2021/01/27 福祉心理学科

【学び】最終回にオンライン発表会を実施 / 心理実践活動論

1年生を対象とした『心理実践活動論』の授業では、「福祉」、「医療?保健」、「司法?法務?警察」、「産業?労働」の各領域から、第一線で活躍しておられる方々を外部講師としてお招きし、仕事の具体的内容、やりがいや魅力、学生時代の過ごし方などについてお話いただいています。また、外部講師による講義の翌週に、学科教員のもとで講義内容を踏まえたグループ?ディスカッションや振り返りを行っています。

2020年度は、6名の外部講師をお招きし、Google meetを活用したオンライン授業を行いました。1月以降の授業では、『“心理学”を伝える力を鍛える』ことを主な目的として、12グループに分かれ、心理学の学術記事を読み、それらをパワーポイントの資料にまとめ、発表するグループワークに挑戦しました。そして、1月25日にオンライン発表会に臨みました。

学生の声

発表について

『どのグループも興味を引く発表の仕方で、的確にポイントを捉え分かりやすくまとめており、学びの多い有意義な時間でした。特に自分自身と密接に関係のあるテーマや、現在のコロナ禍の問題と関わるテーマもあり非常に興味深かったです。中でも、表情同調や顔の左右差など表情テーマに取り上げていたグループが複数ありました。コロナ禍で人と会う機会が減った今、実際に対面して、視線を合わせ相手の表情を見ながらコミュニケーションをとることの365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@性を改めて感じました。文面や声、画面越しでは伝わらない心の機微があると思いました。』

『他のグループの発表を通して、同じ記事を選んでもパワーポイントのまとめ方や、必要だ、伝えたいと思ったことが違うと伝わり方が変わることが分かりました。また、同じ内容の文章を読んだとしても、読む人の着目点や価値観によって感じ方や考えることが変化することを学びました。このことから、これから自分の考えを発表するときや、グループディスカッションに参加するときは、自分の伝えたいことが全ての聞く人に伝わる話し方ができているかを考え、他の人の意見や考え方も受け入れながら学ぶ点があると意識したいと思いました。』

『グループ発表を聞き、どのグループも記事の専門的知識を噛み砕いて分かりやすく説明ができていたと思います。初めて聞く内容がほとんどでしたが、聞いている人の関心を持たせる工夫がなされていて、興味がそそられた発表も多くありました。心理学的な記事を伝えることの難しさを感じたのと同時に、理解して終わりではなく、記事から新たな課題を見つけたり、客観的な視点から考えることが大切だと思いました。』

授業について

本間先生による講話の様子
『講話を通して心理実践の実際について学び、グループワークでは現場で起きている問題を心理学の理論と関連付けてディスカッションをすることで、主体的な学びができたと思います。また、ディスカッションする際に自分の考えに囚われるのではなく、周りの意見を聞きながら自分の考えを深めていく対話的な学びが365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@だと感じたので、今後の講義にも繋げていきたいと思いました。』

『心理実践活動論の授業では、実際に学校現場や色々な仕事に携わっている先生方の話を直接聞くことができ、将来のためにとても役に立ったと感じています。自分が思っていたよりも多く、様々なところで心理学が利用されていることが分かり、人とのかかわり方を考え直すきっかけになりました。なぜ、このような行動をするのか、なぜ、こんな対応になるのかなど、今まで知ることのない「なぜ」を、心理学を踏まえて知ることができました。定期的にグループディスカッションを行うことで自分の考えを共有して、自分では考えられない意見も知ることができとても貴重な経験になりました。』

『これまで実践に活用できないだろうと考えていた職業でも、心理学の考え方が365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@になってくることがわかり、新たな発見ができたとともに、心理実践活動の幅広さをより実感することができる貴重な時間となりました。今後は、今学んでいることやこれから学んでいくことなど、自分の中にある知識がもつ可能性を考え、自ら制限せずにどんな場面においても活用できるのではないかと常に考えて行動していきたいと思います。また、大学での学びがすべてだとは考えず、生涯学び続ける姿勢でいたいと考えました。』

『心理学の強みの中でも、心理学は知識だけでなく、その学ぶ姿勢も社会に役立つものだと知り、研究の一つ一つの過程が学びであるということを深く感じました。また、心理学に興味があった自分でも気づいていなかった新たな魅力?可能性に出会って、心理学が学べている現状に責任を感じ、身が引き締まりました。今後、心理学は「人」だからこそ使える学問として重視される可能性から、激しくなっていく社会の変化にも対応できるような知識?応用力をつけられるよう、残りの大学生活を大切に過ごしていきたいと思います。』

※感想は抜粋です。

今年度の外部講師の先生方

スクールカウンセラー / 養護教諭 / 公認心理師 / 臨床心理士 本間先生
仙台少年鑑別所 法務技官 / 地域非行防止調整官 内山先生、今野先生
宮城県警察科学捜査研究所 心理係 小林先生
宮城県立精神医療センター 公認心理師 / 臨床心理士 槙先生
(株)マクロミル マーケティングリサーチ / 人事部 色摩先生
 

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