2025/12/11 福祉心理学科

【学び】ウェルビーイングを実現する企業の社会貢献活動を学ぶ — ソフトバンク株式会社CSR本部?細谷様による特別講義 / リエゾンゼミⅠ

福祉心理学科では、心理学の学びを基盤として、個人と社会のウェルビーイング向上に貢献できる「心理実践力」を育成することを目標としています。

リエゾンゼミⅠ?41組(担当:吉田?鎌田)では、この「心理実践力」の基礎を養うため、企業の社会貢献(CSR)について学び、未来のウェルビーイングを実現する多様なアプローチへの理解を深めるプロジェクトに取り組んでいます。

その一環として、12月10日にはソフトバンク株式会社 CSR本部 北海道?東北地域CSR部の細谷様をお招きし、「企業の力で地域社会をより良くする ソフトバンクのCSR活動」をテーマにご講演いただきました。

ICTによる社会課題解決をめざすソフトバンクのCSR

ソフトバンクは「情報革命で人々を幸せに」という創業当初からのビジョンのもと、ICTを活用した社会課題の解決を進めています。

講義では、「災害対策?復興支援 / 多様な社会への対応 / 次世代育成 / 情報化社会の推進 / 環境?資源対策」という5つの重点領域の活動例が紹介されました。地域密着型で取り組む約60名のCSR専門社員が、自治体や大学と連携しながら課題解決に挑んでいる点が印象的でした。

具体的な取り組みとして、
?障がい児教育支援「魔法のプロジェクト」
?認知症徘徊者向け捜索支援「オレンジセーフティネット」
?高齢者の見守りサービス「みまもり+-24」
など、人々の生活に寄り添う実践が紹介されました。


“三方良し”に支えられたCSRの取り組み

学生からの「復興支援の難しさ」「企業として社会貢献を行う意義」などの質問にも、細谷様は丁寧に回答してくださいました。そのなかで、「社会良し?会社良し?自分良し」という“三方良し”の考え方を重視していることが語られました。CSR活動が、企業の成長だけでなく、人々や地域社会のウェルビーイング向上にも深く関わることが実感できる時間となりました。

「未来のCSR」を考えるディスカッション

講義の最後には、「あなたが企業のCSR担当なら、どんな活動を企画するか?」をテーマにグループディスカッションを実施。

学生たちは、地域のウェルビーイング向上につながる多様な企画を発表し、社会貢献を自分ごととして捉える貴重な学びとなりました。

心理学の学びをウェルビーイング社会の実現へ

今回の講義を通して、学生たちは企業や行政、大学など様々な機関が連携して未来のウェルビーイングを描く視点や、社会貢献を支える「信頼関係」「人とのつながり」といった心理的要因の365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@性を学ぶことができました。

福祉心理学科では、今後も人と社会のウェルビーイング実現に寄与する「心理実践力」の育成に向け、さまざまな学びの機会を設けます。