2024/07/17 教育学科

【教育学科】東口キャンパスで「第26回 三浦ゼミ教師塾」を実施

6月29日東口キャンパスで「三浦ゼミオンライン教師塾」を対面とオンラインのハイブリット形式で実施し、卒業生(院生含む)7名と在校生7名計14名が参加しました。対面参加12名、オンライン参加2名でした。

 「オンライン教師塾」は、ゼミ卒業生との交流や教育支援を目的にコロナ禍の最中だった2022年5月から開始されました。今回は感染症も落ち着いてきたため、東口キャンパスの演習室を会場に対面の会を開催しました。普段のオンラインでは5~6名と少人数の参加ですが、一度も中止することなく継続してきました。今回も含めて参加者は、延べ158名となりました。
これまでの主な話題は、「年度初めの学級経営」「教科指導に活かす授業技術」「専門家による音読指導」「通常の学級における発達障がいのある子への対応」「SDGs実践」「保護者対応」などです。卒業生の希望に添いながら、幅広い内容で実施してきました。2023年4月からは在学生の参加も促し、学部在学時から教育現場へのスムーズな移行を支援してきました。

現在、教育現場の環境は厳しいことが指摘されています。この日のテーマは、「集まれ!東口 教育の「今」を語ろう!」でした。はじめに、小学校教員として働く卒業生が口火を切りました。「もちろん仕事の大変さはあるが、一方でやりがいを感じることも多い」「難しいことも多いが、自分がこの仕事を楽しいと思って笑顔でいることが大切だと思う」などの発表がありました。次に、在校生から、「採用試験を控え、来年4月から現場に入ることを考えると不安が大きい、先輩たちは今の時期どうしていたのか?」「学生時代の学びで役に立っていることは?」「(実習で)子供たちに対しての話し方がうまくなるにはどうしたらよいか?」「採用試験はいつ頃からどのように行ったのか?」などの質問が出されました。先輩たちは、自分の経験に照らし合わせて後輩の質問に答えていました。
教育現場の環境が難しい今だからこそ、ともに語り合い、学び合うことの大切さを実感する機会になりました。次回、秋頃に対面の会を開催予定です。

【参加者の感想(抜粋)】

〇学生たちの話から、教師の仕事への憧れと同時に、不安でいっぱいの頃の自分を思い出しました。まだまだ浅いですが、自分の経験が学生たちの励みになっていれば嬉しいです。自分もまだまだ悩む面、未熟な面がたくさんあるので、初心を忘れず学び続けていきたいと思います。(教職4年目)

〇毎月この「教師塾」をとても楽しみにしています。先輩方の経験をお聞きして、「その時はこういうふうに対応したらいいのか」と学ぶことができました。また、保護者対応など最初からうまくできたわけではなく、少しずつ慣れてきてできるようになったと聞き、慌てずに少しずつスキルを身につけていくことが、初任者は大切だと感じました。(教職1年目)

〇現場の状況を先輩方から数多く聞くことができ、来年からの教員生活に身が引き締まる思いです。特に、保護者との関わりにおいては、伝えるべきことを伝えた上で最後に必ず児童の良いところも話すことで、信頼関係を築けるというお話がとても勉強になりました。先輩方のように仲間を大切に笑顔で教員生活を送れるように頑張りたいと思います。(4年生)

〇大学の講義とは異なる学びを得る、充実した2時間を過ごすことができました。児童とのかかわり方や保護者対応など、学校内での大変な側面だけでなく、先輩方が工夫されている関係づくりも聞くことができ、非常に有益な時間となりました。秋の実習に向けて準備を進めると同時に、先輩方からの助言を実践していきたいと考えています。(3年生)
教師塾を終えて

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