2025/01/21 福祉心理学科

【学び】心理学を『伝える力』を育む / 心理実践活動論

1月20日 発表の様子
福祉心理学科の1年生を対象に開講される心理実践活動論(担当:吉田綾乃、清水めぐみ)では、卒業生や外部講師による講話に加えて、グループディスカッションなどのアクティブラーニングを積極的に取り入れた授業を展開しています。

2025年1月の授業では、実践現場で求められる多職種連携の観点を踏まえ、「心理学を専門としない人々に心理学的知見を伝える力を養う」ことを目的とし、15グループに分かれて活動を行いました。

日本心理学会が刊行している『心理学ワールド』の記事を題材とし、研究内容を分かりやすく紹介するプレゼンテーションの準備や、研究内容に対する意見をまとめるディスカッションを行いました。その成果が1月20日と27日の授業で発表されました。

学生の声

『グループ発表に参加して、様々な分野の心理学に触れ、さらに視野を広げることができたと感じました。動物と人間の娯楽についての発表や、心理学への偏見による犯罪捜査への影響の発表など興味深い発表が多く、自分のボキャブラリーにはなかった分野への関心が高まりました。』

『「神経美学」や「動物の愛情問題」などは初めて詳しく知る分野で、心理学の幅広さや多様な面を知ることができた。また、「条件づけ」や「犯罪における心理学」は前半の講義で(外部講師の方に)お話しいただいた内容と関連しており、復習になった。また、より詳しい部分も知ることが出来た。』

『他のグループの発表を聞き、心理学は汎用性のある学問であり、自分が感じているよりももっと様々な活用の仕方があることを学ぶことができました。』

『他のグループの発表内容から、科学的な根拠に基づいた研究と調査が365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@であると考えた。概念的で曖昧な論を鵜呑みすることは、危険な行為であるため回避したい姿勢である。科学的な進歩があるからこそ、技術を活用し、日常で抱く心理について精査することが求められると感じた。』

※感想は抜粋です


授業を通して、学科の教育目標である『心理実践力』を構成する「対人調整力」、「コミュニケーション力」、「人間理解力」、「問題発見?解決力」、「情報発信力」の基礎を身に付けることができたようです。また、他グループの発表を聞くことで、効果的なプレゼンテーションの方法について学ぶとともに、心理学研究の多様性や心理学的知見の応用可能性を実感したと報告する学生が多くみられました。