本学では教育学科、社会福祉学科、両方の学科で保育士資格取得が可能です。

教育学科初等教育専攻幼保コースおよび社会福祉学科保育士課程の3年生が5月9日（木）に本学の関連法人である福聚幼稚園へ午前中33名、午後38名に分かれて見学に行きました。3～4人のグループごとに活動内容を考え、立案した指導案に則って模擬保育を行う「保育実践演習」（保育ゼミ）の一環です。この日は、グループで設定した活動が子どもの興味、関心、発達など、実態に合っているのかを把握するために、対象となる年齢の子どもを中心に観察しました。学生たちは子どもと一緒にさまざまな遊びを楽しんだり、各クラスに入って保育の様子をじっくりと見学したりすることを通して数多くの学びや気付きが得られたようでした。

 3年生にとっては、8～9月に行われる保育所実習に向けての大切な準備の機会でもあります。今後は、今回の幼稚園見学で学んだことをいかし、グループごとに計画、実践（模擬保育）を行い、その様子を撮影した動画も含めた発表資料を作成します。その成果は、8月2日（金）の「保育実践演習前期報告会」にて、幼保コースの2～3年生全員で共有します。実りのある報告会になるよう、グループで協力しながら取り組んでほしいと思います。

【学生の感想】
◆５歳児クラスの見学をして、折り紙を何回も折り重ねて箱の形を作ったり、セロハンテープを自分で丸い形にしたりなど手先がとても器用であることが分かりました。そのため、遊びの計画案を考えるときに子ども自身で行う活動をもっと増やすべきだと感じました。また、友達同士の関わりが多く見られたため、製作活動では完成した作品を見せ合う時間を作りたいと思いました。

◆３歳児さんを見学したのですが、朝の会で、名前を呼ばれたときに元気よく返事をしていたり、何月何日何曜日かを答えていたり、先生のお話を静かに聞くことができていて、入園して１か月ほどしかたっていないのにもかかわらず、できることがたくさんあり驚きました。

◆見学のみならず私たちの模擬保育のお試し時間も作ってくださり充実した時間となりました。先生方が説明を行う際に、写真を使用したり、靴を脱ぐ動作をやって見せたりなど工夫が見られ分かりやすく勉強になりました。今回の学びを模擬保育の計画、実践に繋げていきたいと思います。