阿部 裕二ゼミ(社会保障/生活困窮者支援)

研究内容

これまで社会政策、とりわけその最も近代的な高度発展形態である社会保障を専攻し、その基礎的理論研究をすすめながら、特に一般国民の生活問題に視点をおき、所得保障を核として理論研究および実証的研究を深めてきました。現在は、少子高齢社会、財政危機、ボーダレス社会という現実を踏まえて、重層的な社会保障体制の構築を通じて、実践的視点から生活困窮者支援のあり方について取り組んでいます。

ゼミの特色

リエゾンゼミは、教員から枠組みは提示されますが、内容は参加学生が作り上げていくものであると考えています。その意味では学生の積極的な姿勢が求められています。
本ゼミの特色は、以下の3点です。

① 2年次と3年次ゼミは、12月に実施する在仙3大学(本学、東北学院大学、仙台白百合女子大学)の合同ゼミ(発表?討論会)への参加(グループ学習)。これは、2年生と3年生が個別に共通テーマを設定し、まとめ上げて発表?討論会へ臨みます。

② 1年間の集大成として個人ごとの小論文の作成(個人学習)。個人で興味のあるテーマを選択し、調べ学年ごとに指定している字数以上の諸論文をまとめ上げます。その成果は年度末に「阿部ゼミ論文集」として集約します。なお、4年生においては、就職活動に集中するとともに、これまでのゼミ活動の集約として個人研究およびグループ研究による論文を作成します。

③ 年間を通じた宮城県が推進する障がい者福祉施策への参画(社会活動)。障がいをもった方々と交流するとともに、宮城県の重点施策である障がい者福祉施策の推進に参画することにより、ニーズを体感し行政施策の実際に触れます。

④ コロナがある程度収まった場合には、再びゼミの懇親会も行う予定です。

ゼミ生の声

●自由度が高く、グループワークや質疑応答を多く取り入れていて多くの学びができます。

●強制ではなく皆でテーマを選び、合同ゼミに参加することにより、主体的に取り組むことができるゼミです。

●個別に先輩の就活の状況を聞く機会もあり、ざっくばらんに疑問をぶつけることもできます。

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