本学の教育学科幼保コースおよび社会福祉学科保育士課程では将来の保育者を目指し勉学に励む学生に、授業内でOST（オープンスペーステクノロジー）を実施し、自らの課題解決に結びつくプロジェクト活動発足を促しています。そうした中で生まれたプロジェクトのうち、この〈TFU kidsプロジェクト〉は「ワクワクドキドキ体験を多くの子どもたちに！」をテーマにイベントや遊びを子どもたちに提供するものとして立ち上げられました。これまでは大学の関連施設である福聚幼稚園に、学生が立案した遊びを月1回のペースで提供させてもらいました。子どもにとっては、大学生による活動が普段の園の先生方とは一味違う遊びの環境を体験するメリットが得られることになり、学生にとっては、園の先生から助言を得ながら普段の学習を生かした準備をし、実施後には振り返りを行うなどより実践的な学びを得る機会となります。

今回はこれまでの数回の経験をもとに、学生のホームである大学に親子を招待する念願の体験型のイベントが各所の協力により実現し、学生時代にしかできない大きな充実感を得ることができました。

 〈学生の感想〉

◆企画提案、準備、チラシを作成して集客をすることなど全て学生主体で行ってきました。ゼロから企画を考えて実施していくことに難しさや不安はとても大きかったですが、子どもたちや保護者の方の笑顔がたくさん見られてやりがいをとても感じました。私たちのコンセプトでもある「ワクワクする体験」を参加者の方に感じていただけたのではないかと思います。今回を機に、また次もこういったイベントができたら嬉しいです。

◆絵本の国をテーマにしようと案が上がった時のワクワクをそのまま子どもたちにも伝えたいという気持ちで準備を進めていました。就活やテストが重なり全員が集まって準備ができた回数は少なかったですが各々が、やるならいいものを！という気持ちでギリギリまで試行錯誤しながら準備をしていたので学生もワクワクしながらイベントを行えたと思っています。