだんだんと少なくなっていることが確認されていますが、放課後やお休みの日の自由に使える時間をこどもたちに返していきたい、という思いから1970年代に市民活動の一つとして取り組まれるようになりました。

2年生のゼミは、子ども支援の現場に足を運びながら、フィールドワークの作法を学ぶことを目的としていたことから、貝ヶ森地区のプレーパークの立ち上げはまたとないチャンスと考え、夏季休暇中である8月16日にゼミとして参加をしてきました。

ゼミ生自身、プレーパークで遊んだことはないし、プレーパークそれ自体のイメージも十分持てない中ではありましたが、遊びに来ていたこどもたちにゼミ生がたくさん遊んでもらい、プレーパークの面白さや魅力をいろんな形で受け取ることができたのではないかと思います。

最後の振り返りで、ゼミ生から「子どもの居場所ができる瞬間が見れた」という趣旨の発言がありました。本当に参加できてよかったと思います。
プレイパークの様子2
プレイパークの様子2
プレイパークの様子3
プレイパークの様子3