2024/11/18 福祉行政学科

年金対話集会を実施しました/阿部裕二教授「社会保険論」

 福祉行政学科の阿部裕二教授が担当する「社会保険論」(117日)では、昨年度に引き続き厚生労働省年金局の職員の方々をお招きし、「学生との年金対話集会」を開催しました。この対話集会は、厚生労働省年金局が大学を対象に行っている事業です

 授業の前半は、厚生労働省年金局より、「わたしの年金とみんなの年金」をメインテーマとして、公的年金制度の概要、年金財源の調達方法などについて、クイズや動画も盛り込みながら、受講生が主体的に考えることができるように工夫して講義が進みました。
 また、年金額の決定においてマクロ経済スライドと言われる自動調整メカニズムの仕組みがあること、公的年金は、人口動態、経済の状況、労働市場の状況に大きく影響を受けるなど、「わたしの年金」という視点で考えると、どうしても予測できないリスクがあるが、「みんなの年金」という視点で考えるとどうかという問題提起も含まれていました。

 授業の後半は、2つのグループに分かれて、全体講義を踏まえたグループディスカッションを実施しました。グループディスカッションには東北厚生局の職員の方々にも参加していただきました。この対話集会に参加した受講生は、年金制度を考える機会となったと思います。


 このような貴重な機会をいただき、厚生労働省年金局の皆様及び東北厚生局の皆様に感謝いたします。


 ※厚生労働省「学生との年金対話集会について(紹介?募集)」
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000143356_00005.html