山口 奈緒美ゼミ(社会心理学)

対人葛藤/葛藤解決について関心を持ち、葛藤をいかに建設的に解決していくかについて「寛容」の観点から研究を行っています。

研究内容

社会心理学を専門とし、特に対人葛藤 / 葛藤解決と呼ばれる領域に関心を持っています。人と人、人と集団、集団と集団、国と国など、さまざまレベルにおいて生じる葛藤(対立)をいかに建設的に解決していくかについて「寛容」という観点から研究を行っています。


ゼミの特色

山口ゼミでは「答えを知る」ではなく、「答えを正しく探る」ことを意識したゼミ活動を行っています。

大学以降の学びでは、知りたいことに対して、常に答えが用意されているわけではありません。ゼミでは、これまで誰も研究に取り組んでいない疑問について研究を行う場合もあります。そのため、自身の問いに対して、自ら検証し、答えを導き出すために必要なスキルを段階的に身に付けて行きます。

具体的には、みなさんが日常的に経験する対人的、社会的な「なぜ?」「どうして?」を心理学の言葉を用いて説明する練習から始めます。そして、自分が抱いた疑問について、心理学の世界ではどのように考えられてきたのかを理解し、やがてその疑問に心理学的観点から答えることができるように、段階を踏んで学んでいきます。

ゼミ生の声

2年生

「社会心理学の領域の論文の中からひとつを選び講読し、その内容をスライドにまとめて発表します。先生が、わかりやすい例を用いて詳しい解説を行ってくださるので、社会心理学に対する理解を深めることができます」

「山口ゼミは学生同士とコミュニケーションを取りながら進めているので、楽しいゼミだと思います。真面目に取り組むときと談笑するときのメリハリがしっかりしているので、個人的に毎週の授業がとても楽しみになっています」

「論文をまとめて発表するときに、専門用語などを分かりやすく解説していただけるので、最初は難しいと感じていた論文も徐々に理解出来るようになりました」
 

3年生

「心理学的な手法を用いて、身近な疑問を解き明かすことの楽しさが体験できるゼミだと思います。 また、心理学の研究論文について、ゼミ生と深く語り合い、人間の心の仕組みの真相にアプローチしていくことができ、とても有意義な学びができます」

「3年生の前期は、社会心理学分野の論文を読み込み、個人でパワーポイントにまとめて発表します。論文を読むことは苦手でしたが、回を重ねるごとに身近に感じるようになりました。分析の解説や論文の見方、読み方も学ぶことが出来ます。後期は自分の興味のある分野で質問紙を制作し、分析を行い、レポートを制作します。その際の注意点や工夫点を、それぞれ教えてくださいます。行き詰まった時には相談することの出来る雰囲気は、制作する上で非常に助かりました。山口ゼミは非常にアットホームで明るい先生も魅力です。論文に触れたい、分析に触れたい、明るく楽しく学びたい感じている人にはとてもお勧めできるゼミだと思います」

「興味のある分野についての論文を読んだり、自分が調べてみたい分野について調査ができたりするので、とても楽しいです。他の人の発表を通して、新たな分野への興味を見つけることもできます」
 

4年生

「自由度が高いゼミのため、自分の学びたい研究を重点的にすることが出来ます。山口先生は学生一人一人としっかり向き合って下さり、助言等もして下さるので学びたいことが明確に決まっている人にはとてもいい環境だと思います」

「自分の好きなことを研究できるのでとても楽しいです。研究は難しいですが、先生は一人ひとりに丁寧に指導してくださるので、安心して進めることができます。大変な分、とても思い出に残る経験ができます」

 

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