2025/05/29 教育学科
【教育学科】教員インタビュー 河合規仁教授(初等教育専攻幼保コース担当)
河合規仁教授へのインタビューです。保育の魅力や保育者に必要な資質、保育者を志す高校生の皆さんへのメッセージを話してもらいました。保育の仕事に少しでも興味のある方はぜひご覧ください。
大学教員になる前、子ども造形教室の講師として子どもとかかわっていました。子どもたちはモノにふれ、描いたり作ったりすることに嬉々として没頭します。でも中には美術、表現することに対して苦手意識を持つ子どもが一定数いました。私は特につまづきはなく、表現活動を楽しみ、美術大学に進み、いまでも創作活動を続けています。この楽しみを享受したいと思い、子どもたちと接していました。恩師からのすすめもあり、目の前の子どもに対しても大切ですが、保育士?幼稚園教諭の養成に携わることでより多くの子どもに造形の楽しさを伝えることができるのではないかと思い、保育者養成校の教員を志しました。
②保育の魅力は何だと思いますか?
目の前できらめく命の輝きを見ることができることだと思います。可能性の塊のような子どもが成長する「今」にかかわることができる魅力的な仕事だと思います。子どもの育ちを支援しながらも、新たな視点や感覚、学びを子どもからプレゼントされ、自分自身も成長できることが保育の現場では多くあり、魅力であると思います。
③保育者に必要な資質とはどのようなものと考えていますか?
子どものそばにいる大人のあり方が子どもの育ちに大きな影響を与えることから大切な資質の一つとして「センス?オブ?ワンダー(神秘さや不思議さに目を見はる感性)」があるのではないかと思います。固定概念、狭い価値観にとらわれず、子どもの感性に共感できることが365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@だと思います。
④保育者を志す高校生の皆さんへメッセージをお願いします。
自分を知ること、自分が好むもの、苦手なものは何か、それはなぜかを知ることからはじめるといいと思います。そして、人生は選択の連続です。何を選択してもその後にはそれぞれの未来が待ち受けています。選択はよりよい未来を手にするためのチャンスです。自問自答し、常に「選択すること」を意識するといいと思います。また、自分を育てることだと思います。いろいろな体験や没頭する経験により自分を成長させることができ、人間味が増します。この「人間味」が人を育てる仕事において大切だと思います。本学で仲間と出会い、保育について学び、ゆくゆくは保育現場で子どもの豊かな育ちにかかわり、共に未来を創っていきましょう。


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